軸用C形止め輪の溝寸法について
- 真鍮製品に抜け防止用の軸用C形止め輪を取り付けるための設計検討をしています。
- JIS B 2804を確認すると、軸径がφ9の場合、止め輪を取り付ける溝径はφ8.6と規定されています。
- しかし、この場合、止め輪と製品との接触幅が片側0.2mmしかなく、少し心許なさを感じています。溝径を変えずに片側0.5mmにしたい場合、軸径をφ9.6にすることは問題ないのでしょうか?
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軸用C形止め輪の溝寸法について
真鍮製品に抜け防止用の軸用C形止め輪を取り付ける為の 設計検討をしております。 JIS B 2804を確認すると、適用する軸径がφ9の時、 止め輪を取り付ける溝径はφ8.6と規定されているのですが、 この場合、止め輪と製品との接触幅が片側0.2mmしか無い為、 少々、心許無い気がします。 そこで、片側0.5mmにしたい為、 溝径はφ8.6のままにし、軸径をφ9.6としたいのですが、 何か問題は無いでしょうか? 知見をお持ち方がおられましたら、 ご教示頂けますと助かります。 宜しくお願い致します。
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C形止め輪は軸用と穴用共に、スラスト方向からセットします。 そして、弾性域を利用して、軸用は拡げ/穴用は縮めてセットします。 因って、貴殿の使用法は、 通常使用方;φ9mmまで軸用C形止め輪の内径部分を拡げてセットする ↓ 特殊使用方;φ9.6mmまで軸用C形止め輪の内径部分を拡げてセットする に変わります。 すると、軸にセットする時、通常より0.6mm多く拡げる事になり、弾性域を 超えて拡げる危険性があり、元に戻らなくなる恐れがあります。 せっかく、接触幅を大きくしたい意図で考慮したのに、実際はあまり効果 がない結果となる恐れがあります。 この場合は、Eリングを使用すると問題が解決します。 Eリングは、ラジアル方向からセットするので、軸径がφ9.6mmでもφ12mm でも問題はありません。 又は、軸用C形止め輪へ力が加わる構造の場合は使用を止め、カラーとねじ でセットする構造変更をするべきです。
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材質(真鍮)と構造(C形止め輪)の組合せに疑問があります このような場合には寸法で解決するのではなく 構造で解決すべきと考えられます 但し、振動が少なく、加わる力が小さいなら JISにしたがって設計すればいかがでしょうか?
お礼
回答有難うございます。 材質、構造共、制約がある為、 他方法を検討する時間が取れないのが現状です。 基本的には抜け止めですので、 Eリングにて検討を行います。
スラスト荷重が大きいのであればC止めは厳しいかと。 セットカラーやファインUナットなんかで固定しますかね。 そもそも片側9.6の段付きにするなら止め輪要らないような・・。
お礼
セットカラーやファインUナットで固定するスペースが無いため、 止め輪を検討しております。 又、片側9.6の段付きではありません。
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