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主軸逆転時に発生する内径加工のビビリを解決する方法
- NC旋盤で内径加工を行う際に、主軸逆転時にビビリが発生する問題があります。バイトの型番や取付け関係は同じであり、プログラムもほぼ同じですが、主軸の回転方向によってビビリの有無が変わることがあります。
- この問題の原因は刃先の芯が出ていないことが考えられます。主軸逆転時にバイトが切削に引っ掛かることで振動が発生し、ビビリが生じる可能性があります。
- 解決するためには、バイトの刃先の芯を適切に出す必要があります。設定や調整が適切であることを確認し、刃先の芯が適切な位置にあるか確認することが重要です。また、加工条件や刃先の状態も影響する可能性がありますので、適切に設定することも大切です。
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どなたも機械の種類に付いては問われていないが 質問の内容からは機械はアリ溝の摺動面と想像する。 それも、フラットベットタイプか? アリ溝の場合、加工時の切削抵抗で刃物台が押え付けられる様にバイトを取り付ける。 当然、浮き上がり方向でも ある程度は大丈夫だが剛性的には明らかに低下する。 角スライド・LMガイド などでも やはり剛性面では不利です。 もし私の想像と機械が違うなら その機械での現状の加工は 適度な柔構造でバランスが取れていると想像します。 それと、全く同じ加工なら左・右の勝手違いを使う必要は無いはず。 何か、理由が有るのだろうが 少しでも条件が違えばビビる事はあります。
バイト型式が同じで、突出し長さも同じでも 回答(1)で言われているようにクランプ状態が異なると 切削力のかかる方向により、びびり状態は異なります。 切削力方向にボルトで押さえると突出し長さがボルト位置分長くなり、 工具剛性が悪いと判断できます。 できれば、ボーリングバイト全体をクランプする(コレット等)方法だと 差は出にくくなります。 また、機械の適正で切削方向に安定する場合や 浮き上がるような機械もありますので、 その当りの差が生じたと思われます。 参考までに
お礼
ありがとうございます。 機械の構造によるところもあるのですね。 いろいろ試してみます。
機械の問題なのかな?という疑問がありますよね。 簡単なテストです。 逆転で、逆転用(左勝手)バイトで 同じ条件で、外径を削って、 ビビリが出ないようなら、何か確認が抜けてますね。(逆転+内径だけビビル) ビビリが出るようなら機械系ですね。(逆転でビビル) だけど、機械をイジル場合ではないですから、 切削条件を変えるなり、突き出し量を減らすなどが必要と思います。 機械のつくりによって、程度問題ですが、 主軸の駆動用のテンションが変わりますので、微少ですが、主軸精度(たわみ、角度)が変わります。
お礼
ありがとうございます。 テストやってみます。
工具の径と突き出しの関係はどうでしょうか? 工具突き出しが長いのであれば、超硬や防振タイプのボーリングバーを使用してみても良いかもしれません。防振タイプであれば振動を吸収し、ビビリづらくなるとは思われます。但し、防振ボーリングバーもメーカーごとで性能が違いますので、よく吟味なさるのが宜しいかと思います。(防振工具は高いので) 逆転の際のみビビルのだから、機械的な問題なのかな?正回転と逆回転で機械の振動の具合は変わりますか?
お礼
ありがとうございます。 あまり一般的でない寸法のバーなので防振バーや超硬バーが無く 苦労しています。取り付けや切削条件でなんとかしてみます。
こんばんは >主軸の回転方向によって条件が変わることがあるのでしょうか。 あると思います。 主軸のベアリングの締りが緩い場合、主軸(ワーク)が持ち上がるように 切削抵抗がかかると、ビビリ易くなると言われます。
お礼
ありがとうございます。
右勝手バイトはバイトの上面(スクイ面側)から締め付けているのに、 左勝手バイトはバイトの下面(スクイ面の裏側)から締め付けているという事はありませんか? シャンクと取り付け穴との間にはクリアランスがありますので、 ねじでバイトを取り付ける場合、締め付け方向に注意しないと 端面からボルト穴までの距離分、実質的な突き出しが変わる事になります. 主軸回転方向以外プログラムが全く同じだとすると、 機械のX方向が同じなら、右勝手と左勝手とでバイト上面が上下逆になります. 例えば、右勝手を機械の下方向から締め付けているとすれば、 左勝手は機械の上方向から締め付けないと セッティングは同じ条件にはなりません. クシバの場合とくに顕著な様ですが、スクイ面の向きの違いは、 刃物台を押し付けるか持ち上げるかという差異を生む事にもなります. タレットタイプの場合には、タレットの重量で殆ど殺されますが、 クシバは刃物台にタレットほどの重量がありません. また、立旋盤・倒立旋盤以外では、 スクイ面が下向きならバイトのたわみ量は「重力-切削力」ですが、 スクイ面が上向きでは「重力+切削力」となります. これはどちらの方がビビリ易いというものではないですが、 条件が同一ではないという事にはなります. ある程度の突き出しがあると、この違いが無視できなくなると思います. 本来的には、スクイ面の向きを揃えて、 X軸の正負反転で対応するのが正攻法なのかも知れません.
お礼
早速のご返答ありがとうございます。 締め付け方向はどちらもバイト上面(すくい面側)からでそろえています。 押してだめなら・・・と思い下面から締めてみたこともありますが 駄目でした。 もう少しいろいろやってみます。
お礼
機械は角スライドのスラントベッドです。 刃物台の浮き上りですか・・ バリの問題で逆転で削ったほうがバリ抑制できる形状なので 試していたのですが。どうしてもだめなら正転でも可なので やってみます。