SUS304の鋭敏化と酸洗処理の違いについて

このQ&Aのポイント
  • SUS304材でシャフト製作を行った際に酸洗処理を行いましたが、シャフト部とフランジ部で酸洗後の状態に違いが生じました。そして、シャフト部が肌荒れを起こしてしまいました。なぜ、このような違いが生じたのでしょうか?
  • 焼鈍処理を行ったことにより、SUS304材の鋭敏化が起こった可能性が考えられます。もし鋭敏化が原因であれば、正しい処理手順を踏むことで肌荒れを防ぐことができたのでしょうか?
  • 質問者はSUS304材でシャフト製作を行い、鋭敏化と酸洗処理による肌荒れの問題に悩んでいます。どなたか、適切な解決策を教えていただけないでしょうか?
回答を見る
  • 締切済み

鋭敏化?

SUS304の鋭敏化についてご教示願いたくご質問させて頂きます。SUS304材でシャフト製作を旋盤1次加工にて行ったところ加工中に曲がりが出た為、プレスにて歪矯正を行い再び旋盤1次加工を行いました。その後フランジ部分を溶接し、旋盤2次加工を行いましたが、再び曲りが出た為、加工歪を抑制する狙いで焼鈍(830℃で60分キープ後、680℃で炉冷し放冷)することにしました。焼鈍することによりシャフトの穴開け箇所が酸化してするため、酸洗処理を行いました。その後、仕上げ作業を行い、お客様に納品致しました。納品後、お客様の方で酸洗処理を行ったところ表面が肌荒れを起こしたような状態になってしまいました。本来ピカピカになるはずなのにGBB処理のようなザラザラした状態です。 しかし、ここで不思議なのが前述のようにシャフトにフランジを溶接して焼鈍と酸洗を行っているのにシャフト部だけ肌荒れを起こし、フランジ部はピカピカの状態でした。シャフト部を成分分析しましたがSUS304の規格値に入っているのです。なぜ、フランジ部とシャフト部で酸洗後の状態に違いが起こるのでしょうか?焼鈍処理したことにより鋭敏化が起こったのでしょうか?もしそれが原因なら焼鈍処理⇒2次加工⇒再固溶化熱処理⇒酸洗 の手順を踏めば肌荒れは起きなかったのでしょうか?長々と書きましたが非常に困っています。ご教示の程、何卒宜しくお願い申し上げます。 どなたかご回答を願えないでしょうか。大変悩んでいます。宜しくお願いします。 どなたかご回答を願えないでしょうか。大変悩んでいます。宜しくお願いします。

noname#230358
noname#230358

みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.1

シャフト、フランジのそれぞれの径(厚み)、炭素量が判らないのではっきりした事は申し上げられませんが、おっしゃるとおり、肌荒れは鋭敏化によるものと思われます。 シャフトが何度も曲がりを生じたことを考えると、この素材はAs Roll-矯正の状態だったのでは無いでしょうか。それでなくても径大丸鋼の場合、内部の冷却速度が確保できないので、削り出し部までの溶態化処理は難しい。)フランジは鍛造後に溶態化処理をやってあったと思います。 強度的に問題なければTP304Lをお使い頂くか、2次加工前の熱処理を溶態化処理にして頂きたかったと思います。(勿論最終熱処理を溶態化熱処理にして頂くのが理想ですが、精度が確保できないと思います。)

noname#230358
質問者

お礼

ありがとうございました。他に何か考えられることがございましたらご教示頂ければ幸いでございます。

関連するQ&A

  • 製缶品の芯合わせ

    ・内径φ1500mm・板厚9mmの円筒両端に75高さ  厚み25mmの  フランジを設定します。   ・フランジは左右(両端)にあります。 ・フランジ内径φ1500mm、円筒内径と同じです。 ・円筒とフランジ接合は印籠加工します。  フランジ側に円筒が差し込めるよう段を削り  込みます。 ・円筒とフランジ接合は溶接です。 ・円筒から直角に接するフランジ部は隅肉溶接、  印籠部の円筒とフランジ部は開先溶接します。 ・フランジおよび円筒内径を機械加工します。  ここを「機械加工面」と呼びます。  (溶接部分も含めて削る) ・溶接後のフランジの外面寸法は約1700mm です。 ・上記の機械加工はフランジと円筒を溶接した  後に行います。 ・材質はSUS304です。 ・<質問>  …両端フランジの機械加工は大きな   旋盤(?)で行うのですが   左右フランジ「機械加工面」の   「芯」を合わす加工は可能でしょうか?   またその方法を教えて下さい。 宜しくお願い致します。

  • SUS304板材の歪み取焼鈍及び加工について

    SUS304板材の歪み取焼鈍について質問です。 SUS304NO.1の薄板の表面を削っています。大きさが厚み6ミリで1100×1500の板を片面の加工で4ミリまで削ります。加工前に歪み取焼鈍していますが、熱処理の段階で大きく歪んでしまいます。熱処理屋さんと相談して厚み50ミリの鉄板2枚ではさんで焼鈍してもうまくいきません。 また、加工でも多少反りがでます。何か良い方法があれば教えてください。 よろしくお願いします。

  • sus440について

    sus440を加工するのですが、歪が心配(ちなみに、ワーク外形が、7*150*480で、板厚2mmまで削りこんだり、中を抜いたりします)なのですが、sus303,sus304などは、焼鈍して加工したりしてるのですが、sus440は、焼鈍して良いのですか?

  • 鋭敏化

    初めて投稿させて頂きます。SUS304について質問がございます。弊社は加工会社でございます。製品を加工する上で、材料メーカーに材料発注⇒材料メーカーより材料入荷(この時点で固溶化熱処理1050℃~1100℃)⇒加工開始⇒加工終了後⇒酸洗い処理 の流れでした。今回、酸洗い処理後の製品を見たところ、表面が荒れている現象が起こりました。 考えられる原因として、 ?固溶化熱処理条件の1050℃~1100℃まで熱温度が上げきらずに鋭敏化が起こる500℃~800℃での材料が入荷していたことにより、酸洗い処理後、表面が荒れた。 ?上記?の鋭敏化状態の材料において材料が曲がっていたため加工困難なため焼鈍処理してから加工を行った。 ?材料を分析したところSUS304の基準値内を満たしていることが判明 ?~?のことを考えると固溶化熱処理温度の条件に達していないものが材料入荷したのではないかと考えられるのですが、いかがでしょうか?どなたかご教示願えますでしょうか。宜しくお願いします。

  • ブラスト後のシミについて(再質問)

    sus材の製品で、シミは溶接内部からシミ出てきているようです。 シミが出たので、洗浄し除去したあとも時間がたつとまた出てきます。 溶接部に目に見えないような、ピンホール等の欠陥がありそこから出てきているのか・・・?と思うのですが・・・? 溶接組立後、機械加工を入れており、その時の切削油が入り込んでシミにつながっていると思っているのですが? GBB処理工程に、脱脂洗浄工程がありますが、その時洗浄できていないのか?内部に入っているので洗浄事態ができないのか・・・・? 教えて下さい。その画像を添付します。

  • 材料について

    SUS304のフランジシャフトで圧接したものを加工した事が有りますがSCM材、S45C材等は圧接は出来ないものでしょうか?今は削り出ししています因みに熱処理が有ります(調質、高周波)軸径35フランジ径100

  • ブラスト処理後のシミ

    sus材の製品をブラスト処理しましたが、時間の経過で溶接部よりシミが発生しました。 GBB処理工程では、脱脂洗浄工程があるので、切削油等の油分はとられていると思うのですが、やはり洗浄不足が原因なのでしょうか?

  • 45cの溶接について

    100mmくらいの45cのシャフトにフランジを溶接するんですが、溶接後の熱処理はどうすればいいんでしょうか? 調べたら300℃くらいで一時間とでてきんですが、溶接にしたことによって焼き入りますよね? 焼き戻しした方がいいんでしょうか?

  • アルゴン溶接に関して

    溶接サンプル(SUS/304/アングル酸洗品)を提示されました。溶接面が酸洗処理をしたような状態でしたが、処理はしていないとのことでした。当方では、仮付けの際アフターガスにより銀白色に為ることは承知しております。本付けの際はアセトンにて脱脂しております。溶接機は、インバータータイプです。当溶接機でYAG溶接機の様な仕上げは、期待出来るのでしょうか。又、YAG溶接機でアルゴン溶接機の様な簡便なタイプの機種はありますか。

  • シーム溶接の電極管理について

    教えてください。 シーム溶接の製品適用を検討しております。 スポット溶接やプロジェクション溶接と同様、電極のドレッシングが 必要になると思いますが、ドレッシングはどのような設備を用いて どの様に行うのでしょうか。φ100mm程度であれば旋盤に固定する事も 可能と思われますが、大きな物(φ300mm以上)はどの様に行うのでしょうか。 また、フランジ部から円盤を逃がす為、半円状にカットした電極などの場合 旋盤加工は困難かと思うのですが、どの様なやり方があるでしょうか。