オーステナイト系ステンレスの非磁性について

このQ&Aのポイント
  • オーステナイト系ステンレスの非磁性について調査しました。結晶構造とスピンの向きが磁性に影響することがわかりました。
  • オーステナイト系ステンレスは非磁性体とされていますが、具体的には反磁性体、常磁性体、反強磁性体のいずれに該当するのか気になります。
  • 具体的な種類で言えば、SUS304としてのオーステナイト系ステンレスの磁性についても知りたいです。
回答を見る
  • ベストアンサー

オーステナイト系ステンレスの非磁性について

いろいろ調べまして、 結晶構造と、“スピン”の向きが、 磁性に影響を与えるということは、 大雑把に理解したつもりです。 最後に、調べ切れなかった事を質問させていただきます。 wikipedia(2007年5月25日付け)によると、 オーステナイト系ステンレスは「非磁性体」と紹介されてますが、 実際、この「非磁性体」というのは、 「反磁性体」「常磁性体」「反強磁性体」のいずれでしょうか? オーステナイト系ステンレスで一概に括れない場合、 「SUS304」の場合で結構です。。 ご教授ください。 よろしくお願いします。

noname#230358
noname#230358
  • 金属
  • 回答数2
  • ありがとう数2

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#230359
noname#230359
回答No.2

オーステナイト系ステンレスは面心立方構造で、フェライト系では 同一方向に結合していた原子のスピンが反強磁性的に結合します。 結論は反強磁性です。

noname#230358
質問者

お礼

明確なご回答ありがとうございます。 私自身、理解を確認する為、 ご回答を反復させていただきます。 ・オーステナイト系ステンレス 原子のスピンが反強磁性的なので、反強磁性。 ・フェライト系ステンレス 原子のスピンが強磁性的なので、強磁性。 (なんかトートロジーっぽいですが、勘弁してください) 本当にありがとうございました。

その他の回答 (1)

noname#230359
noname#230359
回答No.1

磁石を近づけると反発する「反磁性体」と、もしくは何も反応しない「常磁性体」の 二つを「非磁性体」と呼ぶようです。 オーステナイト系ステンレスの他に、Alやガラス、セラミックなども 非磁性体に該当します。 ちなみに、磁石を近づけると吸引する強磁性体とフェリ磁性体を磁性体と呼ぶ んだそうです。 一応材料関係者です。磁性については専門外ですので、 保障は出来ませんが、私の知っている範囲では上述の通りです。

noname#230358
質問者

お礼

素早い回答ありがとうございます。 ということは、オーステナイト系ステンレスは、 磁石を近づけても何の反応もしないので、 「常磁性体」ということでしょうか? もしくは、 我々が磁石を近づけた時、体感できないオーダーで 反発しているのでしょうか? だとすると「反磁性体」ですね。 う~ん、どちらでしょう??

関連するQ&A

  • オーステナイト系ステンレスを窒化したときの磁性に…

    オーステナイト系ステンレスを窒化したときの磁性について オーステナイト系ステンレスを窒化すると 磁化すると聞いたことがあります。 これは本当でしょうか? オーステナイト系ステンレスを窒化すると クロム窒化物を生成するため、 マトリックス中の固溶クロム濃度は低下します。 そうするとマトリックスは相対的に ニッケル濃度の高い鉄-ニッケル合金が 出来上がります。 鉄-ニッケル合金はオーステナイト組織で 強磁性体ではありません。 残念ながらCrN、Cr2Nの磁性については調べがついていませんが、 これらが強磁性体でないと仮定した場合、 窒化クロムを析出させればさせるほど、 マトリックスは安定なオーステナイトになり 強磁性ではありえません。 ところが冒頭のような話を聞いたため、 混乱しております。 SUS316のようなγが安定なSUSを窒化して 磁石にくっつけてみたことのある方いませんか? 実際にくっつきましたか?

  • ステンレス鋼について

    素朴な疑問です。ステンレス鋼においてオーステナイト系は非磁性体でフェライト系は磁性体なのはなぜですか?結晶構造が違うのは分かりましたがそれが磁性非磁性にどう影響するのか分かりません。なにぶん素人な者ですので簡単に分かるようにしてもらえると助かります。どうぞよろしくお願いします。

  • ステンレスの磁性

    ステンレス鋼の磁性データの欄に「非磁性」「弱磁性」「常磁性」「強磁性」等がありますが、どんな特性値で分類しているでしょう?教えて下さい。 よろしくお願いします。

  • ステンレスの磁性-硬度について

    個人的に調査をしています。 オーステナイトステンレス鋼(SUS304)は冷間加工することで マルテンサイトが析出し硬度が高くなるとともに磁性を帯びると 理解しています。  そこで700℃付近で5分程度熱処理をしたところ、硬度はほとんど 変わらず、磁性が大幅に減少しました。 この現象はどういうように理解したらいいのでしょうか? 磁性がなくなるということは熱処理でマルテンサイトが消滅 したと考えられますが、その場合なぜ硬度はほとんど変わらないのでしょうか? マルテンサイトが消滅した分軟化すると思うのですが。 すみませんがよろしくお願いいたします。

  • オーステナイト系ステンレスの結晶粒径について

    一般的なオーステナイト系ステンレスの結晶粒径をご存知の方、是非ご教授願います。 ちなみに材質はSUS316L、t0.15mm×w270のコイル材です。

  • ステンレスの磁性

    オーステナイト系ステンレス(316L)の表面に,ステライトなどの溶射処理を施した場合,組織がマルテンサイト化して磁性を帯びるということはあるのでしょうか. 業者さんに316Lの表面改質を頼んだところ,ステライト処理らしきものをしたらしいのですが(内容は企業秘密らしく詳細はおしえてもらえず),磁石がくっつくようになりました. またステライト自体には磁性があるのでしょうか.

  • 強磁性結晶が単磁区構造をとる理由

    強磁性結晶はある程度大きさがあれば、還流構造をとりますが、強磁性結晶の大きさがかなり小さくなると単磁区構造をとるそうなのですが、これは何故ですか? 単磁区構造だと静磁エネルギー大きくなってしまって、結晶全体のエネルギーが大きくなってしまうと思うのですが… どなたか教えてください。よろしくお願いします。

  • 強磁性体と常磁性体について質問です。

    強磁性体と常磁性体について質問です。 ガドリニウムや鉄は、強磁性体だったり常磁性体だったりするんですが、強磁性体と常磁性体っていうのは同じことなんでしょうか??

  • ステンレスのスパナ

    ステンレスのスパナを製作したいのですが、使用する現場が、磁気をおびていて普通のクロモリの工具では、作業が困難な状態にあります。 磁性を持たないSUS(オーステナイト系??)で、熱処理などで、硬さや、ねばさも得られるようなSUSは、有るのでしょうか?又、他の磁性を持たない材質でも良いのですが・・・ 性能的には、クロモリよりも劣っても、かまいません。 よろしくお願いいたします。

  • 反強磁性体

    磁性体は、強磁性体、常磁性体、反磁性体に大きく分類されていますが、反強磁性体はこの3つのうちのどれに属するのですか?どなたか教えてください。