オーステナイト系ステンレスの磁性について

このQ&Aのポイント
  • オーステナイト系ステンレス(316L)の表面に溶射処理を施すことで磁性を帯びることがあります。
  • 業者によるステライト処理により、316Lの磁石の吸着性が高まったと報告されています。
  • ステライト自体は磁性を持っており、316Lの表面改質によって磁気特性が変化した可能性があります。
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ステンレスの磁性

オーステナイト系ステンレス(316L)の表面に,ステライトなどの溶射処理を施した場合,組織がマルテンサイト化して磁性を帯びるということはあるのでしょうか. 業者さんに316Lの表面改質を頼んだところ,ステライト処理らしきものをしたらしいのですが(内容は企業秘密らしく詳細はおしえてもらえず),磁石がくっつくようになりました. またステライト自体には磁性があるのでしょうか.

noname#230358
noname#230358
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みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.2

 ウチでも内容はお教えできませんが、以前書いた通りオーステナイト系ステンレスが磁化しました。その上、一度磁化すると保持力が高く、永久磁石的になりました。その時マルテンサイト化したかは確認しなかったのですが…まぁ現実としてオーステナイト系でも着磁するという事です。

noname#230359
noname#230359
回答No.1

マルテンサイトした場合は磁性を持つでしょう。(ステライトは磁性体?) その処理は、表面硬度を上げる目的だと思いますが、もし、磁性を持たせたくない場合は、窒化なんかが良いんでは無いでしょうか? ご参考まで。

参考URL:
http://www.ctktv.ne.jp/~s-nomura/public.htm
noname#230358
質問者

お礼

ありがとうございます. ステライトは磁性体ではないので,この処理でマルテンサイト化したと考えるべきなんでしょうかね.

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