ステンレス鋼の高周波焼入れについて

このQ&Aのポイント
  • ステンレス鋼(SUS420J2)のリングを、焼入焼戻後に硬度をHS65-75の規格に入れたいと思うのですが可能でしょうか?
  • また、調質時に熱処理条件等で注意する点はありますか?
  • JIS上の熱処理条件の標準調質で、問題はないでしょうか?
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ステンレス鋼の高周波焼入れについて

1)ステンレス鋼(SUS420J2)のリングを、焼入焼戻後に硬度をHS65-75の規格に入れたいと思うのですが可能でしょうか? 2)また、調質時に熱処理条件等で注意する点はありますか? 3)JIS上の熱処理条件の標準調質で、問題はないでしょうか? 以上宜しくお願いします

noname#230358
noname#230358

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noname#230359
noname#230359
回答No.1

1)焼入れ焼戻しで得られる硬度はHSで64が目一杯と思われます。   C量によっては、更に下回る個とも予想されます。焼入れのみでしたら  HSで73位確保できますが、戻しは必須です。 2)戻し温度は硬さが必要であれば200~300℃戻しが良く、靭性が   必要であれば、650~700℃での戻しが良いと思います(硬度は下がります)。350~550℃の範囲は475℃脆性の影響を受けるので避けて下さい。 3)必要硬度を若干下げる必要がありますが、それ以外は特に問題無いと思います。

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