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チップのノーズRについて
- 機械工具の商社の者です。お客様より、NC旋盤加工用チップのノーズRについて相談請けました。
- FCD700、FCD450を粗加工(断続加工あり)するのですが、チップ(C型)のノーズRを0.8か1.2(1.6もありますね)にするか決めかねてます。
- 素人考えで、ノーズRが大きい程よく削れると思うのですが、実際のところは如何でしょうか?
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通りすがりの者です。 鋳物の断続でしたらノーズRが大きいほど欠けづらくなりますし、加工条件が上げられますので効率が上がります。が、機械への負担も大きくなります。削り代や機械性能の兼ね合いもありまして、ノーズR以下の削り代でしたら余りメリットは無いと思います。最近の機械は余り無いのですが、主軸の馬力によっては負荷を掛けた途端に回転が止まります。機械剛性も低いとビビってしまい、刃先にチッピングが起き最悪欠けます。 1.2R位なら大丈夫だと思いますが・・・。サンプルで両方出して削ってみるのが一番だと思いますよ。
>よく削れると・・・ この表現が分かりませんが断続といえどもFC系ですからR1.2で十分でしょう R1.6以上はS系の断続とか耐熱鋼などの連続切削に使います 断続時に肝心なのはもう一つチップ厚みです 内接円12では厚いのはありませんが 内接円16になると内接円19と同じ厚みになりますのでソレを選ぶのも手だと思います 標準は 荒R1.2 でチッピングすればR1.6に それでもチッピングすれば厚みを変更 S系なら勿論ブレーカーの選択も重要です
お礼
Chloeさん 早速のアドバイス有難うございます。 頂いた内容で先方様へ推奨してみます。 そうですか、S系にはR1.6ですね。今度は、S系の加工の際参考にさせて頂きます。 質問以外の内容まで教えて頂き、うれしく思います。 今後も宜しくお願いします。
こんにちは。 おっしゃるとおりノーズRが大きいチップほど、切削効率が良く、刃先が丈夫で欠損が少なく、経済的であるとも思います。 それにも関わらず、小さいノーズRを使う機会があるのは、私の場合次の通りです。 ・被削材がねばり強くて、大きいノーズRだと、切り子の処理が悪い場合。 ・薄いワークなどで、大きいノーズRによる背分力で、ワークの変形が大きくなる場合。 ・同様に、大きいノーズRによる発生熱で、ワークに歪みが生じる場合。 ・段付きの形状で、隅のアールを小さくしなければならない時。(例えば仕上げチップにR0.2を使う場合、荒削りチップはR0.4にする) 等ですかね。 逆に言えば、それらの条件に当てはまらないのだったら、大きいノーズRのチップを使うのがよろしいと思います。 今回はFCDと言うことで、切り子の処理も問題ないですし、断続切削があると言うことなので、R1.2を使うのがよろしいと思います。
お礼
FUKUZOさん 早速のご回答有難うございます。 頂いた回答をもとに、先方様へアドバイスしたいと思います。 本当に有難うございました。
お礼
SY125Fさん ご回答有難うございます。 やはり、皆々様の見解通りノーズR1.2で大丈夫なようですね。 ノーズR以下の削り代・・・これを参考にしてみます。 機械剛性等は不明なので、先方様に調査をお願いしてみます。 また、試削りしないと何ともいえませんので、サンプル供給した上で経過を見てみようと思います。