切削油の変色とベトベト化について
- 切削油は使用されるうちに変色し、ベトベトとした状態になることがあります。
- マシニングにおいて潤滑油が多く排出されると、切削油が変色しベトベト化することがあります。
- 切削油の変色やベトベト化の原因は、浮いている油をローラが吸い取れないためかもしれません。
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切削油について
切削油が、初めは、白い色なんですが、 半年くらい経つと、緑色に変色しベトベトします。 私のマシニングは、潤滑油が多く排出されると いうことで、まざって変色するのか、 他に問題点があるんでしょうか? 切削油に浮いてる油をローラが 吸い取らないせなのか。 なにか、分かれば教えてください。
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油剤メーカーに聞いた話ですが嫌気性(空気を嫌う)と好気性(空気を好む)両方存在しエアレーションが必ずしも好結果にならないようです。 浮上油回収装置 ゼオテック http://www.zeotek.co.jp/ のWOSミニ・Fお勧めです。 処理能力が高い、分離が悪くても分離できるなどの特徴があります。 少し高目ですが台車に付ければ使いまわしが出来ますので安くつきます。
一部の機械では滑動面潤滑油が落下して切削油と混ざる構造のものも、 定期的に油分を取る必要があります。緑は銅系材料によるもの。 白い切削油は水溶性ですよね。 嫌気性バクテリアの繁殖により水質の悪化がおこります。水槽用のエアーポンプ(金魚用の)が有効という話を聞いたことがあります。
#2です。 オイルスキマーは大手だと「カタクラ」 http://www.katakura.co.jp/Activities/Kiden/oilskmer.htm 吸着材は三井化学 http://www.mitsui-chem.co.jp/ のタフネルオイルブロッター こんなところでしょうか。 ちなみにウチでは スキマーは食品用(牛乳から生クリームを分離する装置)を改造して自作した物を20年使っています。 吸着材は上記のロールシートタイプを使っています。 スキマーは本当にたくさん出回っていますので、おすすめは特にありません。(ウチも自作ですし。。。) 吸着材はいろいろ試したのですが性能差を体感できたことがないので、入手が容易だと言うことだけでこれです。(ウチ出入りの工具商がたまたま、とりあつかっていただけ) あとは自力で調査してみてください。 大きさとか能力とかを考慮して。。。
とりあえずクーラントの管理は 1.濃度管理 2.浮上油除去 3.スラッジ除去(浮遊&沈殿) です。 1.は糖度計たとえば http://www.webshiro.com/syouhinsetumei/wppal-1.htm などで管理できます。 もちろん糖度を測る物ですからクーラントの場合補正をしなければなりません 補正は少量正確に作ったクーラントを計り濃度と表示の差を求めればOK。 2.3.はそれぞれ専用機がありますが高価ですので次の方法で安く出来ます。 1 クーラントタンクのレベルが下がってきたら全てのクーラントを一端別のタンクに移します 当然そのときにタンクの掃除を行います。 2 次に掃除したタンクに新液を張り込みます(濃度はきちんと) 3 移したタンクは底とそこから50程上にバルブを付けておきます そして一週間もすればスラッジの沈殿と油の分離がされていますので そこから50に付けたバルブから継ぎ足しとして使用します 以上をすれば現状の問題は無くなると思います。 またこの方法では機械台数、時間が取れないとなれば効果的な専用機がありますので紹介します。
こんばんは。 #1さんと似たようなお話になりますが、真鍮など、銅系統の素材の切削をしていませんか? 私は水溶性切削油を使っていますので、条件が違うかと思いますが、扱っている5台の機械のうち、一台の機械のみで真鍮の加工を行っています。残り4台は淡黄色ですが、その機械の切削油だけは緑色を通り越して、青色に変色しています。 ご参考までに。
お礼
ありがとうございました。 似たような感じですね。 いろいろな材料を使用しているせいなんですかねー
#2です。 王道はご自身で検索していただくとして、ウチの例をお話しします。 >濃度の管理とは? エマルジョンはそれぞれの分子が親水基と呼ばれる水と結合しやすい部分と親油基と呼ばれる水と結合しにくい部分(油と結合しやすい部分)を両方もっています。 そのため適正に水が結合すると、バランス良く水の中に分散することができるようになります。 希釈後に白くなるのもこの分散による現象です。 逆に言うと、濃度が高くなると親油基どうしがくっついてしまい、分散できずに油として分離する現象が発生します。ムダなのはもとより、切削性能の低下も起きます。(薄すぎる場合も潤滑性が低下し、切削性能の低下が起こります) そこで濃度管理が重要となるわけです。 詳しくはブラザー等の大手エマルジョン系切削油メーカのHPで確認してみてください。 管理の手法はたくさんあるようですがウチでは、 リフラクトメータという光学式の濃度計を利用しています。 食品の糖度などを測定する道具で、先端にガラス板が斜めに付いた望遠鏡の様な形の道具です。テレビ健康情報番組などでみたことがあるかもしれません。本体のガラス板に測定対象の液体を垂らして光にかざしてのぞくと、あら不思議、濃度が解るというものです。 他の測定方法と比べて精度は若干低いらしいですが、お手軽なので測定作業が苦にならないところでおすすめです。 ウチでは週1回(月曜朝)に測定し、若干薄めのクーラントを追加して調整していました。(現在、現役を離れてしまったので。。。) 濃度は必ず蒸発によって高くなる方向にしか変化しないので一定濃度以下という管理のみを行っていました。4ヶ月毎に全清掃していたので、そのときはメーカ推奨濃度の新品を投入していました。 >オイルスキマーとは、ローラーで巻き上げて、 >油を清掃するやつですか? はい、その通りです。 浮上油除去装置と名付けて販売されているものも同じ目的です。 ローラー、ベルト、ディスクといろいろなタイプがありますがウチではディスクタイプを利用しています。 先輩の話では当時(20年位前らしい)いろいろ試していちばん良かったと説明にならない説明でしたが。。。(笑) 最近はいろいろと複雑なものもありますね。 JIMTOF等の切削に関する展示会でも数多くの出展がありますので一度見学されてみてはいかがでしょう。(5月にインターモールドならあるはずですよ。東京ビッグサイト) >吸着剤とは 吸着材は、やはりそれように販売されているものもありますが、要はタンクの中の切削油に浮いている油をシート状、マット状の油を吸い込むもので一気に除去してしまうといった感じでしょうか。 お料理グッズのアク取りシートみたいな感じですね。 工作機械等で油漏れしたとき等に周りに広がらないように似たような物をお使いでしたら試してみてはいかがでしょう。 とりあえずの追加投資が最も小さい方法です。 これでリクエストに応えられたでしょうか? がんばってください
お礼
ありがとうございました。 参考になりました。 いろいろ調べてみようと思います。 5月のビッグサイトも 時間が取れれば、行ってみようと思います。 こんばんは。 たびたび、すいません。 吸着剤とローラー等のメーカーを 教えていただけないでしょうか? 探せませんでした・・・ 時間があるときでよろしいので、 お願いします。
白色ということはエマルジョンタイプだとは思いますが、濃度は管理されていますか? 潤滑油が多いとのことですが、オイルスキマー等の設置はされていますか? (吸着材で定期的に除去でも良いんですが) 異臭はしませんか? 嫌気性細菌の繁殖、もしくは乾燥による高濃度化が怪しいと思います。 半年とのことですが、ウチでは5月連休、お盆休み、お正月のそれぞれ前にタンクの清掃をしていますよ。 (当然、切削油は全捨て)
お礼
こんばんは。 年に3回清掃をしてるんですね。 濃度の管理とは? オイルスキマーとは、ローラーで巻き上げて、 油を清掃するやつですか? 吸着剤とは? もしよろしければ、ご説明してくれないでしょうか? いつも、どうしたらいいのか悩んでいます。
他油混合は腐食の原因に鳴りますので定期的な除去が必要です 緑色で気になるのは 銅板腐食が関係していませんか? 機内の銅製部品が腐食で緑色になっていませんか あと 原液が緑色だと原液の添加過多で緑っぽくなります
お礼
遅れて申し訳ありません。 そうですね、定期的な除去が 必要ですよね。 期間を決めて、掃除していこうかなと。 ありがとうございました。
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