精密機器のがたつき防止方法を教えてください

このQ&Aのポイント
  • 精密機器(水準器のようなもの)の開発において、温度サイクル試験や振動試験にかけると精度が狂ってしまう問題に直面しました。原因として考えられるのは接着剤の収縮・膨張、残留応力、ネジの熱膨張です。解決策としては、ネジ固定用の接着剤の改善やアニールの施行、細目のネジやインバー特性のネジの使用などがあります。
  • 精密機器の開発において、温度サイクル試験や振動試験による精度の狂いが問題となっています。主な原因としては、接着剤の収縮・膨張、パーツ自体の残留応力、ネジの熱膨張が考えられます。これらの問題に対してネジ固定用の接着剤の改善、アニールの施行、細目のネジやインバー特性のネジの使用などが効果的な解決策となります。
  • 精密機器の開発において、温度サイクル試験や振動試験によって精度が狂う問題が発生しています。この問題の原因としては、接着剤の収縮・膨張、パーツ自体の残留応力、ネジの熱膨張が挙げられます。解決策としては、ネジ固定用接着剤の改善、アニールの施行、細目のネジやインバー特性のネジの使用などが考えられます。
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精密機器のがたつき防止

現在、精密機器(水準器のようなもの)の開発を担当しています。 製品自体はほぼ出来上がっているのですが、温度サイクル試験、振動試験にかけると精度が狂ってしまうと言う問題に直面しました。 原因として考えられるのは 1.もっとも精度を要求されているパーツA、Bを固定しているネジに塗っている接着剤の収縮・膨張。 2.パーツA、B自体の残留応力。 3.ネジの熱膨張 が考えられます。パーツAの大きさは30ミリ×30ミリ×5ミリ程度で、そこにパーツB(Φ5×5)がネジ2本で固定されています。 パーツA,Bの相対位置は温度サイクル試験等に掛けた後も全く変化しないと言うのが理想です。最低でも0.01ミリ以下のズレに抑えたいと思っています。 ネジ固定用の接着剤をいろいろと試したのですが効果はありませんでした。 パーツにアニールを施しましたが効果はありませんでした。 現在、細目のネジ、インバー特性のネジを使用する実験を行っている所です。 他に何か良い考えは無いでしょうか? また、土木用のレベラーやセオドライト等はどのように精度を保っているのですか? どなたか教えていただけないでしょうか。宜しくお願いします。

noname#230358
noname#230358
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noname#230359
noname#230359
回答No.6

こんにちは 傾斜計、加速度計 及びそれらを組み込んだ機器 の場合、 まずセンサは基本的に 温度特性が同じ材質で 構成します。 特にプラスチックで構造材を構成するとか、 間に接着剤が層として介在する設計は それらが温度、経年変化により変化しても かまわないような精度用途にしか使えません。 また取付け面のタップなどはとばくちを 座繰り、平面が出るようにしてあげることが 必要です。 取付け面からセンサ検出部までの部品構成数は 極力少なく、また剛性を高めておきます。 センサケーブルも低めの位置から引き出し 動作に悪影響ないように工夫して下さい。 水準器のような″単位を扱う機器では プラスチックや接着が悪さをすることが 多いです。 システムであれば(センサ単体でも) 予備の振動、温度サイクルをかけ、 部品、組み付け時の歪をある程度取り去ってから、 その後、まし締めや、最終調整の工程を行います。 レーザ灯台は各メーカこのような組立て調整手順を 取っています。 ご参考に・・・・・・

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noname#230359
noname#230359
回答No.5

こんにちは 傾斜計、加速度計 及びそれらを組み込んだ機器 の場合、 まずセンサは基本的に 温度特性が同じ材質で 構成します。 特にプラスチックで構造材を構成するとか、 間に接着剤が層として介在する設計は それらが温度、経年変化により変化しても かまわないような精度用途にしか使えません。 また取付け面のタップなどはとばくちを 座繰り、平面が出るようにしてあげることが 必要です。 取付け面からセンサ検出部までの部品構成数は 極力少なく、また剛性を高めておきます。 センサケーブルも低めの位置から引き出し 動作に悪影響ないように工夫して下さい。 水準器のような″単位を扱う機器では プラスチックや接着が悪さをすることが 多いです。 システムであれば(センサ単体でも) 予備の振動、温度サイクルをかけ、 部品、組み付け時の歪をある程度取り去ってから、 その後、まし締めや、最終調整の工程を行います。 レーザ灯台は各メーカこのような組立て調整手順を 取っています。 ご参考に・・・・・・

noname#230358
質問者

お礼

TANU007さんありがとうございます! 組み付け前の歪を取り除くのが大事みたいですね。 参考にします、ありがとうございました!

noname#230359
noname#230359
回答No.4

ばねが、だめと、言われるので無理かと思いますが 完全に物理的に固定する方法として航空機関連のように ねじの頭に小さな穴をあけて組立後この穴にワイヤーを 通して捻りあげて固定する または、ゆるみ止めの座金を使い(舌付座金)2個以上の 六角ボルトを締めたあとに座金を起こしてゆるみ止めにする のはどうでしょうか(建設機械等には結構使われてます) 六角穴付ボルトでお話します 六角レンチが入る頭部に ねじ軸心に直角に直径1mm程度の貫通穴を 加工します。 2本以上のボルトが規定トルクで締め付けられた 状態を想像してくださいボルトにあけられた 任意の方向を向いた1mmの、貫通穴に細い 針金を順次通して、2個以上のボルトを縫い付ける 要領です、最後に針金の両端を相互に 捻りあげれば完了です、ただ心配なのは この針金が設計上の有効範囲の邪魔のならなければ という点と、ボルトの小径の穴が強度に影響しないことが 気がかりです また、皿ねじで固定するのであれば別の方法を 考慮しなければ、いけないと思います 激しい振動や衝撃力がかかる場所では接着剤系の ゆるみ止め方法は限界が有るように思います

noname#230358
質問者

お礼

DMさんありがとうございます! ワイヤーを通して捻りあげて固定というのが良くわからないのですがどういうことでしょうか? ワイヤーはネジとどこを通っているのですか? 知識がないので具体的なイメージが沸きません、すみません。 教えてください、宜しくお願いします!

noname#230359
noname#230359
回答No.3

ネジに、ナイロン樹脂を全周コーティングした、ゆるみ止めネジがあります。精密部品の連結には良いのではないでしょうか。

参考URL:
http://www.tosomo.com
noname#230358
質問者

お礼

さやのりさん回答ありがとうございます! 残念ながら、ナイロン樹脂をコーティングしたネジに関しては以前実験したことがあり、問題解決には至らなかったそうです。

noname#230359
noname#230359
回答No.2

参考になるかわかりませんが、経験したことを書きます。 ?ねじのゆるみ止め接着剤(いわゆるロックタイトのようなもの)が固まるまでに大きな寸法変化をする(収縮?)→対策:組み付け後、温度や温度サイクルをかけて固化を促進完了させる。 ?板金のように大きな加工を施している部材が徐々に寸法形状が変化する→対策:比較的高温のアニール。 いずれも処理によって、出荷後経験するであろうストレスを出荷前にかけひずみを出し切っておく考え方です。私の製品では、その最後のひずみは調整で消せました。調整しろを用意していました。調整しろ(ソフトウエアなども含む)がない場合は、難しいかもしれません。

noname#230358
質問者

お礼

量さん、回答ありがとうございます! ?に関して、確かにロックタイト(当社ではネジロック使用)が悪さをしている可能性が高いと思います。厄介なのは温度サイクルにかけると精度が狂ってしまうのです。常温で放置したものも狂いますが高温下に晒すとさらに悪化します。しかし、品質保証上の問題で60℃までは保証しなくてはいけません。 ?に関して、現在もアニールをかけてはいるのですがより高温のアニールをかけるのも良い手ですね!早速試して見たいと思います。 調整しろに関しても貴重なアドバイスありがとうございます。盲点でした! これも早速試したいと思います。

noname#230359
noname#230359
回答No.1

バネ等で押し付けて固定できませんか?

noname#230358
質問者

お礼

nomuraさん、ありがとうございます! 残念ながら構造上ばねで固定するのは難しい状態です。 しかし、全く考えていなかったアイデアでした!参考にして応用できるか考えて見たいと思います。ありがとうございます!

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