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NC旋盤でのねじ切のやり直し
- NC旋盤でねじ切り加工をした場合、切り込みが足らずに再度ねじ加工したい場合は、どうすればよいでしょうか。
- NC旋盤でねじの切りなおしは出来るのでしょうか。ストレートねじの場合は、寸法と条件でねじ切り出来ていますが、テーパーねじやねじゲージが入らず、補正して切り直ししたい場合があった時はどうしたらよいでしょう。
- ねじサイクルの途中で巻きついて、プログラム一時停止させても、そのまま、再開すれば出来ることになりますのでしょうか。
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回答(5)です。 >ちなみに、溝はR3の溝で深さ2mmの加工です。京セラのKGMR >のR3を使っていますが、リードが大きいためチップの2番が当たってしまいうまく >いきませんでした。今は砥石で成形してなんとか削っています。 角ねじではないのですね。 京セラのタキノールでしたら、国内の多機能工具ではパイオニアではなかったでしょうか? 悪くないと思います。 リード角=ATAN(7÷(π×88))≒1.45 1.4~1.5°ですか。二番は当たらないような気がしますけど。 できるだけワークがずれにくいように、ということでしょうか。 フライスで、ホルダの上面と下面をリード角分斜めに削って(ホルダの断面が平行四辺形になります)、敷板で心高を合わせると良いと思います。 チップを成形する必要もなくなります。 25角のホルダでしたら、 H=TAN(1.45°)×25≒0.633 0.6mmぐらい斜めに削るだけですね。 私なら、幅の狭い敷板を片側に敷いて傾けちゃいますが…危ないですね。(^^; それよりも、R3の工具をそのまま押し込むのに無理があるのだと思います。 工具は耐えられても、薄肉ワークでチャックの把握力を下げているので、チャッキングでずれてしまう。 また、切り込みを少なくしないといけないので切粉ものびる。 これでは安心して加工できませんね。 私なら、例えば「幅3・R1.5」か「直剣ポジ35°R1.2」で、ポイント切削(基準点をねじ形状にずらす)とします。 プログラムがちょっと大変になりますけど。 >ポイント切削とか難しくて、今は出来そうにありません。もっと勉強して挑戦してみたいと思います。まずは、ねじ切り加工を勉強していきます。 了解しました。切粉等でケガしないよう気をつけて頑張って下さい。
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回答(2)です。 FANUCもOSPも同じと思われる、NC旋盤のねじ切りのしくみですが、 主軸周りにパルジェネ(パルスジェネレータ)が付いていて、その0起点を検知して送り軸が走り出すことによりねじの位相が合うようになっています。 汎用旋盤・同期タップ・主軸の回転軸制御のように、主軸回転と送り軸が完全同期しているわけではないので、主軸回転数を変えるとねじがずれてしまいます。 M01をしても、上記に変化なければ、ねじはずれません。 FANUCとOSPで異なるかもしれませんが、 OSPの固定サイクルでは、ねじ切削中に一時停止釦を押してもねじにそって斜めに逃げて、次に起動すると同じサイクルを繰り返します。 (ちなみに、非固定サイクルでこれができるようにするには、特別仕様が必要) 角ねじの加工は三角ねじや台形ねじより難しいですよね。 回答(4)さんに一票です。 イスカルのカットグリップ等の溝入れ・多機能工具で、ねじ形状・リード角が合わせられればお勧めです。
お礼
ありがとうございました。ねじサイクル中に一時停止させたことがないので、一度、やってみます。ちなみに、溝はR3の溝で深さ2mmの加工です。京セラのKGMRのR3を使っていますが、リードが大きいためチップの2番が当たってしまいうまくいきませんでした。今は砥石で成形してなんとか削っています。丸駒チップも使ったのですが、切子の巻きつきですぐに割れてしまいます。今度は、途中で止めてみます。
>ねじサイクルの途中で巻きついて、プログラム一時停止させても、そのまま、再開すれば出来ることになりますのでしょうか。 そちらの機械が判らないので、アレなのですが、うちでは出来ます。 溝チップはどういうものを使ってるのんでしょうか? 切り子を折るブレーカーの付いてる物を使えば、巻き付きは楽になるんじゃないでしょうか……そのかわりビビるかもしれませんが。
お礼
ありがとうございました。ねじ加工は一発で仕上げないといけないと思っていましたので、気持ちが楽になりました。経験不足と勉強不足で怖がってばかりいてはだめですね。機械はハクスイ(滝沢のOEM)6インチチャックでファナック21i-Tです。パイプ肉厚8mmの片側を内チャックして、センターで押していますが、加工深さが1.6mm位までくると切削抵抗だと思うのですが、ワークが動いてしまうことがあります。工具が悪いかもしれませんが、切り込み0.03(加工深さ2mm付近)位でないと削れません。また、切子もカツオブシのように薄くつながってしまいます。S350~S500、P7、パス数40回位、45CとSSのパイプです。
外してしまった場合の合わせ方なのですが、 ねじ切りプログラムでは、刃先が同じところを通りますので、 その位置(エンコーダーで検出している角度)が判れば良いようです。 まず、削り直したいワークに合わせたオーバーサイズのねじの相方を作ります(使えるならネジゲージでも可) 次にそのワークを新に加工します、先の相方をねじの奥まで入れて、 相方の分かりやすいところ(停止位置で真上や真横)にポンチとかヤスリでマーキングします、 あとは、相方をはめ込んだ要修正のワークを同じ位置に合わせてチャッキングして、 同じプログラムでネジ加工です。 ただし、ネジ山のばらつきや目分量の位置決めですので、100%良品にはなりませんが、数の多い時や素材数に余裕の無い時にはかなりいけます、が。 もう一度造り直す方が安全確実なのは言うまでもありませんね。
お礼
ありがとうございました。やり直しが出来るとわかってきて、ねじが怖くなくなってきました。
主軸を停止させても、ワークを外してしまわなければ、同じ主軸回転数・サイクル基準点でねじ切りすれば合うはずですが? OSPでは合います。 ワークを外してしまい、位相が分からなくなってしまった場合は、回答(1)さんの書かれているように空で動かして目視で合わせる他に、OSPでしたら「ねじ切り位相合わせ機能」(特別仕様)を利用する方法があります。 本機能を使えば、汎用旋盤のように主軸停止状態で位相合わせが可能となります。
お礼
ご回答ありがとうございました。もう一度、トライしてみます。ちなみに位相あわせ機能はないようです。ファナックですし、まだ、わからないことだらけなので、また、よろしくお願いいたします。
うちはOSPですが、一般的に「補正」でなおすとずれます。 追い込みたい分だけプログラムのX値(Z値)を変えます。 数量のある加工の場合は、プログラムで書き直した分だけ補正を追い込んで、プログラムを元に戻します。 ワークをはずしてしまった場合は、プログラム径を小さく(下穴よりも)して目で合わせていきます。スタートのZをずらすことでずれていきますが、ピッチが大きくないと実際は無理ですが....
お礼
早速のご回答ありがとうございました。以前、ピッチの大きいねじ切りをしたときに、チャッキングが不安定でワークが動いてしまい(ワークが動いたことは後でわかったのですが)チップが欠けてしまいました。そのときに主軸を停止させて、もう一度、ねじ切りしたら二度切りになりました。それ以来、主軸を停止させると位相が合わなくなるものだと思い込んでいました。 そう思ったのは、うちのNCは、主軸が停止状態だと空転してしまう(手で回る)ので、位相が合うのは回転中だけだと思ったのです。汎用旋盤だとねじ送りをはずさなければ主軸回転とかみ合っているので理解できるのですが・・・ 不安でやってなかったので、ワークをはずさなければ再加工できるのなら、もう一度、やってみます。 また、ワークをはずしてしまって目であわせるときは回転数をかなり遅くするんだと思うのですが、青タンで色をつけて見るのでしょうか。
お礼
ほんとにいろいろとありがとうございます。工具を傾ければ良いだろうとは思っていましたが、自信がなくてやりませんでした。また、ポイント切削とか難しくて、今は出来そうにありません。もっと勉強して挑戦してみたいと思います。まずは、ねじ切り加工を勉強していきます。