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薬品の安定性

noname#230359の回答

noname#230359
noname#230359
回答No.1

 恒温槽内の薬品の劣化状況をモニタすることができ、劣化限界に明確な基準が設けられるのであれば、温度加速による促進劣化試験は可能だと思います。    化学反応速度と物性についての考察から、次の式を導くことができます。  log te = A + B/T   A,B:定数    T: 絶対温度    te:劣化限界に達するまでの時間  恒温槽での温度加速は、試料を一定温度に保持しながら、劣化限界に達するまでの時間を測定します。  これを複数の温度条件に対して実験し、上記の式で近似してやれば所定の温度のもとで劣化限界に達するまでの時間を推定することができます。  当然、試験温度は劣化限界までの時間を推定したい温度よりも恒温側で行い、温度劣化の加速を図ります。このとき、温度によって本来の薬品の劣化メカニズムとは別の反応が起こると上記の式に乗ってこなくなりますから、十分注意して温度設定を行ってください。

noname#230358
質問者

お礼

ご回答どうもありがとうございます。公式でのご説明原理的に非常に理解しやすかったです。何か実際にやられた促進劣化試験の例などあれば、教えていただけると助かるのですが。 温度プログラムなどを使い、朝昼夜、春夏秋冬の温度変化を含め、一日のサイクルを何度も繰り返して行うと考えていたのですが…。というのも温度の高いところから低いところへの変位によって影響があるのではないかと考えたからです。 今回のお話の様に温度の高いところで劣化は促進されるわけですが、両津さんは温度の変位による影響はどのように考えられますか?アドバイスいただければとても嬉しいです。

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