アルカリ脆化とは?

このQ&Aのポイント
  • アルカリ脆化とは、オーステナイト系ステンレスが高温高濃度のNaOH液中で発生する脆化現象のことです。
  • アルカリ脆化は、結晶粒境界近くのクロムの酸化による酸化クロムの析出と、酸化クロムの拡散に伴う金属の腐食によって引き起こされます。
  • アルカリ脆化が進行すると、結晶粒境界周辺の組織が劣化し、材料の強度や耐食性が低下する可能性があります。
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アルカリ脆化について

オーステナイト系ステンレスのアルカリ脆化について調べています。 120度NaOH濃度3050%液中でアルカリ脆化が発生するという文献を見つけましたが、どなたか詳しくご存知の方は教えていただけないでしょうか。 脆化についての文献、若しくは脆化の発生機構、脆化組織写真を知りたいです。 よろしくお願いします。

noname#230358
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noname#230359
noname#230359
回答No.1

●炭素含有の多い(0.4%以上)材料の脱水素処理 炭素が0.4%以上の炭素鋼や焼入れ鋼等ではめっき後、4時間以内に必ず脱水素処理 を行い、水素吸蔵による脆化を防止しなければならない(とくに防錆めっき、工業用クロムめっきの場合)。 (脱水素処理条件) 0.4%C以上の炭素鋼 (180℃×30分) ばね鋼(Hv380520) (200℃×240分) 高周波焼入れ焼もどし材 浸炭浸窒焼入れ焼もどし材 浸炭焼入れ焼もどし材 高炭素鋼材 (200℃×60分) 焼入れ材 焼もどし材 ご参考まで。

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