- 締切済み
アルミのシャフト加工の方法
- アルミのシャフト加工における切粉の問題とその解決方法について詳しく教えてください。
- チップの形状を変えることで切粉の絡みつきを軽減できるのですか?具体的な形状について教えてください。
- 材質がA5056で、形状は最大径がφ13.8からφ12.0まで削り込み、長さは300mmのアルミシャフトを加工する方法について教えてください。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
みんなの回答
加工に入る前にワークの加工難易度を判定してみましょう。 私たちは通常L/Dといいますが、径と長さの割合です。 L/Dが23までなら誰でも、そこそこ削れますが、5を超えると急に難しくなり今回の様に20倍となると機械の選定、作業者の指定も必要になると考えます。 今回のワークは主軸移動型旋盤(スイス型)の領域に入ると思いますので、ビビリ対策も含めて加工機の選定からはじめてください。
細くて長いシャフト加工のときチップブレーカーを変更して切粉処理をしようとすると、ブレーカーがきつくなるほど切削抵抗が大きくなり、ビビリの発生や寸法の不揃いが発生します。よって各メーカーから出ている仕上中引き程度のブレーカーが良いと思います。ただ切り込み量をブレーカーかかるかかからないか程度の微妙なところ(切粉処理が出来る最小の切り込み量と送り量)にしないとビビリます。 どうしても中央付近でビビる場合、材料が撓んでバイトの芯が低くなっているので、バイトの芯を高くして(バイトの芯を撓んだ所で合わす感じ)強引にビビリをなくす方法もあります。はっきり言って細くて長いシャフトの切粉処理はビビリとの戦いです。経験と感がものを言います。がんばってください。
切粉処理の基本は、切粉の流出方向を制御する事がまず第一です。 大前提として、切り込み(mm)/送り(mm/rev)=1としては絶対に駄目です。必ず0.8以下か、1.2以上となるよう設定して下さい。流出方向は刃物のスクイ角が0°の場合、送り目の山頂となる位置から刃物と被削材の境界部へ線を引いたら、そこから鉛直線を引きます。この線の方向に切粉は流出しますので、ブレーカはこの方向・向きを変えれる様設定します。尚、刃先がネガになると、切粉はワーク側に、ポジになると逃げる側に流れるようになります。 この説明では分かり難いと思いますので、FAX番号を教えていただいたら、必要なら私が社内教育の為に使っている資料の、そのページを送らせて頂きます。 切粉処理をする上で、エアを使う事は邪道です。技術的な敗北といっても言っても良いでしょう。切れなくても流出方向を制御できるだけでも勝ちです。 また、ノーズRだけでなく、横切刃が接触する場合は角度をマイナス(頂角の小さい工具を用いて)にすれば良いのは言うまでもありません。
切粉が途切れない様でしたら切ろうとせずに切粉を引っ張るような物を 考えたほうが簡単かもしれません。 そのような冶具等設計します。 ご参考まで。 http://www.ctktv.ne.jp/~s-nomura/public.htm
お礼
072-229-9444まで、よろしくお願いします。