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私は (それほどには酒飲みでないせいか) 「ひやおろし」 というのを知りませんでした。で、ちょっとだけ調べてみました。 日本酒は、醸造された後に二度の 「火入れ」 という加熱処理を行うそうです。なぜかというと、お酒の質が劣化するのを防ぐため、つまり品質を保つためです。冬に絞って 「火入れ」 を経ずに出荷されるものは 「生酒」 と呼ばれます。 火入れは２度行われるのが普通ですが、それを１度しか行わないで保存されたお酒を 「ひやおろし」 と呼ぶそうです。「冷や」 とは 常温 のこと。 冷酒は、単純に冷蔵庫で冷やした酒、あるいは冷蔵庫で冷やした状態で飲むことを前提にしたお酒です。似た表現ですが、「冷や酒」 は 「お燗」 をしていない酒のことです。今は冷蔵庫で冷やしますが、昔はそんなものはありませんでした。 最近の日本酒は多様化しているので、お燗をせずに飲んだ方が風味を味わえるお酒も多いです。あるいは、むしろ冷やして飲まれることが前提になっているお酒もあります。初めてそういうお酒を飲んだ時には驚いたものです。フルーティで、まるでワインのようでしたから。 まとめると、「冷酒」 は冷やして飲むのが一番味わい深いだろうというふうなお酒で、「ひやおろし」 は、そもそも製法からして普通の日本酒とは一味違う作り方になっているお酒だ、ということになります。 なお、下記の２つのサイトを参照しました。 秋の贅沢。季節限定の日本酒「ひやおろし」とは？ http://kurand.jp/17938/ "冷酒"と"冷や酒""って違うの？？ http://jizake-ya.com/know/sake/post_21.html
お礼
ありがとうございました。