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プロ野球選手の年俸高額化の理由とは?
- 30年前、日本初の1億円超えプレイヤーが誕生しました。しかし、当時は億越えのプレイヤーは珍しく、落合が特別だった印象があります。
- 現在では億越えのプレイヤーが増えていますが、これは何が原因なのでしょうか?一つの理由として、プロ野球の興行自体が儲かるようになったことが挙げられます。
- また、球団運営が儲からなくなったという話もありますが、実際には球団としては元々儲かっていて、支払わなかっただけだという見方もあります。
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1993年のFA、フリーエージェント導入がひとつのきっかけといえるでしょう。 これによってある程度の年数経過で移籍の自由が認められるようになったので、球団は選手の引きとめにカネをかけるようになったわけです。これまでの単年契約が複数年契約になったり、再契約金をもらうなり、代理人制度が認められるようになって、マネーゲームが横行しはじめたわけです。球界全体の総額の年俸がこの1年でいきなり数十億跳ね上がり、10年後は倍近くになりましたから。その10年後に近鉄の合併問題が出たのは、その影響によるものといっていいでしょう。 以前球界OBも言ってましたけど、この影響で年俸のアップがこれまでの数年程度の成績でなく、単年でアップがされるようになり、そのアップは無制限なのにダウンは制限を設けたりするので、1年だけ活躍すれば高騰し、次の年ダメでも最小限のダウンで済むので、この仕組みはおかしいと嘆いてましたから。 ただ球団経営も今までとおりではダメということで、地域密着で地元ファンを獲得したり、球場のネーミングにスポンサー名をつけるなど、以前よりは多角的になっています。巨人は地上波の放映権が減少していますが、読売の組織のひとつとして運営しているので、球団としての具体的な収益は公表してませんが、巨人以外はそれなりの収入は得ているようですが、みんなぎりぎりでやっているようですね。
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- eroero4649
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・フリーエージェント ・代理人制度 ・複数年契約 この辺りが理由ではないでしょうかね。特に他の回答者さんが指摘しているフリーエージェントと、代理人制度ができたことが大きかったと思います。これらは90年代に相次いで導入されました。 ではその90年代に何があったか。もうピンときたと思います。そうですね、「Jリーグブーム」です。日本のプロ野球を大きく変えたのは、私はJリーグブームだと思います。球団が自らお客さんを集めようという気になったのもJリーグブームによるものですし、選手がストライキが起こせるようになったのもJリーグブームのおかげだと思います。もしJリーグブームがなかったら、オーナー側は決して選手会側の意見に耳を傾けようとはしなかったでしょう。あの勢いは本当にプロ野球を滅亡させるんじゃないかくらいのインパクトがありましたからね。 代理人も無視できないファクターだと思います。駒田さんが昔テレビ番組でいっていましたが、昔の年俸交渉は根拠とかは皆無だったそうです。選手側も「僕、駒田ッスよ。もうちょっとくださいよ」とかそんなもんだったそうです。当然、サラリーマン生活が長いフロントの人たちからすれば赤子の手をひねるような相手も少なくなかったと思います。 だけど代理人は交渉のプロですからね。サッカーだろうがなんだろうが代理人はどのスポーツでも悪名高いですが、選手の年俸を上げることについては大いに貢献している存在だと思います。 あと複数年契約。本来は複数年契約なら「1年あたりは割安」になるのが常識だと思います。だって選手側はサボってても契約年数の契約かその分のギャラは保証されるんですからね。え?松坂大輔がどうしたですって? だけど見る限り、バナナの叩き売りみたいに「3億、3億でどうだ!えーいこうなったら複数年契約もつけちゃうぞ!3年!3年総額9億で持ってけドロボー!」みたいなケースが多いように感じます。 これはもう球団側のマネジメント能力が低いに尽きると思います。球団のマネジメントをやる人は、落合GMのように野球のことは詳しくても経営者(マネージャー)ではない人か、経営に知識はあってもスポーツのことが全然分かってないかどちらかですね。 ただ日本では東芝ほどのエリート大企業であっても経営能力や数字に長けているから経営者になるのではなくて、現社長・会長に従順な人が経営者になるような国ですから、球団のマネジメントに辣腕を振るえる能力がある人なら、親会社の経営陣に入ったほうがいいでしょう・笑。私が知っている範囲では、日本でスポーツをきちんと理解しつつマネージメント能力を持っている人はあのJリーグブーム生みの親である川口三郎氏くらいじゃないかなと思います。今度はバスケットボールであの根っこから腐りきっていたバスケットボール協会をまとめてBリーグブームを起こしてるんだからすごいですよ、あの人は。
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ありがとうございました
元々儲かっていて、ということはないだろうと思います。 むしろ多くの球団は赤字経営で、親会社が広告費として出資して補填するというケースが多かったはずなので。 他の回答にはない要因として、メジャーリーグの存在もあるのではないかと思います。 野茂が行って以来、何人もの選手がメジャーに行き、そういうときの年俸などはかなりの額に昇るケースが多いです。 日本人選手がアメリカに渡って活躍するというのは良いニュースにはなりますが、各球団は戦力を低下させないためには、できるだけ流出を避けたいところだとも思います。 そうなると、やはり国内でも稼げるというだけの年俸を出さざるを得なくなるでしょう。
お礼
>ジャーリーグの存在もあるのではないかと思います。 そうですね。それもありそうですね。 ありがとうございました
- t_ohta
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大きな理由の一つは野球以外のプロスポーツが増えたことでしょう。 プロスポーツを興業として維持するためには、優秀な選手が必要です。 優秀な選手を育てるには、子供の頃からそのスポーツに興味を持ちプレーさせることが重要になってきます。 昔は日本で高収入の得られるプロスポーツは野球だけと言っていい状況でしたが、他のプロスポーツが登場しプロ野球より高収入が得られるとなると子供達の憧れはプロ野球以外に向いてしまうので、プロ野球自体も収入という面で魅力を増す必要に迫られたという事でしょう。 プロ野球自体の収入と言う面で言えば、球場が大きくなり1試合の収容人数が増えてますし、チケット自体も30年前と比べれば高くなっています。 地上波でのテレビ放送は減りつつあるけど、CATVやネット配信などメディアが増えているので放映権収入もそれなりに増えているでしょうし、スポンサーからの収入も増えています。
お礼
野球以外のプロスポーツが増えた。 なるほど…。そういう面もあるのでしょうかね。 そして、いくつかの要素で収入が増えたせいもあると。なるほど。 ありがとうございました
お礼
なるほど!FAですか。それで跳ね上がったのですか。 ある意味自由化ですよね。最近だと電気料金みたいに。あるいは規制緩和でしょうか。自由化で上がるということはそれだけの価値のある仕事をしているということですよね。 もしかしたら、それまでは不当に安かったと言えるのかもしれませんね。 ありがとうございました