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ミサイル
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- eroero4649
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ざっぱにいうと、排水量ですね。排水量が2千トンくらいの船を駆逐艦といって排水量5千トンを超えると巡洋艦と呼ばれることが多くなると思います。1万トンを超えれば文句なしに巡洋艦でしょうね。 元々、戦闘艦つうのがあったんですよ。これが戦艦のルーツで帆船の時代の話です。戦闘艦は山のように大砲を積んだ船で、その攻撃力で敵船を圧倒するのが目的でした。で、大砲を山のように積んで沈まないように大きな船になりますと当然速力も遅くなるし小回りも効かなくなります。そうなると商船なんかにも逃げられることも起きてくるわけです。 そこで、船の形をスムースにして速力を優先にしてそのぶん武装は商船よりは強いけど戦闘艦ほどではないという船が出てきます。これが巡洋艦です。もし戦闘艦と出会ってしまったらその速力で逃げちゃおうという目論見なのです。 そうこうするうちに、帆船から蒸気外輪船、やがてスクリューで推進する時代がやってきて、軍艦も鉄張りのいかにも軍艦な時代がやってきます。日清戦争とか日露戦争の辺りです。この頃に、魚雷というのが登場し始めるんですね。魚雷は喫水線下に穴を開けるので、もし上手いこと命中すれば大型の戦艦もあっさり沈められるかもしれない必殺の兵器です。 第二次大戦が終わるまで、基本的に戦艦を沈められるのは戦艦だけだったんですよ。戦艦の厚い装甲には巡洋艦の砲では有効な打撃が与えられず、しかも戦艦の搭載する大砲は巡洋艦の大砲より長射程だからアウトレンジされます。日露戦争から第一次大戦辺りが、戦艦全盛期だったといえるでしょうね。 しかし魚雷はそれを一発逆転できる可能性がありました。しかも魚雷発射管は小さくて済むので小型の船に載せられる。そこで魚雷を搭載する小型船を作って小さくて目立たないことをいいことにこっそりと戦艦や巡洋艦に近づいて必殺の魚雷をお見舞いしてやろうと魚雷艇(水雷艇)が作られるようになったのです。 そんなちっこい魚雷艇にちょこまかされると戦艦や巡洋艦では体が大きすぎて対処しきれません。そこでその魚雷艇を戦艦や巡洋艦に近づかせないようにそういった魚雷艇を「駆逐」する小型軍艦が作られるようになったのです。これが駆逐艦です。駆逐艦は魚雷を追い掛け回せるように速度が速く作られました。そしてあの「Uボート」の登場によって駆逐艦はいちやく地味な護衛から注目を集める存在となったのです。ほんの500トンくらいしかない超小型のUボートを探して狩るには駆逐艦がピッタリだったのです。第一次大戦から第二次大戦にかけて、駆逐艦は商船護衛に潜水艦退治に防空、レーダーピケット、果てはドラム缶を積んで輸送任務とありとあらゆる雑用をこなしていったのです。 第二次大戦による空母の活躍と戦後の誘導ミサイルの登場で戦艦の時代は名実ともに幕を閉じます。戦艦の大砲が届くのはせいぜい30キロから頑張って40キロ。航空機やミサイルなら何百キロも先から攻撃することができるのですから話になりません。戦艦の速力は事実上25ノットくらいなのに、空母は30ノットくらい出せますから戦艦は空母に追いつけない計算になります(しかしイギリス海軍は砲撃で空母を失っていますけどね。なんでそんなに近づけたのかは分かりません。それがジョンブル魂ってやつなのかも)。 建設・維持費にものすごくお金もかかり乗組員も何千人も必要とする戦艦1隻より、戦艦よりはるかに安くて乗組員の数も少なく速力もあって多用途に使える駆逐艦を何隻も作ったほうが有効な時代になったのです。 また、原子力潜水艦の登場で、最も強力な兵器は戦略型原子力潜水艦になったというのも、潜水艦狩りが本業の駆逐艦の立場を後押しすることとなりましたね。 大型艦も必要といえば必要ですから今残っている大型艦は巡洋艦サイズのものとなりましたね。ちなみに海上自衛隊で最も大型の護衛艦は「あたご」型で7750トンとなっています。駆逐艦の英語の略称がDDで、駆逐艦だとCAまたはCLになるのすが「あたご」はDDHと艦種としては駆逐艦扱いです。まあCLHとかになると国際的にも国内的にもややこしいことになるからでしょうね。え?いずも(約2万トン)?あれはくう(以下自粛) 現有する最も大型の水上艦はロシア海軍のキーロフ級で、約2万5千トンもあるから「ド級」の語源となった戦艦ドレッドノートが1万8千トンだったことを考えると戦艦と呼んでもいいと思うのですけれど、ロシア軍ではミサイル巡洋艦と呼んでいます。 ちなみにロシア(ソ連)海軍では空母のことを空母といわず「重航空巡洋艦」と呼んでいます。それはトルコがボスポラス海峡を空母が通過することを禁じているからで、「これは空母じゃないよ。巡洋艦だよ」と言い張っているのです・笑。でも「重航空巡洋艦」て、中二心をくすぐられる名称ですよね。
- nanasidesuyo
- ベストアンサー率20% (122/609)
お礼ありがとうございます。 戦艦、巡洋艦、駆逐艦、フリゲートという区分は、砲戦の時代を基準にしたものですからね。 第2次世界大戦で既に砲戦の時代は終わってましたから。 現在では、区分はあいまいなのが現状でしょう。 空母、ミサイル艦(巡洋艦、駆逐艦)、潜水艦での攻撃が主体という状態では、あまり意味ないかもしれませんね。 アメリカはたしかタイコンデロガ級と言うのが巡洋艦、その他のミサイル搭載の主力戦闘艦はみな駆逐艦ということだったと思います。そして、排水量はそれ程差がなかったと思います。 (タイコンデロガ級巡洋艦のベースはスプールアンス級駆逐艦だったかと思いますし)
お礼
ありがとうございます。
- nanasidesuyo
- ベストアンサー率20% (122/609)
知恵袋に同様な質問があり、ソコソコ整理された回答が寄せられていましたよ。 (質問はダメだけど、回答は良回答) 参考: https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1449583574
お礼
役割が違うのかな ありがとうございます。
- 畑 茂夫(@Flareon)
- ベストアンサー率28% (459/1605)
トン数だけじゃないかな。 武装の傾向とかは国情で相当違うから。
お礼
国によっても違うのかな ありがとうございます。
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ありがとうございます。