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現状としてなぜPKOが必要なのだろうか?建前と本音

現状としてなぜPKOが必要なのだろうか?建前と本音とは? 国連軍とPKOの本質的な違い、PKOが生まれた背景とは? (実際に自衛隊は、人質救出するのは可能なのだろうか。) PKOと憲法9条の関係性とは? 安保法制で日本が関わってくる 具体的な部分とは? なぜ、 日本はPKO部隊の南スーダンからの撤退を 決定したのだろうか? 日本、世界の防衛、安全保障について、 (それぞれの現状の利点欠点限界盲点とは?) どの様に考えれば良いのだろうか? 日本、世界の防衛、安全保障のあるべき姿とは? (グランドピクチャー、理想像とは?) 政治カテゴリー皆さんの ご回答のほど、 お待ちしております。

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回答No.2

> 現状としてなぜPKOが必要なのだろうか?建前と本音とは? 国連軍とPKOの本質的な違い、PKOが生まれた背景とは? -> 国連PKOは平和維持活動であって、軍事活動だけではありません。もともとはPKO活動を行うべき地域で紛争当事者間の停戦合意がある場合に活動することになっていたものが、それだと紛争で犠牲になる一般市民の安全と人権を守れなかった事例から1999年に当時のアナン国連事務総長の告示によって、国連軍は停戦合意が破られた地位域でも人道のためなら紛争当事者と戦ってでも任務をまっとうすることが必要になりました。 日本がPKO協力法を制定した1992年にはまだ国連でも活動地域で停戦が破れたときには撤収することになっていて、日本はそれを基本にPKO参加5原則を作ったのですが、その後の事務総長告示で今の国連の考え方とは全く合わなくなりました。それにも関わらずまだ5原則を基本にしているのが最大の矛盾です。ただ、PKOに貢献するには必ずしも軍事的な物以外にも可能だと言うことがあまり議論されていないように思います。国際的にも血を流さない貢献が評価されない傾向はあるのは事実ですが、頭の使いようでもあると思います。 > (実際に自衛隊は、人質救出するのは可能なのだろうか。) 実力的に可能かどうかは別として、人質を救出するような任務は自衛隊には与えられないでしょう。今回撤収を決めた自衛隊の部隊は施設部隊で、宿営地に他国の部隊が逃げ込んでそこが攻撃された場合には戦うことはあっても、積極的に他国の部隊や市民を攻撃する武装勢力に切り込んで戦う任務はありませんでした。国連も自衛隊にそう言う任務は与えなかったと思います。 PKOと憲法9条の関係性とは? -> PKO協力法自体は憲法違反では無いと思います。なんせ紛争地帯にはいないことになっているし、積極的な軍事行動などありえないことになっていますから。ただ、上に書いた今の国連の方針の元自衛隊がPKOに参加することは矛盾をはらんでいます。国連は紛争地域だからこそ市民の人権が侵されそれを軍事行動を行ってでも守れと言っているわけで、一方で日本の憲法とPKO協力法を遵守したら国連が期待する貢献ができないはず。南スーダンに関して言うと、自衛隊が派遣されていたジュバは明らかに紛争地帯。すると憲法云々以前に法律違反と思います。 もう一つ大きな矛盾は、自衛隊が誰の為に紛争地に行くのか。5原則では受入国の紛争当事者が自衛隊の参加に合意していることが必要なのですが、南スーダンの場合自衛隊を受け入れた政府こそが反体制派の地域の住人を攻撃し虐殺した張本人で、国連の方針に従えば自衛隊はその政府軍と戦わないといけないはず。 憲法に違反するかどうかと言うと、まずは新安保法が憲法違反かどうか(違反と思いますが)。それが違反じゃなかったとしても、現地で何が起こって誰の依頼指示で攻撃を行ったかで境界線が曖昧なまま憲法違反をいつの間にかおかす状況にあると思います。 安保法制で日本が関わってくる 具体的な部分とは? → これはいわゆる駆けつけ警護。南スーダンの施設部隊では無理でしたが、歩兵部隊を送れば国連軍の指揮下の元、宿営地を出て他国の国連軍のために戦闘をしたり後方支援をすることは可能です。でも紛争地帯ではない”はず”のところに、歩兵部隊を送る理由があるのかどうかはわかりません。 なぜ、 日本はPKO部隊の南スーダンからの撤退を 決定したのだろうか? → 上に書いたように南スーダンは紛争地帯であって、法律違反。自衛隊の日報で戦闘と書いているものを、稲田防衛相は日報を隠そうとした上に、出てきたら今度は法律的には戦闘ではないとか誰がどう考えてもおかしな理屈でごまかそうとしました。これはもともとのPKO協力法の矛盾から来ているのですが、政府・自民党としては押し通すしかなかった。ところが、国連軍は戦闘があるからこそ現地にいるわけで、もし自衛隊に死傷者でも出ようものなら政権を危うくするほどやばい話。撤退は安倍政権には痛手ですが、撤退しないことによって起こるリスクが巨大だと判断したのでしょう。大英断と言う人がいますが、与党側の見方。法的には最初から行ってはいけなかったと言うことだと思います。 ところで、南スーダンにPKOを派遣したのは当時の民主党政権。今の明らかにおかしな状況を、単に稲田防衛相を叩くだけで終わらせようとしているように見えるのは、民進党もスネに傷があるんじゃないかと勘ぐります。 日本、世界の防衛、安全保障について、 (それぞれの現状の利点欠点限界盲点とは?) どの様に考えれば良いのだろうか? → 世界平和、国際人道には貢献すべきだと思います。ただ軍事的な貢献は本来日本の憲法・法制度では無理。それにシリアのように、3つどもえ、4つどもえの複雑な戦闘がおこっていて、当事者がそれぞれ市民を人質に取り虐殺するような状況で軍事活動をすることは、ひょっとするといつのまにか自衛隊が虐殺に参加する可能性すらあり、やめるべきでしょう。 ただPKOは医療、教育、インフラ整備、経済支援など文民でできることもたくさんあり、武力ではなくて頭を使ってソフト面での支援は十分ありうると思います。 日本、世界の防衛、安全保障のあるべき姿とは? (グランドピクチャー、理想像とは?) → 東アジアの危機感は高まっていて、今の状況だと防衛体制の増強が求められると思います。ただ、防衛・軍事増強は必ず仮想敵の軍拡をよび、それがまた日本の軍拡をよぶと言うのは歴史を見れば明らか。それに対して、軍事衝突を避けるための政策、交渉が見えません。防衛力は検事すべきと思いますが、戦争を避ける努力をもっと強力に進めるべきと思います。 世界的に見ると、紛争の複雑化が顕著です。上に書いたように戦闘に参加すればいつの間にか市民に対する加害者になりかねない。日本は一歩後ろに引いて、文民的な方法で貢献することに集中するべきでしょう。 ちなみに、野党や報道で批判が起きて来ないのが不思議ですが、日本政府は自衛隊の撤退にあたって、南スーダンの反政府市民を虐待する大統領に報告をし大統領からは謝辞を送られています。そして、南スーダンに多額の食糧支援を決めています。ただ、この食料は誰の手に渡るのか。大統領は反体制地域の住民への食料流通を意図的に止めて弱体化をはかっています。他国の事とは言え一般市民の人権と命を政治的にやり取りしているようで大きな疑問を感じます。

hayyuji9401010
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  • hekiyu
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現状としてなぜPKOが必要なのだろうか?  ↑ 国連に指揮権がある独立した軍事組織を作りたい という目的があるからです。 PKOを発展させて、そういう軍隊にしたい のでしょう。 PKOと憲法9条の関係性とは?    ↑ あれほどはっきりと否定している自衛隊を認めて いるのですから、今更PKOの合憲性などを 議論するのは滑稽です。 安保法制で日本が関わってくる 具体的な部分とは?    ↑ 米国と国連の意向が矛盾衝突した場合どうするか でしょうね。 なぜ、日本はPKO部隊の南スーダンからの撤退を 決定したのだろうか?   ↑ 自衛隊員に犠牲者が出たら、野党や朝日が 大喜びで政府攻撃を始めるからです。 彼らは常日頃、自衛隊を否定し、バカにしていますが、 自衛隊員の犠牲が出るのを今か今かと期待しています。 犠牲者が出たら、自衛隊員の命が大切だ、とか で猛抗議します。 それが見えているからです。 日本、世界の防衛、安全保障のあるべき姿とは?    ↑ 国連は日本を守ってくれません。 まして、常任理事国の中国が侵略してきたら 国連など何も出来ません。 だから国連は抑止力になりません。 北みたいなしょぼい国に国民を拉致されても 何もできない国が、世界平和など論じる資格は ありません。

hayyuji9401010
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