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宇宙の起源をビックバンとすれば色々なことに説明がつ
宇宙の起源をビックバンとすれば色々なことに説明がつくのはいいとして、ではなぜビッグバンは起こったんですか?無から宇宙が始まるという話は信じ難いですよね。
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質問者が選んだベストアンサー
>ではなぜビッグバンは起こったんですか? 理由はありません。 自然界には自由意志というものがないと考えらえれているからです。 >無から宇宙が始まるという話は信じ難いですよね。 はい。信じがたいことです。 信じがたいことは疑い続けることが科学的な態度となります。
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- 雪中庵(@psytex)
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#2の者です。 >放物線の底のところでポワポワしてたのが、たまたまある方面に >片寄って、ドバドバ広がり膨張を始めた、みたいに読めないかな、 それは、ちょっと前の“最新の説”ですね。 真空のゆらぎで、なだれをうって負エネルギー状態に落ち込んで、 その時放出されたエネルギーが物質になった、ていう。 それは、素粒子の持つエネルギー状態の基底状態(0)の下に、 負エネルギー状態があり、確率的に落ち込むので、真空は実は 負エネルギー粒子がギッシリ詰まった状態だとする「ディラック の海」や、重力ポテンシャルエネルギーは負であり、それは正 エネルギーの物質に比例するから、全宇宙のエネルギーの総和は 常に0であるというアインシュタインの指摘に代表される、 無からの空間(負)と物体(正)の分化という一群の説です。 しかし、そこには「ゆらぎによって始まる」という時間の流れが 先入しており、また「分化」したエネルギーの正負のアンバランス という問題がありました。 先の説(人間原理=宇宙は認識される事で派生している)では、 現在(感受=量子相互作用=0)からの過去(記憶=超光速=虚数) と未来(予測=光速下=実数)の相補分化により、そうした 「その前は?」問題も解決できます。 (過去と未来が虚数関係である事で、同一空間にオバーラップ できるので「アンバランス」もなくなる) ぜひ、さらに詳しく勉強されて、先に進んでみて下さい。
お礼
面白い話ですね、勉強してみます。有難うございました。
- 雪中庵(@psytex)
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ご質問の印象について言うと、ビッグバンは、何らかの現象を 説明するためというより、現象(観察)そのものなのです。 目の前に犬が見えた時、『犬がいる』というようなもので。 もちろん、それが実は猫ではないか?と考えてみるのも 科学であるが、そうであるためには無理な要因を導入せねば ならない。 ビッグバンは、最初に観察ありきなのです; 1.宇宙の全方向から絶対温度3度の同じ波長のマイクロ波 がやって来ている事が観察された。 2.遠くの天体(銀河やクェーサー)が、距離に比例して 赤方偏移(ドップラー効果)している事が発見された。 3.その膨張速度を敷衍すると、138億光年かなた (=138億年前)で光速に至り、その近くに観測される 1の3度K輻射が、クエーサーの先に観測される膨大な (138億年前の)爆発を直接見ている事になる。 4.確かにそのビッグバンによって、相対性理論の示唆する 「静的な宇宙は、重力収縮してしまう」「宇宙が静的で 無限に続いていれば、星空は黒くならない」といった 矛盾を「解決」したのも事実ですが、この件に関しては、 1、2の観測ありきなのです。 その見えている姿を「猫だ!」と主張するには、他の あらゆる物理的知見を覆すような革新的解釈が必要なのです。 (ここから先は、量子力学における人間原理という考えを応用 した仮説ですが、たとえば「宇宙が膨張しているのではなく、 物体が収縮している」という等価性が成り立ち、それにより宇宙 の始まりは「エネルギーの塊りの爆発」ではなく、「不確定性 無限からの不確定性(プランク定数h)の収束」になります。 それを宇宙論に展開すると、以下のような仮説になります) 「無から有が生まれる」という事を、すでに有に囲まれた我々の 常識の延長で捉えると、本質的な可能性を見失います。 たとえば、アインシュタインは百年も前に「空間の持つ重力ポテ ンシャル・エネルギーは負であり、それは物質(正エネルギー) に比例するから、全宇宙のエネルギーの総和は常に0」と指摘 しているし、量子論的には「全ての存在は確率波動性を有して おり、無限に詰め込むと、ある波動はその反対の位相を持つ 波動が約束され、相殺されて無限=無となる」とされ、「無から 有が生まれる」というのは我々が日常的感覚の延長でイメージ するものとは異なるのです。 全ての存在は、量子的な不確定性(確率波動)に基づいており、 無限に詰め込むと存在確率の山が平らになり、無と等しくなります。 この「絶対無=不確定性無限」において、その無限の闇に、認 識体の仮定断面の運動(プランク定数hの収束の時系列化=物体収縮 =宇宙膨張)を想定すれば、相対的に無の風は光になり、認識体は その光の向うに、自我仮説の補完としての時空仮説=宇宙を認識 するのです。 (不確定性無限の潜在たる認識可能性の光速での変移に対し、 無の闇は相対的に光の風となる=相対性理論では時間軸にcが 掛けられている) 即ち「自我仮説」が、宇宙膨張=光速の低下=物体収縮=不確 定性(h)の収束における、hの減少の時系列化である時、それが 架空の時間軸となって、空間的確定性としての無限不確定的空間 性が、超光速(過去=経験)と光速下(未来=予測)に相補分化する 受け皿となり、直交基底をなす事によって、相補的不確定性を生じ、 経験による予測=現象表面的定性化における、有限的存在(=非 光速)を幻出しているのです。 即ち、「何か有るんじゃないの?」という疑問(自我仮説)の相補と して生じた時空仮説に対して、「本当はないんだけどね」という無 の射影として、存在は生じていると言えます。 階層現象的非光速性に基づく時空の派生に対する無の射影(幻想を 無へ還元するものが量子=物体=物理)。 無いとは分からない事が有なのです。 だから「その前」や「その外」を問う事は、意味を持ちません(元々 無いのだから)。
お礼
ご回答有難うございました。非常に興味深い話を有難うございます。読ませていただきながら、なんとなく自分の中での話の座りの悪さについて、別のことを思いました。書かれている通り、膨張の状況を時間軸で逆算すると、一点に集まってしまう、だからそこで爆発があった、というところがイケてないような。これは、平行でない2つの直線は一点で交わる、というイメージに引きずられていることはないでしょうか。物質だけでなく時間も空間もビッグバンが起源と説明されているのでなおさらズレ感があります。一点に収束せず、例えば放物線を逆さまにしたような話だとどうなんでしょう。宇宙は突然ドカンと発生したのではなく、ポワっとあって、時間がある方面に偏ったので、その方面に広がり膨張を始めた、とか。要は、一点で、とするとそこんところのメカニズムは人知の範囲外、になってしまうように思えて、それは居心地の悪い話だなと思いました。量子の世界の確率の話は大変興味深く、しかし難しいのでじっくり味わいたいと思います。放物線の底のところでポワポワしてたのが、たまたまある方面に片寄って、ドバドバ広がり膨張を始めた、みたいに読めないかな、なんて思いました。
- tetsumyi
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これはわからない。 宇宙観測で知ることができるのは、ビッグバン以降のことでありそれ以前は知る方法が無い。 宇宙の外側はどうなっているかと言う質問と同じで、知る手段が無いことはの科学ではなく単なる想像です。 仮説として色々言う人はいるでしょうが証明できない。
お礼
有難うございます。やっぱりそうですよね。
補足
想像を科学者は'仮説'という言い方をしますよね。で、仮説が矛盾しない・またはその仮説から導かれる現象からの予測について、例えば直径何キロだったかの馬鹿でかい加速器を作って素粒子の生成消滅を実証したりしてます。 ビッグバンの再現なんて迷惑な発想ですが、そのメカニズムの仮説から出てくる一部を実験しようなんてことを考えてる人がいたらロマンチックですね。 相当税金を使いそうなので、今のご時世難しそうではありますが。
お礼
ご回答有難うございました。私の書き方が単純過ぎました、恣意的な話のような捉え方はしておらず、メカニズムについて疑問に感じた次第です。
補足
私は単にメカニズムへの疑問を書いのですが、その上のレイヤでの様々な見方についての知見もいただき、望外に大変面白い話をいただくことができました。しかしながら、私は単純に「逆算したら一点に交わる」は返って混乱を招くのではないか、と思った次第です。時空が一点に交わると思われるその点とその近傍は開区間なのであって、閉区間ではないほうが面白い。境界とか、その前とか、を言い出すと、それは外の話なので原理的にわからない、とか、いやいや別の理論の適用で説明がつく、とか、言葉を選ばずにいえば思考のゲーム話になってしまうのがつまんない、のです。そもそもここでストレートにして端的な解を期待してません。が、面白い視点に触れることができて良かったですよ。 結局、端的にコメントをいただき、ほっとした次第です。有難うございました。