人に迷惑をかけないということ

質問

ここのカテゴリーでよいのかわかりませんが、最近自分の価値観に葛藤を感じるので質問させていただきます。

「人に迷惑をかけない」というのは日本人の美徳だと思います。私もずっとそういう価値観を持っていました。
ヨーロッパに留学したとき、あちらの人はまず第一には「人に迷惑をかける」という事を考えず（全くない訳ではないです）、「自己主張する」「少し位人に迷惑かけたってやりたい事を優先させる」ことを知りました。
最初は周りの人が全員身勝手！と感じましたが、段々その国には自己主張する土壌があり、人々の心根は日本人よりむしろ余裕があり優しい人達ばかり、と感じました。

そこで感じたのが、日本の「人に迷惑をかけない」事はもしかしたら「人に、というか自分に迷惑をかけるな」「集団生活を乱すな」という保守的な冷たい考えを象徴した言葉なのでは？ということです。
誰だって迷惑をかけられたら嫌です。でもそのことだけにとらわれていたら人と違う事をできないし、よく言われる個性豊かな人間に、なんてなれない気がしてしまいます。留学先で出会った日本人の友人はアウトローな性格で、日本ではいじめられて暗かったそうですが、留学して個性を認められ芸術の分野で才能を開花させ、イキイキとしてました。
（↑「日本で生きにくいならどうぞ海外へ行って下さい」と言われればそれまでですが・・。）

その一方で、日本がとても安全な国なのは「人に迷惑をかけない」を実践していたからこそで、最近治安が前より悪くなっているのはその意識が低下したから？とも思ってしまいます。確かに留学先の国は日本に比べると治安が悪かったです。

長々と脈絡のない文になってしまい申し訳ありません。最近「人に迷惑をかけない事よりも大切な事があるのではないか」と感じてしまうので、よろしければその事についてよしあしなど皆様のご意見・価値観を聞かせて頂けませんか？

回答No.2

skoncho · ベストアンサー

初めまして。スコンチョといいます。(^_^)

>>人に迷惑をかけない事よりも大切な事があるのではないか

ここで問題になるのは「迷惑」の定義ですね。肉体的・
精神的な苦痛を与えるのであれば、やるべきではないと
思います。それは、人間が集団で暮らし始めて最初に出
来たといわれる「盗むな・壊すな・殺すな」に代表され
る、グランドルールだと思います。

それが、苦痛ではなく、やや不快程度であれば、自己主
張・自己表現は認められるべきことで、みんながみんな
同じような生き方をする必要は全くないでしょう。こち
らは「身勝手＝自由」の範疇ではないかと思います。

どんなに従順に生きていても、他人への負担は大なり小
なり発生していて、その程度と種類が問題になるのでは
ないですか。

「日本国が改めた方がよいのではないか」と思うことは
二つあります。いずれも、小学生についてですが、成績
１～２の子どもを３へ押し上げることしか考えず、４～５
の子どもはおざなりです。やはり、優秀な子を5.5～６
へと補助する方策も必要だと思います。

もう一つは、軍隊の様にみんな同じ制服を着ている意味に
ついて考えるべきです。戦後の服が買えない頃ならいざ
知らず、大人にとって管理しやすいとか、よその子の服を
気にしなくてよいという程度の理由で、個性を培う土台
を削り取っているような気がしてなりません。

付和雷同を良しとする日本人を生み出し続けるシステム
を変えないかぎり、同じような価値観の国民が長い将来に
わたって多数派として居座るかもしれませんね。

お礼

もちろん人に危害を与えたり、モラルのない迷惑はいけないですよね。人にやや不快を与えてしまう自己主張、というのが私のテーマというか、悩んでしまう事です。

回答No.5

banana777

国際結婚をしています。
旦那はイタリア人です。子供が３人居ます。
日本とイタリアと両方で生活をしました。
実際に子供達は地元の幼稚園、小学校に通わせました。

さて、あなたの言われる「人に迷惑をかけない」ですが、日本人でもそれぞれですし、向こうでもそれぞれだと思います。
「自己主張」と「身勝手」は別物です。
向こうで一番感じたのは「待ち合わせ」です。
例えば、５時に待ち合わせをして４時５０分ぐらいに着ているのが日本人。
イタリア人で５時に来る人は・・・ごくわずかでしょう。
５時１０分なら問題ない「ちゃお」で済みますね。
５時３０分・・・「やあ、○○で事故だよ」
６時・・・それでも「ちゃお」だけのイタリア人。
約束事に自己主張はありません。これは、明らかに迷惑以外ないです。
でも、イタリアで５時の待ち合わせに４時５０分に来る方がいけないんです。
これは、イタリアでの悪しき習慣？国民性？ですが・・・。
それに近いことをビジネスでもやってしまうようなイタリアと日本を比べてください。
（ドイツ人などはまた違いますが・・・）

日本で駄目だった友人が向こうで生き生きとしているのは、別物のように感じます。
教育制度の違いが大きいと思います。
日本とは全く違う評価システムですから・・・。
これは個別に日本が考えなければいけない重要課題ですね。
（低年齢層の恐ろしい犯罪が多発してますから）

あなたは、海外をみてきていろいろなことを学んだと思います。
価値観しかり・・・自分の価値観をしっかり持ってください。
ここで、誰かにどうこう言われても・・・それがあなたの個性につながり、「自己主張」でもあります。
「迷惑をかけない」のは最低限のルールであり、その上であなたに大事なことを自己主張する分には問題ないと思います。

実際、私はイタリアで自分の子育てをやってきたし、現在日本で子供たちに「迷惑をかけない」というルールの上に個性を大事にすることを教えています。

お礼

時間のルーズさには確かに驚きました。私も待ち合わせ時間の１０分前には絶対着いていたので。でも私は当たり前のように遅刻してくる人たちを見て、私は今まで時間に追われすぎていたと思いました。計画通り進まなくても、合理的でなくても悪いことではないと知った気がします。日本に帰ってきてからはすっかり元に戻りましたが。

補足

色々なご意見ありがとうございました。
皆様の意見をきいて、私は「迷惑をかけない」という言葉にとらわれすぎていたとわかりました。「思いやり」という言葉に変えれば、もっとわかりやすく考えられそうです。自己主張をしたら、その分だけ人の意見を聞くとか、一人よがりにならないよう気をつけていきたいと思います。当たり前の事ですが、気づかせて頂く事ができてよかったです。

回答No.4

yu-taro

おはようございます。

＞「人に迷惑をかけない」というのは日本人の美徳だと思います。私もずっとそういう価値観を持っていました。
ヨーロッパに留学したとき、あちらの人はまず第一には「人に迷惑をかける」という事を考えず（全くない訳ではないです）、「自己主張する」「少し位人に迷惑かけたってやりたい事を優先させる」ことを知りました。

　ヨーロッパを含めアメリカなどのいわゆる欧米の人々ですが、元々は同じ民族であり、自己主張をして自分の意見をはっきり持っているということがいえると思います。でも、それは考え方を持っているということと、人との接し方の一つですが、迷惑を掛けないという根底にある精神は欧米人であろうと日本人であろうと皆同じはずです。迷惑を掛けるというこは、犯罪にも繋がります。犯罪者はどこの国でも取り締まられ、自らその責任を負わなければなりません。これは分かりますよね。

＞そこで感じたのが、日本の「人に迷惑をかけない」事はもしかしたら「人に、というか自分に迷惑をかけるな」「集団生活を乱すな」という保守的な冷たい考えを象徴した言葉なのでは？ということです。

　これは保守的な考え方が良くないというようにも取れますが、世の中一人で生きて行けるものではなく、絶えず人との関わりが付いて回ります。アパートやマンションに住んでいても、一戸建てに住んでいても、過度に騒いで隣近所に迷惑を掛けてはならないのは当然です。ゴミの出し方だって、休日に出せば、今の時期虫が発生したり、悪臭が出たりして近所迷惑ですよね。
　以前、近所の店でラジオの音を急に大きくして、店の外で鳴らし続けていたので、頭にきて匿名で１１０番して取り締まってもらったこともあります。

＞よく言われる個性豊かな人間に、なんてなれない気がしてしまいます。留学先で出会った日本人の友人はアウトローな性格で、日本ではいじめられて暗かったそうですが、留学して個性を認められ芸術の分野で才能を開花させ、イキイキとしてました。
（↑「日本で生きにくいならどうぞ海外へ行って下さい」と言われればそれまでですが・・。）

　このことですが、才能が有る人は日本国内に留まらず、外国の文化に触れて、そこで一層の刺激と勉強をすれば、より成長できるということです。美術や芸術は日本と違った長年の歴史と文化を育んできたヨーロッパの今の空気に触れることはとても大切だと思います。映画や音楽もアメリカや南米、また、今元気な韓国映画など、日本と違う異文化に接することも視野を広げ人間としての幅を会得するには良いと思います。優れた芸術家や著名人、スポーツ選手などは日本では収まらず、海外で活躍していますよね。野球であれば、ダブル松井やイチロー、野茂などの活躍は日々スポーツニュースで活躍しているほどです。更に今はオリンピックも近く、日本の代表選手が晴れの舞台で世界の注目を浴びる。中には世界一になれそうな選手も何人もいる。これ皆素晴らしいことです。でも、日本が嫌だとか、日本の文化や生活を皆否定しているのではありません。

　日本人という瑞穂の国に生まれ、お米を主食として、穀物や野菜を多く食べる、健康的で世界中から注目を集めているなどがあります。日本文化の仏教、儒教からの教えの「人の迷惑を掛けてはいけない」という教えは脈々と受け継がれています。日本の誇れる文化と生活感は私はとても好きで、日本人として生まれ育ってきてとても良かったと思っています。

　人に迷惑を掛けないというのは最低限守って欲しいと親が子供に教え込むことです。それ以外にも大切なことは沢山あります。
　日本人としての誇り、国を愛する気持ちが薄れつつある現在、改めて愛国心とは何か、日本の歴史、過去の戦争の認識と現在までの発展ということを質問者さんは考えてみたらいかがでしょうか。外国の文化に憧れるのは悪くないと思います。ただ、現在の日本はそれほど悪くないが、これからどうあるべきか、その中で質問者さんはご自分のことだけでなく、世間、日本に対して何かできるのかを考えてみませんか。

お礼

書いているうちに意見表明に近くなってしまったことに反省しています。
日本を出て日本の良さをとても感じたし、日本人に生まれて良かったと思います。確かに自己主張できる留学先の国もいい所ばかりではありませんでした。

回答No.3

hagewashi

「人に迷惑をかけるな。」という意味を、観念としてしか教えていないのが問題なのでは？

子供時代の教育の違いだと思います。

外国では子供に対して「人に迷惑をかけてみなさい。」と、まず教えます。
すると子供は「どうやったら人が迷惑を感じるだろうか？」と考える様になります。

具体的にこんな事やあんな事をすれば人が迷惑に感じると分かりますのでこれで結果として、「人に迷惑をかけない生き方」を身に付ける様になります。

子供時代に「人に迷惑をかける」という言葉に対して
どのくらい具体的に考えたか、の差だと思います。

回答No.1

Aruku-20030515

国によって多少違いますが、大半の国民はそれぞれが「他人を思いやる」・「個人を尊重」しています。
所謂「自己中心」・「身勝手」な国民が増えると国は乱れます、だたそれだけです。
（よく日本は保守・協調的で、ヨーロッパ・アメリカは革新・対立的といわれてますがそれは　日本人が受け取る感覚で逆に、ヨーロッパ・アメリカの人は　日本の協調を
賛美する人もいます）

>>日本ではいじめられて暗かったそうですが、
>>留学して個性を認められ芸術の分野で才能を開花させ
>>イキイキとしてました。
それは、「個性」が認められたのでなく
日本の教育が「自信をつけさす」事をしていないだけで
留学で「自信」をとりもどせただけなのでは？＜そもそも個性を否定する先進国なんてそんなに多くないし

>>最近「人に迷惑をかけない事よりも大切な事があるのではないか」
「自分の考えを押し通し、他人の事は後回し」の発想
所謂、自分の主張だけして他人の意見はまったく聞かないタイプですね、
最近そのような考えの日本人が多くなってますのでやりにくいです。＜
自分の考えを強く持っておくべきですが
それをすべて外に出して主張するのでもなく他人に強要するものでもないです。

お礼

身勝手な人間が増えると国が乱れる、その通りだとおもいました。また自己主張するなら同じ分だけ人の意見も聞かなければいけないなと思います。