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積分と微分の入れ替えの証明(複素関数)

こんにちは。 Γをジョルダン閉曲線とし,f:A×B→C (A⊂C,Γ⊂B⊂C)はΓとその内部でzについて偏微分可能とする。 この時,d/dz∫_Γf(y,z)dy = ∫∂/∂z f(y,z)dy. となる事を示せ。 を教えてください。

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  • jcpmutura
  • ベストアンサー率84% (311/366)
回答No.1

Γ={y(x)|0≦x≦1,y(0)=y(1)}⊂C………(1) B=Γ∪(Γの内部) f:Γ×B→C f_z(y,z)=(∂/∂z)f(y,z)………(2) F(z)=∫_Γf(y,z)dy………(3) G(z)=∫_Γf_z(y,z)dy………(4) g:[0,1]×B→C g(x,z)=f(y(x),z)y'(x)………(5) 自然数nに対して F_n(z)=Σ_{k=0~n-1}g(k/n,z)/n………(6) G_n(z)=Σ_{k=0~n-1}g_z(k/n,z)/n………(7) とすると (1),(3),(5)から F(z)=∫_{0~1}g(x,z)dx………(8) (1),(4),(5)から G(z)=∫_{0~1}g_z(x,z)dx [0,1]は有界閉集合でコンパクト Bも有界閉集合でコンパクト [0,1]×Bも有界閉集合でコンパクト コンパクト距離空間からの連続写像は一様連続だから g:[0,1]×B→C は一様連続 g_z:[0,1]×B→C も一様連続 gは一様連続だから 任意のε>0に対して あるδ>0が存在して |x-t|<δ {x,t}⊂[0,1] z∈B となる任意のx,t,zに対して →|g(x,z)-g(t,z)|<ε………(9) となる n_0>1/δとなる自然数n_0が存在して n>n_0となる任意の自然数nに対して (8)から F(z)=Σ_{k=0~n-1}∫_{k/n~(k+1)/n}g(x,z)dx ↓平均値の定理からk/n≦ξ_k≦(k+1)/nとなるξ_kがあって F(z)=Σ_{k=0~n-1}g(ξ_k,z)/n………(10) k=0~n-1に対して |ξ_k-k/n|≦1/n<1/n_0<δ だから(9)から →|g(ξ_k,z)-g(k/n,z)|<ε/3 だからこれと(6),(10)から |F(z)-F_n(z)|≦Σ_{k=0~n-1}|g(ξ_k,z)-g(k/n,z)|/n<ε だから lim_{n→∞}F_n(z)=F(z) は一様収束となる 同様に g_zも一様連続だから lim_{n→∞}G_n(z)=G(z) も一様収束だから 任意のε>0に対して 自然数n_0が存在して n>n_0となる任意のnとz∈Bに対して |G(z)-G_n(z)|<ε………(11) だから |z-a|<1………(12) {a→z}={z(t)|z(t)=(1-t)a+tz,0≦t≦1}⊂B となるa,zに対して |∫_{a→z}G_n(z)dz-∫_{a→z}G(z)dz| =|∫_{a→z}{G_n(z)-G(z)}dz| ↓(11)から <ε|z-a| ↓(12)から <ε だから lim_{n→∞}∫_{a→z}G_n(z)dz=∫_{a→z}G(z)dz…(13) となる ∫_{a→z}G_n(z)dz ↓(7)から =∫_{a→z}{Σ_{k=0~n-1}g_z(k/n,z)/n}dz =Σ_{k=0~n-1}∫_{a→z}g_z(k/n,z)dz/n =Σ_{k=0~n-1}{g(k/n,z)-g(k/n,a)}dz/n =Σ_{k=0~n-1}g(k/n,z)dz/n-Σ_{k=0~n-1}g(k/n,a)dz/n ↓(6)から =F_n(z)-F_n(a) だから lim_{n→∞}∫_{a→z}G_n(z)dz =lim_{n→∞}{F_n(z)-F_n(a)} =lim_{n→∞}F_n(z)-lim_{n→∞}F_n(a) =F(z)-F(a) ∴これと(13)から F(z)-F(a)=∫_{a→z}G(z)dz zに関して微分すれば F'(z)=G(z) ∴これと(2),(3),(4)から (d/dz)∫_Γf(y,z)dy=∫_Γ(∂/∂z)f(y,z)dy

catalina2012
質問者

補足

大変恐縮しております。 大切に拝読させて戴きたいと思います。

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