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ips細胞による再生医療を実現するのに必要な知識

学校の課題で 実現させたい技術について書き、それを実現するために必要とされる知識について書き、その実現可能性について考察して書け。 という課題がでました。 そこで私は失われた体の一部や機能をips細胞で復活させることについて書くことにしました。 ipsは分裂していくなかで、それぞれ目や臓器などいろいろな部位などを構成している様々なタイプの細胞に分かれ、さらに目当ての部位を作るのに必要なタイプの細胞をたくさん集めて、そこから立体的に細胞を組み立てて目当てのものを作ることで体の一部が作れるといったことを調べました。 なので、ips細胞で体の一部を再生するには、 1 目当てのタイプの細胞の生み出し方  2 その生み出した細胞の増やし方  3 増やしたそれらで立体的に目あてのものを作る方法 の大きく分けて3つ必要だとしりました。 しかしそれらを意識しなければならないのはips細胞を扱えるレベルに達してからの話で、この3つの知識を本格的に活用して実現に向けて動く段階にはそれまでに何かしらの他の知識も当然必要なはずです。 この課題を書くとき、3つの知識を書いただけではあまり点数はもらえないのではないかと考えたのですが、その3つの知識を活かす段階に達するまでに必要な知識や他に必要な知識があればついて適当にでも良いので教えてください。

みんなの回答

  • yanachu
  • ベストアンサー率46% (78/166)
回答No.2

以前、GaccoというサイトでiPS細胞について学ぶ機会がありました。 今年も講義があるようですね。 ( https://lms.gacco.org/courses/course-v1:gacco+ga019+2016_09/about ) 「iPS細胞を利用した再生技術を行うための知識」という点ではすでに回答いただいた方が十分に説明をしてくださっています。 しかしこの技術を実際に万人に利用できるようにするためには、 「知的財産についての問題」「倫理的な問題」「法的問題」などを解決するための知識も必要です。 実際、京都大学のiPS細胞研究所では、こういった課題を解決するための組織もあるそうです。 ここまでレポートの内容を広げる必要があるかわかりませんが、知っておいてもいいかなと思いましたので。 もうご覧になっているかもしれませんが、お時間あれば、iPS細胞研究所のサイトも参考になさってはいかがでしょうか。 http://www.cira.kyoto-u.ac.jp/

  • jing0708
  • ベストアンサー率59% (485/810)
回答No.1

初代培養系を扱っているものです まずiPS細胞を用いる場合に必要なのは ・細胞生物学に関する知識 ・遺伝子操作に関する手技 ・細胞培養に関する手技 ・幹細胞から分化させる手技 が必要です。そして、それらを分化させることが可能だったとして移植に移るわけですが組織そのものを作成するというのは極めて難しいのです。例えばなくした腕と同じものを作るというのは現在のiPSでは出来ません。皮膚、筋肉への分化は可能であっても体積が大きい組織に作り上げることは出来ません。その理由は ・別種の細胞シート同士が培養によって接着することが少ないこと ・傷口に合わせた組織を作るということが現実的に不可能であること(細胞の表面を削るといった物理的なことはできないため) これらのことを考えると、作るのはあくまでも臓器の一部であったり、皮膚などの単一の組織の一部ということになります。そして、これらは現在殆どの細胞や組織で報告があります。つまり >実現させたい技術について書き、それを実現するために必要とされる知識について書き、その実現可能性について考察して書け。< という題に合致しません。既に存在する技術だからです。 現在臨床研究までいっていないものは多いですが、心臓や肝臓、膵臓、脾臓、胸腺、脳の一部などは既にvitro段階で研究が進み臨床応用に進みつつあります。仮にこれをテーマにするとしても <必要な知識> ・医学の基礎知識(医歯薬学部レベル) ・免疫学の知識(修士~博士レベル) ・細胞生物学、遺伝子工学の知識(博士レベル) が必要不可欠です。さらに、使用するのはヒトを考えているでしょうからヒトに関する研究に際する倫理への知識は絶対的に要求されます。 また、これらの実験系は知識だけでは成立しません。必ず技術的な部分を身につけなければ行うことができないのです。従って、最初は継代培養系などから初めて細胞培養になれなければなりません。その後、遺伝子を導入するわけですが、これについては現在キット化されているので大きな問題にはならないと思います。重要なのはコンタミさせずに細胞培養を行うことができるかになります。 また >3 増やしたそれらで立体的に目あてのものを作る方法 について学ぶのであれば細胞間接着の知識も持たなければなりません。どのようにしてヘテロな組織を有機的に結合させるのかという部分は非常に重要です。 iPS細胞の培養方法などについては現在羊土社などから標準プロトコール集が出ています(他にもイラストレイテッドもあったと思います)。それらを参照しつつ、自分に足りない知識がどのあたりなのかを考えていくと具体的に考察できると思いますよ。

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