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音の知覚について

音階の最小の単位である半音は、1オクタ-ブの12分の1ですが、なぜ音階の最小単位が12分の1程度になったのでしょうか。西洋近代音楽に限らずに、他の多くの民族においても、半音程度の音程が最小単位となっていますが、これには人間の音を知覚する生理学的原理が関係しているのでしょうか。ご意見があったら、お聞かせください。

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.6

12平均律は妥協の産物ではないでしょうか? 平均律の三度の音はにごっていて汚いですよね。調律が自由に可能な楽器なら演奏する曲の調性に合わせて純正律にすることもできるけれど、調律に制約のある楽器では無理だったりします。それでどの調性でも弾ける(どの調性でも適当に外れている)調律法として平均律が確立されたのだと思います。 長三度が純正であることが必要だった時代に考案されたヴェルクマイスターIIIという調律法があります。この調律で演奏すると違った響きがありますよ。私が大学時代に読んだ本で「ゼロ・ビートの再発見」の一読をお奨めします。音律について面白い話が読めます。12平均律が全てではない、と。

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質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。「ゼロ・ビートの再発見」という本を見つけました! 早速読んでみます。ありがとうございました。

その他の回答 (6)

回答No.7

ちょっと補足です。なんで音律の話を持ち出したのかと言うと、原始的な楽器で倍音や単純な比率になる音だけを拾ったら純正律という音階になり、1/12にはならないからです。

  • lilact
  • ベストアンサー率27% (373/1361)
回答No.5

大昔弓に弦を張ってそれをはじいて音を出すような原始的な楽器があったと思われます。それで、真ん中を押さえたり、別のところを抑えたりしながらだんだん全音とか半音とかオクターブというものを見つけていった人たちがいた。 それとは別に今の全音とか半音とかオクターブに収まらないものを見つけていった人たちもいた。 その中で、1オクターブや全音半音は見つけやすいし、聞いた感じもすっきりしていたから多くの民族が見つけて使った、ということかと思います。 ちなみに、沖縄音楽はドミファソシドの5つ、民謡はラドレミソラの5つの音だけで作ることができますね。1オクターブの中の5つの音で音階を作っています。1オクターブを22の音に分けている民族や、2オクターブで1つの音階を作っている民族もいますね。

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質問者

お礼

2オクターブで1つの音階を作っている民族もいるんですか。いろいろあるんですね。 ご回答ありがとうございました。

  • ademu2
  • ベストアンサー率35% (87/242)
回答No.4

半音が定義できるのは鍵盤楽器(これとてチューニングがあっていなければあてはまらないですが)だけで他の楽器には微妙音というのが存在します。つまり、グリッサンドの演奏一つとってもピアノでは無理ですが、弦や管楽器では十分可能です。事実、現代音楽ではこの微妙音を使用している曲もあります(ペンデレツキーなど)。 不協和音から協和音にうつるときの快感と同じようにグリッサンドにも不安定な音程から正しい音程への過程での快感が得られます。 ドップラー効果というのも一つの例かも知れません。救急車が自分の横をすり抜けていくときの音程の変化も聴いていて音程は半音程度だと思いますが微妙にずれていく感覚は音楽ではありませんが心に残ります。 音程には人間の感情を動かす力があります。

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質問者

お礼

ドップラ-効果ですか。確かにあの感覚は残りますよね。F1好きとしてはたまらないです。エンジンの音のほうが好きですけど(笑)。 現代音楽については全くの無知なのですが、夏休みになったら、いろんな音楽に溺れてみようと思ってます。ありがとうございました。

  • terra5
  • ベストアンサー率34% (574/1662)
回答No.3

私も最小単位は半音とは思っていません。 また、通常の西洋音楽も音階としては たとえば、ドレミファソラシの7音が基本と思っています。 それと#1の方もあげてますが、1/4音が使われている音楽は他にもあります。確か、インドだったかな? 12音というのは多数の音を便宜的に代表する音と思ってます。 それはそれとして半音ですが、ドレミファソラシドを考えると既に出てきますね。 音に関しては、他の方も書いているとおり、倍音が重要と思います。ただ、それだけではありませんが。

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質問者

お礼

うわぁ、インドにもあるんですか。さっそく調べてみます。ありがとうございました。

  • sanori
  • ベストアンサー率48% (5664/11798)
回答No.2

これには、明快な答えがあります。 ハモる=共鳴する=倍周波 です。 仮に、ドを1倍音としましょう。 そして、倍周波(倍音)を計算していくと・・・ 2倍音は、上のド。 3倍音は、その上のソと、ほぼ同じ。 4倍音は、その上のド。 5倍音は、その上のミと♭ミの中間ぐらい。 6倍音は、その上のソと、ほぼ同じ。 7倍音は、その上のシ♭とほぼ同じ。 8倍音は、その上のド。 このように、たまたま偶然なことに、 12音律にしていると、ハモる音に当てはまることが多くなるのです。 ただし、世の中には12音律でない音楽もあります。 古くからの世界各地の民俗音楽にも12音律でない音楽があります。 しかしながら、ハモリの出やすい12音律(および、それに準ずる音階)は、耳に心地が良いため、世界中で最も流行ることになったと考えられます。

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質問者

お礼

倍周波を計算していくと、自然音階になるんですよねぇ?平均律だと12^(i/12)となって、無理数がでてきて、まだ対数が確立してない時代は、平均律はなかったとか。倍周波について述べられているのを見て今日いろいろ調べて、わかってきました。 様々な民族音楽の音階を調べてみるのも一興かもしれません。ありがとうございました。

回答No.1

1オクタ-ブの12分の1は世界共通ではありませんし、共通の最小単位でもありません。古代ギリシャでは1音の1/4まで表現していました。日本の古音楽でも12分ではありません。また1オクターブを12に分割する方式にも、イオニア式だのドリアン式だの、数十種類があり、お互いに微妙に音が異なっています。 8音、12分割の原理は倍音、ハーモニックス理論で説明できます。「響き」という意味では人間の知覚としての関係もありますね。

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質問者

お礼

すみません、質問の仕方に語弊があったようです。世界共通の最小単位と受け取られても仕方のない言い方をしてしまいました。私としては、ただ半音程度の差が多い気がするなと思っただけで。古代ギリシャで1/4まで表現していたとは知りませんでした。音階一つをとってもかなり興味深いですね。 ありがとうございました。

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