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漢字タイプライターのメーカーの運命は
昔、公式文書は漢字タイプライターで作成されていましたが、あの製品のメーカーはその後どういう運命をたどっているのでしょうか。廃業ではなく現在こういうものを作っているというような例がありましたら教えてください。
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>公式文書は漢字タイプライターで作成されていました その通りですね。 昔は「和文タイプ」と言って、機械的な感じタイプライターが主流でした。 確か、この国家試験検定も存在していたはずです。 テーブル一面に漢字・ひらがな・カタカナの凸があり、てタイプをしていた様です。 文字一つを探すにも、大変だったと思いますね。 昭和時代の登記簿・権利書の多くは、この漢字タイプライターで打っていました。 自宅にある権利書も、このタイプです。^^; >あの製品のメーカーはその後どういう運命をたどっているのでしょうか。 日本では、日本タイプライターという会社が製造・販売を行っていました。 昭和57年頃までは、三和銀行を主力銀行とする年商120億円の優良企業でした。 が、親子間の相続問題(経営権をめぐる争い)が起き、一気に経営は傾きます。 ※沖電気・シャープが、電子式日本語タイプライターを発表した事も下降の一端。 相続問題にキヤノンが参戦。 日本タイプライターが持っていた大阪駅前の膨大な土地・特許目当て!? 徐々に、キヤノン全額引き受けの増資を繰り返し「創業家一族は、経営権を失う」のです。 2001年5月。社名をキヤノン・エヌ・ティー・シー株式会社と変更。 2004年1月。キヤノンエコロジーインダストリー株式会社とキヤノンセミコンダクターエクイップメント株式会社に分割。現在に至ります。 今は、キヤノン製品を製造していますよ。 余談ですが・・・。 シルバー精工・ブラザー工業は、漢字タイプライターの製造販売は行っていません。 和文(カナ・ひらがな)英文のタイプライターを、製造販売していました。 ※世界的な企業は、オリベッティー(イタリヤ)でした。 今も、シルバー精工のタイプライターを持っていますが「インクリボン」が無いのでディスプレイ専用となっています。
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日本タイプライターが作っていた製品にはラインプリンターもあります。 80年代ごろまでの大型コンピュータのプリントアウトは、ラインプリンターで印刷されたものが多かったと思います。役所からの郵便物の宛名などの印字がカタカナで、インクリボンの網目がなんとなく写っていたのを思い出しませんか?8ビットですので、256文字以下(多分)のドラムが桁数分並んだ構造だったと思います。 私が大型コンピュータ(メインフレーム)の仕事に携わった頃は、活字のラインプリンターでは無くドット式のラインプリンターに置き換わっていました。 当然、紙送り技術やインクリボンの技術、データ送受信の技術は現代にも受け継がれています。複写紙を使う伝票印刷ではドットインパクトプリンターは現役ですからね。 余談ですが、私の知り合いがグリコ・森永事件の脅迫文で使われていた「パンライター」と同じ機種を持っていたため当時警察からいろいろ聞かれたそうです。
お礼
まともな技術は必ず活路があると信じたいのですが、プリンターの技術に当てはまると理解いたしました。いいとこどりのつまみ食い的な企業とは大分違うと納得できました。
- shintaro-2
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廃業も多いかと思いますが、 日本タイプライターはキャノンの子会社に吸収されています。 https://www.canon-ecology.co.jp/office/history.html 東芝はPCもやってますがシステム付属のレーザープリンター他を製造販売していますし、 シルバー精工も普通にプリンターを製造販売しています。
お礼
漢字タイプ特有の技術を生かしたような形の吸収なのでしょうか。プリンターを作っているところでも安んらかの形で漢字タイプの技術が生き延びているのでしょうか、気になりました。
お礼
和文タイプは代表的な昭和文化遺産になってしまったのですね。企業というのは技術だけではなく経営手腕とか、人間関係にも大きく影響されることは現今のオリンパス、東芝、東洋ゴムなど枚挙にいとまがありませんね。