ミサイルにステルス技術を適用するとどうなるのか?

このQ&Aのポイント
  • ミサイルにステルス技術を適用すると、投影面積が小さくなり、レーダーでの捕捉が困難になる可能性があります。
  • ステルスミサイルは迎撃が難しくなり、ミサイル迎撃システムの役割が制限されるかもしれません。
  • ただし、至近での探知やCIWSによる迎撃など、他の手段で対処することが考えられます。
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ステルス ミサイル

ステルス戦闘機というのがあります。 そのステルス技術をミサイルに適用したらどうなるのでしょうか? もともとの投影面積が戦闘機の数十分の一?数百分の一?しかないミサイルがステルス化したらレーダーでの捕捉は不可能にならないでしょうか? そうすると弾道ミサイルであれ巡行ミサイルであれ迎撃することは不可能になり、ミサイル迎撃システムは役に立たなくなるのではないでしょうか? または至近で探知してCIWSのみによる迎撃といった形になるのでしょうか? 例えばステルス戦闘機がイージス艦の強力なレーダーにより100km離れた位置で探知されるとします。 そして仮にミサイルの投影面積が戦闘機の1/100であったなら、ステルスの効率が同じと仮定するとイージス艦がステルスミサイルを探知可能になる距離は単純計算で1kmになります。 マッハ4程度で巡行可能なミサイルであった場合、1kmの距離を飛ぶのに必要な時間は1秒未満です。 なぜ中国やロシアはミサイルをステルス化してアメリカの空母艦隊をフルボッコにした上で世界征服しようと企まないのでしょうか? 教えて下さい、よろしくお願いします。

noname#215377
noname#215377

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  • eroero4649
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回答No.2

>なぜ中国やロシアはミサイルをステルス化してアメリカの空母艦隊をフルボッコにした上で世界征服しようと企まないのでしょうか? ステルス化技術についてはアメリカが飛び抜けていて、次に西側諸国、ロシアと中国はアメリカから見れば周回遅れ以上の技術の差がついています。 ロシアって面白い国で、昔から一点モノを作るとときにすっごいものを作り出したりします。ツァーリボンバっていう世界最大の威力を持つ核爆弾とか作るんですよ。だけど、「高い品質のものをチマチマ大量に作る」というのがすっごい苦手な民族なんです。寄木細工的なものはできないんです。マトリョーシカってシステム的には同じデザインのものが大きくなるだけだから単純でしょ? そこで個々のクオリティで勝てないソ連(ロシア)はロシア的解決法を考えました。「無重力の宇宙でボールペンが使えないことを知ったアメリカはNASAの英知を結集して無重力でも書けるボールペンを開発した。一方ソ連は鉛筆を使った」というアレです。 もし相手が100発のミサイルを処理する能力があるなら120発打ち込めばいい。もし150発撃ち落とせるなら200発撃てばいい。これを飽和戦術(飽和攻撃)といいます。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A3%BD%E5%92%8C%E6%94%BB%E6%92%83 今のところロシアも中国もこの路線でアメリカへ対抗しようとしています。その上で、個々のクオリティの向上にも取り掛かっていますがなかなか思うようにはいかないようです。ロシア人は前述のようにチマチマ作るのが苦手、中国人は手を抜かないで仕事をするのが苦手なのでね。 ところで、CIWSは既に時代遅れになりつつあります。まずCIWSでは弾切れになるほど飽和攻撃されたら対抗できないというのがあり、また相手のミサイルの飛行経路から未来位置を予想して弾を撃ち込むわけですが、最近のミサイルはCIWSの圏内に入ると事前にプログラミングされて進路をちょいちょい変えたりするんですね。ハンドルを右に切ったり左に切ったりするんです。そうするとCIWSが対応しきれないので命中が期待できます。 また、「そもそもミサイルをミサイルで撃ち落とせるのか」という根源的な問題があります。「ミサイルをミサイルで迎撃した」というと湾岸戦争が有名、というか実戦では唯一なのですが、このときイラクのスカッドミサイルに立ち向かったのがあのパトリオットミサイルでした。当初、米軍はその命中率を「80%以上」と豪語していたのですが、そのうちどんどん「60%」「まあ半分くらいは当たってたと思う」と下方修正され、とうとうイスラエル軍関係者が「あんなの、一発も当たらなかったくせに」と暴露されて実は一発も防げなかったことが明らかになりました。あれからもう20年近くが過ぎていてパトリオットミサイルも改々型であるパック3になりましたが、「元が一発も当たらなかったんだから、あんまり期待するのもねえ」というのが常識です。 それどころか、北朝鮮が南に向けてロケット(ミサイル)を発射したということがありましたが、東に飛ばすと思っていたら思わず南に飛んできたので日本政府も自衛隊も慌てました。結果、着水位置と計算されたその南の方向の沖縄県ナントカ町に国の警報が届いた頃にはとっくにロケットは落ちていたってことがありました。1秒で何キロもすっ飛んでくるミサイルやロケットによる攻撃は、迎撃の時間もほとんどないのです。 ですから長々と書きましたが、結論としては現在はミサイル攻撃は攻撃側が極めて優位な状態(であると思われる)なのでわざわざそれでなくても値段が高いミサイルをさらにコストアップしてステルス化するメリットはない、ということになるかと思います。

noname#215377
質問者

お礼

スカッドミサイルは弾道ミサイルなので迎撃は難しいのですね。 しかし音速未満で飛ぶ巡行ミサイルならCIWSによる迎撃も可能なのですね。 しかし最近のミサイルはプログラムによりCIWSの弾道を避けるように飛ぶとのことで、やっぱり攻撃側が有利なのですね。 それでも従来のミサイルでは飽和攻撃をしかける必要があるとのことで、ミサイル迎撃には一定の裏付けがあるものと思われます。 そこでミサイルにステルス技術を適用したらばどうなるのかと思いました。 質問させて頂いた要点なのですが、ミサイルの投影断面積が戦闘機のそれよりも格段に小さいことから、ミサイルがステルス化したならば捕捉するのが困難になるのではないかということでした。 現在では弾道ミサイルは最終的に誘導する方法が確立されていないようですから、弾頭を核にでもしないかぎり艦船に対する有効性はないのかもしれません。 なので艦船を標的にしたミサイルとしては巡行のミサイルということになると思います。 その上で迎撃側の能力が飽和するほどの数のミサイルを撃つよりも、捕捉されないかもしれないミサイルをたった一発だけ撃つのとでは難易度は格段に違うと思います。 ぶっちゃけ小さな潜水艦にステルス超音速巡行ミサイルを積んでアメリカ空母の近くで発射するたけで、従来のミサイル艦隊による飽和攻撃と同等の効果を得られるのではないか?と思いました。 回答ありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • kohichiro
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回答No.3

ミサイルはロケット推進で飛びます。 なので空気取り入れ口などは必要ありません。ともかく超音速ジェット機の20倍以上ですっ飛んできますので、敵のレーダー網にひっかかってもどうしようもないのが現実で、あまり迎撃側にも意味を成さないと思います。

noname#215377
質問者

お礼

ありがとうございました。

  • mpascal
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回答No.1

ご参考まで。 https://ja.wikipedia.org/wiki/ACM_(%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AB) ステルス化するか、超音速化するか、どちらが有効性枷高いのでしょうかね。

noname#215377
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 ミサイルについてはステルス化と超音速化は両立可能ではないでしょうか? もともとの投影断面積が小さいので、空気吸入口が必要だとしても戦闘機よりは格段にステルス化しやすいものと思います。 そうしたときに、仮にレーダーがステルス戦闘機を捉えるのに300キロもの探知範囲があったとしても、ミサイルの投影断面積が戦闘機の1/100しかないのならレーダーがステルス化したミサイルを捉えられる探知範囲は単純に考えると1/100ということになります。 3kmの距離をマッハ3で通過するのに必要な時間は3秒とかかりません。 とはいえいくらステルスミサイルでも熱に関してはもっと遠い距離で探知されてしまうのかもしれません?(当方ど素人ですが・・・)

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