金持ちじゃないと東大に入れないと言う話について

質問

「東大生の親の年収が950万円以上とかいうキリの悪い数字を使って何%以上だから金持ちしか入れない」みたいな話があります。かなり恣意的に作られた話の感が満載なんですが、そもそも950万円と言うと高齢の国家公務員になると横並びでいっせいに超える数字です。つくば学園都市の省庁のシンクタンクは東大京大出身者あふれているし、その師弟が土浦第一高校に集まってもともと東大進学者なんかほとんどいなかった高校が全国屈指の東大進学校になったのは有名です。

それに東大生の出身地は東京都が50%で、はっきり言って東京にある地方大学です。東京は当然ながら住宅費用が高く、差し引くと可処分所得は少なくなります。それに都立高校は地盤沈下していて私学へ行かざるを得ない地域も多く、地方と違って学校に高い月謝を払うと予備校や家庭教師などに費やす費用の出ないケースも多い事と思います。

親の年収だけを持ち出して東大生の親が金持ちだ、と言う話は金持ちだから教育にお金をかけることができたと言いたいのでしょうが、実際には怪しさ満載です。

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正確な真実を知るために以下のようなデータはありませんでしょうか。

・「実際に東大に合格している8.7%、1割近くは世帯年収が350万円未満と低所得家庭の出身」と言う記事を読みました。他の大学で低所得家庭の出身者の比率を調査したデータはありませんでしょうか。

・東京とその他の各都市の住居費及び教育費を差し引いた可処分所得のデータはありませんでしょうか。

回答No.2

trytobe

かなり昔の出所もよくわからないデータや記事を元にしておられるようなので、

まずは、東京大学が自ら公開しているデータ（２０１３年まで）をご覧いただいたほうが良いかと思います。（ご質問と前提条件が変わっているため）

学生生活実態調査 | 東京大学
http://www.u-tokyo.ac.jp/stu05/h05_j.html

の、例えば2013年の「詳細版」(PDF形式)
http://www.u-tokyo.ac.jp/content/400004940.pdf

『第２部 学生生活の背景　２－１．家庭の状況』（紙面上ページ２１、PDFとしては２３ページ目より）

お礼

ご回答ありがとうございます。私の知識は私が学生の頃なのでおっしゃるとおりかなり前です。その後、進学校が郊外へスプロールしたので東京都出身者の割合が低下しているのは不思議でもありません。私の同級生でも山の手線内に普通に一戸建てに住んでいるものも結構いて、当時も親がサラリーマンであるにもかかわらずサラリーマンの収入で買うのは絶対無理な金額だったので前の代からの都民だったのだろうと思っていました。
ただ東京の名門校と京都・大阪の名門校の進学実績を見ればわかりますが、東大京大進学者の比率がまるで逆です。必然的に地元出身者が多くはなります。

出所もよくわからない記事のほうですが、記事字体はどうでもよくて、その反響が大きくテレビでもいまだに貧困が学歴を介して貧困を再生産していると言う論調が強いので、じゃあ実際に堂なんだと言うところです。

回答No.1

snaporaz

「金持ちじゃないと東大に入れない」なんて言ってましたっけ。

「金持ちのほうが入りやすい」だけです。質もコストも高い教育サービスを受けるなら相応の見返りがある、という、良し悪しは別としてリーズナブルな事象のように思います。ゆとり教育で範囲が狭まったぶん「学校で教わらないところで勝負が決まる」不公平は増大したかもしれませんが、ゆとり終了で多少は正常化するのかも。

東京の高校の東大シェアは約三分の一。神奈川千葉埼玉を加えようやく半分。早慶や他の旧帝大に比べはるかに全国区です。

お望みの「正確な真実」に近づけるかはわかりませんが、プレジデントFamilyムックの「小学生からの知育大百科 2015完全保存版」には「全国1896、教育レベルをランキング 日本のすべての町を比較 住民の大卒率と、年収・教育出費の平均額」という記事があります。私の現在の居住地は全国でも上位なのですが、実感とは異なる気がしていますけど。

お礼

ご回答ありがとうございます。東京出身者占有率は私の頃は東京だけで半分、関東地方で見ると7割近かった覚えがありますが最近は少し違うのでしょうか。

「金持ちじゃないと東大に入れない」と言うのは傍論で、主旨は格差が固定すると言うものだったと思います。すなわち金持ちの子はいい学校へ行って高収入になり、貧乏人の子は医学校へ行けなくて貧乏になる。その証左として東大の親の平均年収をあげて、金持ちじゃないと入れない。みたいな話だったと思います。もちろんそんなのは３流記者の話題づくりというのは百も承知で、ところで実際にはどうなのか知りたいと言う事です。

おっしゃるようなところが正しいだろうと予想はしていますが、それを数字で確かめたいという希望です。