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国家が推進する同害報復
- 日本でも国家が死刑や無期懲役を行うことはありますが、国家が目には目を報復をすることに疑問を感じます。
- 個人が報復をすることを封じ込めるためには国家が法秩序を守る必要がありますが、国家が自ら報復を行うことは理解できません。
- 国家が同害報復を行う一方で、個人が同様の報復を行うことは制約されていることに疑問を感じます。
- 政治
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No3です。一言だけ補足。 なぜヨルダンで、一人の中尉の動向がこれだけ大きな問題になるのか。 亡くなった中尉が、ただの一個人ではなく、ヨルダン国内でも有力部族の出身であり、彼の家族、特に父親の動向が、ヨルダン王家も含めて非常に影響力があるという点も、忘れてはいけません。 その中尉の父親が復讐を叫んでいる限り、ヨルダン全体がそちらに引きずられるのは、やむを得ないことかと。 現代の日本では、非常に理解しにくいこの部族社会ですが、部族と宗教の実社会への影響の強さを理解しないと、日本の常識とヨルダンの実情のズレは、半永久的に埋まらないと私は思います。
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どう思うかと問われましてもね～ 現代の日本の法常識からすれば、国家権力が施行すべきことではない、という判断になります。 ただし、風俗、習慣、法体系、死生観の異なるお国のことですので、まぁ～そいうこともありかな、と思います。 実際のヨルダンの法体系や内容は知りませんが、社会的にはイスラム法典と呼ばれる法典が倫理、道徳の基準になっているのではないかと思います。 法に対する国民の考え方や感情はそれぞれです。 お隣の韓国では、辞めた前大統領に死刑を求刑できるような法を辞任後に制定して裁判を行い判決を下すということをやります。 過去の事例 【韓国】「全斗煥追徴法」可決、法遡及で元大統領の不正蓄財を追いつめる ... awabi.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1372927082/ 最近もフェリーの沈没事故関連で議論されているようです。 「法の不遡及」破り特別法制定に動く韓国 - J-Castニュース www.j-cast.com/2014/05/22205470.html これは、日本を初め欧米諸国では法理論上認められません。 法が効力を発揮するのは制定された時点より以降の事柄に関してのみで遡及は許されないというのが常識です。 事後法の禁止、遡及処罰の禁止、法律不遡及の原則と呼ばれています。 日本では明治になって禁止されるまでは「仇討」というのは、当然の行為であって、これを行わなければ社会的制裁を受けました。 ことに、武家階級に属する人は、子子孫孫にいたるまで経済的、社会的制裁を受け続けました。 現代人でも価値観として受け入れいます。 典型的なのが赤穂浪士を扱った忠臣蔵と呼ばれる演劇です、 現在も多くのファンがいます。 記念祭などと称して毎年祭礼を行っている都市もあります。 法的には禁止されていますが、情緒的には認めている、という点に注意してください。 先日行われたアンケート調査では死刑制度存続を支持する人の割合は八割以上とされています。 支持理由に仇討という報復情緒が含まれています。 参考 資料5 死刑制度に関する内閣府（総理府）世論調査の結果 www.moj.go.jp/content/000053168.pdf 日本でも斬首はごく普通の処刑方法でした。 １５０年ほど前までは斬首も火刑も公衆の面前で行れました。 切腹という処刑方法は現在でも諸外国からは奇異の目で見られています。 実際の切腹も最終的には介錯人による斬首です。 自害の方法でやったのは三島由紀夫が昭和４５年（１９７０年）にやったのが最後です。 わずか４５年前のことです。 同じ日本でも多少時間がズレれば倫理観、道徳観が全く違うことに注意してください。 ましてや、宗教も歴史も異なる国家や国民の行動に軽々な判断は危険です。 フランスで、出版社が襲撃されてたのも、基本的には価値観の違いが根本にあります。 ローマ法皇も出版社の行為には不快感を示してフランス国民に対してメッセージを出しています。 ローマ法王:「表現の自由にも限度」他者の信仰侮辱を戒め - 毎日新聞 mainichi.jp/select/news/20150116k0000e030255000c.html 【仏誌テロ】 フランスの言論の自由はダブルスタンダードか？ コメディアン ... www.logsoku.com/r/newsplus/1421582710/ 「パリ連続テロ」で浮かび上がった「価値観」の対立|Foresight（フォー ... www.fsight.jp/32148 フランス人にとっては大切な価値観であっても、他者には不快感を与えたと考えても差し支えはないかと思います。 同様に日本人の価値観のみで議論すること自体が、誤解を招く恐れがありますので注意して下さい。 ヨルダンだからどうのというのは、ヨルダン国民に対する異文化の押し付けということになります。
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ありがとうございました。
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ん～文化の差異を知りその根本を探求する。 異文化だから盲目のまま理解しようとせずに享受するというのはいかがなモノとか思うが。
- hekiyu
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"個人に同害報復を封じてるくせに国家が報復をする事についてどう思います？" ↑ 個人に同害報復を禁じたのは、報復は代わりに 国家がやってやるから我慢しろ、ということです。 そうやって、国内の秩序を保持しようとしている のです。 ところが、国家がやられても、代わりにやってくれる ところはありません。 だから、報復するとすれば、国家そのものが報復するしかないのです。 しかし、これでは御指摘の通り、国際間の秩序は 保持できませんよね？ そういう点で矛盾はあります。 ま、国際間というのはどこも自国の利益の為に 権謀術数の限りを尽くすものです。 同害報復が、国益になるときは、正当化されます。 本当にヨルダンの国益になるかは怪しいですが、 そういう建前です。 本当は、同害報復をしないと、国民の支持を失う、という 保身のように思えます。
お礼
ありがとうございました。
補足
＞本当は、同害報復をしないと、国民の支持を失う、という保身のように思えます 私も全くそう思います。 今、まさにヨルダンはその事によって皮肉にも国民全体がイスラム国妥当へとhekiyuご指摘通り うまい事世論誘導されて ヨルダンそのモノの国威発揚され 民族意識が高まってますよね これがヨルダン側の狙いなのかも知れないですね。 冷戦時代のアメリカ、ソ連の構図の対立軸以来、仮想対立軸によるナショナリズムの結束は空洞化し、それを危惧したブッシュはイラクに核があるとノタマワリ、アメリカの民族意識を結束させようとした。 そして今度は有志連合を名乗りイスラム国、ISILを敵国とし結束を図る・・・ まさに・・・歴史は繰り返される・・・ですね。
- cse_ri2
- ベストアンサー率25% (830/3286)
上から目線の意見ですね。 質問者さんの意見の内容事態は理解しますし、理屈では異論はありません。 しかし、それは現地の国民感情をまったく無視した綺麗事でもあると思います。 憎しみに憎しみを返しても、何もならない。死者は返ってこない。 ええ、一個人では良いことだと思います。 また、平和な日本でそう主張するのに、異議はありません。 しかし、今その話題がホットなのはヨルダン。 同じ人とはいえ、土地柄も生活の豊かさも宗教も、まったく異なる社会です。 そのヨルダンでの出来事に、「日本の立派な意見」でもって、ある意味上から目線で一方的に批評することは、正直どうかと思うのです。 参考までに、コーランでは被害者に同害報復を認めつつも、それをせずに許すことを勧めています。 スマホからの入力なので全て引用できませんが、興味があったら調べてみて下さい。
補足
＞ヨルダンでの出来事に、「日本の立派な意見」でもって、ある意味上から目線で一方的に批評することは、正直どうかと思うのです ではここで質問してはいけないのかと？ここのQ&A歳との役割が無意味になるかと？？
ヨルダンは民主主義国家じゃないから仕方が無いんじゃね。王様の人気取りじゃね。(´・ω・`)
- ryo_ Deathscythe（@Deathscythe）
- ベストアンサー率14% (515/3615)
もともとそういうときに利用するために生かしておいたのですから。 利用価値はもはや(それしか)ないって事ですよ。 公式には一応「死刑囚の死刑を決行しただけ」ですしね。 司法取引OKな国であれば別におかしな事ではないと思います。 どちらにしたって空爆とか殺し合いまでしている関係ですし。
お礼
ありがとうございました。
お礼
回答ありがとうございました。
補足
＞亡くなった中尉が、ただの一個人ではなく、ヨルダン国内でも有力部族の出身であり、彼の家族、特に父親の動向が、ヨルダン王家も含めて非常に影響力があるという点も、忘れてはいけません ＞その中尉の父親が復讐を叫んでいる限り、ヨルダン全体がそちらに引きずられるのは、やむを得ないことかと ＞現代の日本では、非常に理解しにくいこの部族社会ですが、部族と宗教の実社会への影響の強さを理解しないと、日本の常識とヨルダンの実情のズレは、半永久的に埋まらないと私は思います 部族・・・確かに民族主義の秩序優位という事ではないバックグラウンドというモノはあるかも知れないですね。 近代国家という視点では語りえない事かも知れないですね。 そういった意味では同害報復と言う個人対個人の感情優先の選択を国家側が取ったのかもしれませんね。 部族優先での。