イスラムの報復刑について考える

このQ&Aのポイント
  • イスラム法には「報復刑」が存在し、被害者に同じ苦痛を与える制度が公然と採用されている。
  • 失明させられた女性が、加害者を失明させる報復刑を求めたが、実行が中止され、報復刑に疑問を抱く人々の間で共感が広がっている。
  • 質問者は報復刑に肯定的であるが、一番の問題点は何か疑問に思っている。
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死刑は報復刑?

失明させられた女性が、加害者を失明させる権利があるイスラムの「報復刑」! イスラムには 「目には目を、歯には歯を!」 という考え方があるそうです。 何らか犯罪被害を受けた被害者には、 その加害者に同じ苦痛をもって 罪を償わせる <報復刑>という制度が 公然と採用されているらしいのです。 例えば、 交通事故で片足を失ってしまった。 その被害者は、加害者に対して・・・・ (1) それなりの賠償金を支払ってもらう (2) 加害者の片足を故意に切断して、同じ苦痛を背負っていただく ・・・という2択を 「自由に選べる権利がある」というのです! もちろん正式な法律の範囲で! コワ~!! そんなワケでこんな事件が・・・ *********************** イラン:報復刑、寸前中止 失明させられた女性決断 7年前、大学の同級生の男に硫酸を両目にかけられて 失明したイラン人女性が、 自分が受けた被害と同様の被害を相手に負わせる イスラム法の「同害報復刑(キサース刑)」の適用を求め、 刑が確定。 男の両目を失明させる刑の執行が7月31日に予定されたが、 女性は実行寸前に中止を決断し、 報復刑に疑問を抱く人々の間で共感が広がっている。 イスラム法を巡っては欧米を中心に「人権侵害」との批判があるが、 今回の出来事にはイラン社会の「変化」が背景にある。 女性はアメネ・バフラミさん。 04年11月に同級生の マジド・モハベディ元被告の求婚を拒否し、 硫酸を浴びせられた。 報復刑は最高裁で2年前に確定した。 イラン学生通信によると、 バフラミさんは執行当日に 「7年間報復ばかり考えてきたが、 許しは報復より優れている と神は言った。 これで、家族や彼の母親を幸せにできる」と決断。 元被告はバフラミさんの前で号泣し、 刑の代替措置として 20億リアル(約1800万円)の賠償金を 払うことになった。 テヘラン検察トップが「勇気ある決断」と称賛し、 インターネット上でも 「許しを与えることで満足を得た」 などの声が広がっている。 一方で 「同様の犯罪を防ぐため権利を行使すべきだった」 との意見もある。 毎日新聞 2011年8月3日 東京朝刊 *********************** バフラミさんがもしも 報復刑の方を選択していた場合は、 加害者男性を縛りつけて、 両目を開いたまま固定して、 バフラミさんがされたのと同じ硫酸を 左右それぞれ20滴ずつ点眼して 失明させる予定だったそうです。 法的に、公式にですよ、 スゴイですね! これ、 点眼っていうのかなぁ~?? ・・・フ~ム、悪いことはできません! http://contact-tanteidan.seesaa.net/article/218714524.html ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ そこで質問です。そう考えると、死刑というのも “目には目を”の延長線で “命には命を”という理屈になるかと思います。しかし、死刑賛成派の方でも こういうったイスラム式の刑には否定的な人が多いかと思います。私自身は こういった報復刑は 日本が外国から馬鹿にされる という点を除けば 肯定的に考えているんですが、一番の問題点は何でしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

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  • key00001
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回答No.13

> 再犯防止の意味でも去勢には賛成的な人も多いようですが。 同害報復からは、全くズレていますが。 > そうですね、その「賠償」を刑罰に求めることに無理があるのかもしれませんね。 > 端的な例では、たとえば 振り込み詐欺で大事な虎の子をを騙し取られたら、犯人が何年間も服役したところで被害者は報われませんからね。 単に刑事と民事の混同です。 日本はそれを区別しており、詐欺犯に民事賠償請求すれば報われる部分はあります。 イスラム法では賠償部分に関し同一視している部分があると言うことに過ぎません。 > バカにするとしたら、その国じゃありませんよ。 周辺諸国で日本をバカに出来る様な法体系及び治安レベルの国があるとは思えませんが。 > 一見理知的で抜かりのない回答に見えますが、どうも「社会契約論」というあまり聞きなれない用語を持ち出して 奥歯に物が挟まった印象は否めませんが(生意気こと言ってすみません)、ぶっちゃけ #4さんの見解に近いんでしょうか? 「社会契約論」など、死刑の存置・反対の議論において、反対派から一番目に出てきますが。 死刑について語るなら、『最低限』の常識かと。 それゆえ、死刑の問題点として、一番最初に書いたのですが・・・。 またそもそも質問と言うものは、質問者さんに聞きなれない知識等を与えることも回答に含むのでは? 死刑廃止に関し、人権・人道面で「反対」などと言うのは道徳・モラルの話しであって、法律論ではありません。 最初の回答で触れた通り、「国に国民を殺す権利があるのか?」などが反対派の法理・法源です。 No.4さんについては、面白い視点とは思いますが、完全に正解ではないです。 また私の回答と同種と感じる理由は、全く判らないですね・・・。 私は死刑の理由についてなど、一言も述べてませんので。 完全に正解ではないとするのは簡単で、情状酌量の余地があり、更生が期待されても、10人も殺せばまず間違い無く死刑ですから。 日本の司法判断が更生を重要視することは確かで、特に少年犯罪の死刑判断等では争点となりますが、その上で、「いかなる事情」を考慮しても、懲役刑では罪刑均衡が図れないと言う理由で下される刑罰です。 「更生の余地有無」と言うよりは、罪刑均衡の原則上、「死刑以外に該当しない」と言う理由です。 理解が難しい様ですから、私の回答を箇条書きで整理しておきます。 (1)質問者さんの質問がイスラムの死刑を「同害報復」と言う考え方えを前提とする場合、「否定」です。 (2)逆に「同害賠償(以下)」を前提とし、また被害者が司法判断を覆して減刑可能と言う点等において「肯定的(評価すべき点も多)」。 (3)死刑の一番の問題は、少なくとも法学的な根拠は「社会契約論」以外に有り得ません。 (4)日本の死刑制度は、少なくとも他国から、感情論・道徳論で非難される様な刑罰ではありません。 (5)日本の死刑は、簡単に報復刑と定義出来るものでは無く、むしろ日本の法令は報復を禁じています。

myrtille54
質問者

お礼

再度ありがとうございます。 >同害報復からは、全くズレていますが。 去勢は同害報復というより再犯防止の意味合いが強いでしょう。まあ、これは私の主権的意見というより性犯罪に対する質問の回答者の声を引き合いにしたんですが。 >単に刑事と民事の混同です。 なるほど。言われてみれば これもイスラムの報復刑の問題点として考えられますね。しかし、日本のように 刑事と民事を峻別するのにも不都合が生じますね。 >それゆえ、死刑の問題点として、一番最初に書いたのですが・・・。 そうです。しかし、key00001さんは 反対派でもないのに一番最初に書きましたよね。それでも 死刑の問題点として認識していながら、死刑には賛成的な立場だったので 理解に苦しみました。 >No.4さんについては、面白い視点とは思いますが、完全に正解ではないです。 また私の回答と同種と感じる理由は、全く判らないですね・・・。 私も完全に正解だとは思いませんが、key00001さんの見解も完璧に正しいとは思いません。 >死刑廃止に関し、人権・人道面で「反対」などと言うのは道徳・モラルの話しであって、法律論ではありません。 ここまで言うんだったら、社会契約論も話が少し飛躍しませんか? このサイトでも 死刑の賛否に関する質問は何度もありましたが、社会契約論の話を持ち出す人は珍しいですね。 >(1)質問者さんの質問がイスラムの死刑を「同害報復」と言う考え方えを前提とする場合、「否定」です。 これだけの長文回答されている割には、この質問の核心である「同害報復」の否定の理由が明確に述べられておりませんね。 >(3)死刑の一番の問題は、少なくとも法学的な根拠は「社会契約論」以外に有り得ません。 社会契約論はどうであれ、死刑には賛成の前提での話です。また、社会契約論を前面に持ち出していながら、死刑の妥当性を裏付ける確固たる理由も説明不足です。 >(4)日本の死刑制度は、少なくとも他国から、感情論・道徳論で非難される様な刑罰ではありません。 ヨーロッパ諸国は日本を批判するまでは行きませんが、死刑残存国として刑法面では2流の国と見なしています。もっとも、死刑賛成派は頑として「外国からどう思われようが、日本は日本」という姿勢を頑なに崩しませんけどね。 key00001さんは見識も高く、回答者としてはなかなかの強者ですね。しかし、この質問の核心を巧妙にはぐらかし、まるで政治家みたいですね。

myrtille54
質問者

補足

結局、イスラムの報復刑の問題点は集約すると、完全な同害報復がなしえないことと、刑事と民事の混同になるということになりますね。 しかし、小難しく書いた割には随分遠回りしまして、無駄の多い文章なりましたね。また、喩話は嫌いなようですが、抽象で冗長な文章がお好きなようですね。 今回はBAに選ばせて頂きますが、もう少し簡潔に、回り道しないで問題の核心に迫り、分かりやすい喩えを入れたらベターでしたね。それではあしからず。

その他の回答 (12)

回答No.12

>一番の問題点  報復するといっても、報復する本人がいないということでしょ。  遺族は、本人ではありませんから、殺されたら殺すということができませんね。  娘が殺されたら、犯人の娘を殺すということになるのですが、娘に罪はありません。    被害者本人は、殺される直前に犯人を正当防衛で殺すことができますね。そのことを権利とみたてて、遺族がその権利を相続し、その権利を行使するか放棄するか、つまり、死刑執行の判断を遺族に委ねることはできると思いますけどね。

myrtille54
質問者

お礼

ありがとうございます。 >被害者本人は、殺される直前に犯人を正当防衛で殺すことができますね。 これは耳新しい意見ですね。でも、もっと簡単に考えれば 要するに“仇討ち”の権利ですよね。 でも、私が焦点を当てている問題点とは "死刑"についての問題点ではなく、死刑の妥当性を認めた上での “イスラムの報復刑”の問題点なんですが。 それでも、ukiyotomboさんの考えに基づけば、イスラムの報復刑を容認した上で、被害者が殺害された場合は 遺族が代行する と考えていいんでしょうか?

  • topy7014
  • ベストアンサー率14% (211/1499)
回答No.11

死刑賛成派に一番抜けているのは次の視点です。 「死刑囚が自殺すればどおなん?」 「それはそれでええやん」と考える人がいれば、「実は何にも考えてないな、こいつ」 と思います。死の恐怖と隣り合わせの監獄生活と、とっとと死を選んでしまう安楽死な人生と 結果同じでも刑罰の価値としては全然違いますよね。

myrtille54
質問者

お礼

ありがとうございます。 >死刑賛成派に一番抜けているのは次の視点です。 #4さんの考えに基づけば、自分から死んでくれたので執行する手間が省けたとなるでしょう。#10さんの考えに基づけば、人からやらされる前に、自分から責任を取ったと解釈することもできるでしょう。職場で言えば、重大な不祥事を起こし、懲戒免職になる前に自分から退職願を出すのに似ています。しかし、死刑賛成派の多くの人は感情論に沿って「報復刑」としての意義を強調しますが、topy7014さんの指摘は認めたとしても 「だからと言って 死刑の妥当性を覆すものではない。」とか反論するでしょう。特に、このサイトは頑固で強情な人が多いですから 自分の考えの誤りに気づいても謙虚に訂正する人は極少数です。 でも、肝心のこの質問の趣旨である イスラムの報復刑の問題点には少しも言及されていませんね。

  • michael-m
  • ベストアンサー率50% (2725/5435)
回答No.10

全ての刑は本来責任の取りかただと考えています。 しかしそれは解釈のしようによっては単なる報復になってしまう。 目には目をというのも本当に報復なのか・・・考える必要はあるでしょう。 今、日本では再犯率の高さが問題になっています。 自分の意に沿わなければ殺す。そういう考えの者が出訴すれば同じ事を繰り返すのは当たり前のことでしょう。 それを無くすためには、何かしらの方法で再犯できないようにするしかありません。 別段日本の死刑は世界からバカになどされては居ませんよ。馬鹿にしているのは死刑廃止の運動化だけです。 むしろ彼等は自国の再犯率や犯罪者を死ぬまで食べさせていく予算に苦しんでいる。そんな事から目をそらせている。それだけのことです。 それに死刑は廃止しても戦争をしている国の民度はは100%日本以下ではないでしょうか。 他国に攻め入らない専守防衛のみを実行していて死刑も無い、それでいて外国人が多く、世界に比べても再犯率も低く警察は暇。そういう国があるのなら参考にすべきだと思いますけど、個人では許すことができても国は許すことなどしない。これでは死刑廃止国だなんていえませんよね。 日本では死んだ被害者より活きている加害者の方が金になる。弁護士も裁判官もそうです。だから死んだ人間をないがしろにするのです。家族をないがしろにするんです。なぜなら弁護任意は国が税金で金を支払ってくれますけど被害者家族は何も生み出さない。それは日本の現状です。 そして検事も裁判官も行く末は弁護士。要するに天下りですよ。敵に天下りするわけです。だから死刑にするよりは長く裁判をして弁護士に顔を売っておいたほうがいい。将来は自分が弁護する側になるんですから。 死刑を廃止して終身刑をと言う人が多いけど、なぜ終身刑を採用するのに死刑を廃止しなければならないのでしょう。全く関係ないですよ。 むしろすべてが明らかであれば死刑にし、それ以外は終身刑とすればいいだけの話です。たった10年で出てこれる無期懲役を廃止して終身刑にすれば良いだけの話です。 責任の取りかた、その最高刑が死刑。死刑が必要かどうかではなく、それに当てはまるような罪を犯さない教育をすれば良いだけの事です。 私は安易に死刑廃止を訴えている輩の方が汚毒だと考えていますよ。 彼等は再犯しても何の責任を取ることもない。だから無責任なことをいえるんです。死刑にすればそれで終わり。だけど生きていれば金になる。だから奴らは死刑廃止を訴えているに過ぎない。 その証拠に松本ちずおに弁護士が殺された途端誰も弁護を買って出ない。そして弁護を引き受ければ牛歩戦術で税金をむさぼるだけ。これが日本の司法の真実です。他の裁判でも内容をそっちのけで死刑廃止論をぶち上げ。三文芝居にもならない芝居で罪を逃れようとする。挙句に犯罪者が積みを悔いて死刑を受け入れようとすると弁護士権限で上告する。そういう連中が死刑廃止を訴えていることをお忘れなく。 再犯するような犯人の刑期を短くした弁護士や裁判官に対する被害者家族の恨みはどうするのでしょうね。

myrtille54
質問者

お礼

ありがとうございます。 頓珍漢なご回答ですが、一応レスを付けます。 >それを無くすためには、何かしらの方法で再犯できないようにするしかありません。 去勢とか視力剝脱とか四肢切断とかね。 >別段日本の死刑は世界からバカになどされては居ませんよ。 いや、質問をちゃんと読んでください。バカにするとまでは行きませんが、ヨーロッパ諸国は やっぱりアジアは刑法が遅れているとは思うでしょうね。ここでは死刑は脇に置いとくとして、イスラムの法の報復刑と似たような刑が日本で執行されたら 韓国などから嘲笑されるだろうということです。

myrtille54
質問者

補足

責任ですか。それじゃ、イスラムの報復刑も立派な責任の取らせ方になりませんか?

  • key00001
  • ベストアンサー率34% (2878/8340)
回答No.9

> イスラムの法の報復刑には反対的なスタンスでしょうか? 現在の日本などの死刑とは、法理・法源が同じでは無いと考えていますし、日本の刑罰は報復刑では無いので、基本的には並列で考えるべきでは無いと言う考え方ですが・・。 同害報復と同害賠償は表裏の関係に近く、法理・法源も近いです。 ただ、同害賠償(以下)と言う考え方は肯定出来る要素が多く、また直接報復を禁じる要素も含みます。 更に既術の通り、被害者の意思で司法判断を覆せると言う要素は、極めて進歩的と思います。 これら優れた特徴を有す法理ゆえ、日本などの先進国とは異なる法源でありながら、現在まで存続したと考えるべきでしょう。 実際も「報復か?賠償か?」などと二極化しているワケではなく、明確に賠償の法理であり、賠償の中には報復が含まれると言う「当然」のコトです。 しかし同害報復は、たとえばレイプなど性犯罪に代表されますが、多くの犯罪で、完全な同害報復が為し得ません。 また社会契約論に基づく死刑廃止論などにも充分な法理が認められますので、それらの観点からすれば、「殺したヤツは殺しても良い」と言う考え方のみであれば、極めて安直と言わざるを得ません。 「反対的」と言うよりは、明確に「反対」ですね。 日本の死刑については、少なくとも同害報復刑ではありません。 私は社会システム上、社会契約論的な刑罰として、死刑を容認しているものと考えますし、警察がバンバン犯罪者を射殺する様な社会システムの国に、バカにされる理由も皆無では?と考えています。

myrtille54
質問者

お礼

ありがとうございます。 >しかし同害報復は、たとえばレイプなど性犯罪に代表されますが、多くの犯罪で、完全な同害報復が為し得ません。 再犯防止の意味でも去勢には賛成的な人も多いようですが。 >実際も「報復か?賠償か?」などと二極化しているワケではなく、明確に賠償の法理であり、賠償の中には報復が含まれると言う「当然」のコトです。 そうですね、その「賠償」を刑罰に求めることに無理があるのかもしれませんね。 端的な例では、たとえば 振り込み詐欺で大事な虎の子をを騙し取られたら、犯人が何年間も服役したところで被害者は報われませんからね。 >警察がバンバン犯罪者を射殺する様な社会システムの国に、バカにされる理由も皆無では? バカにするとしたら、その国じゃありませんよ。대한민국ですよ。 一見理知的で抜かりのない回答に見えますが、どうも「社会契約論」というあまり聞きなれない用語を持ち出して 奥歯に物が挟まった印象は否めませんが(生意気こと言ってすみません)、ぶっちゃけ #4さんの見解に近いんでしょうか?

  • hekiyu
  • ベストアンサー率32% (7194/21844)
回答No.8

日本の刑法でも、基本は報復ですよ。 これを応報刑といいます。 そういう基本があって、それに加害者の教育とか 社会に対する威嚇とかの役割が付加されている のが刑法です。 刑法は、被害者から復讐の権利を奪うことから 始まったと言われています。 つまり、被害者に代わって、国が報復してやる ということです。 イスラムのこういう処罰は、その基本に忠実な だけです。 ”一番の問題点は何でしょうか”     ↑ こういう刑罰を科すようになると、国民の心が 野蛮、残酷になって、人権感覚が薄れ、かえって秩序が乱れる ということが指摘されています。

myrtille54
質問者

お礼

ありがとうございます。 >日本の刑法でも、基本は報復ですよ。 これはhekiyuさんの希望的意見であって、現実に対する正しい認識とは乖離が感じられますけどね。 >刑法は、被害者から復讐の権利を奪うことから 始まったと言われています。 これは大昔の起源の話であって 現在の日本の刑法ではコンセプトも違うのでは? >こういう刑罰を科すようになると、国民の心が 野蛮、残酷になって、人権感覚が薄れ、かえって秩序が乱れる ということが指摘されています。 これはヨーロッパのほとんどの国が死刑を廃止した理由ではありませんか。私は死刑には反対ではないもの、死刑反対者が言うんだったら それなりに説得力がありますが、死刑賛成者が言うと 強盗がこそ泥に説教するような滑稽さも感じます。

  • key00001
  • ベストアンサー率34% (2878/8340)
回答No.7

> 一番の問題点は何でしょうか? 一番有名なところでは、社会契約説ですかね。 簡単に言ってしまうと、死刑は、国家の権限・権能を超越しているとでも言いますか。 国家と国民の関係は、国家は国民の生命と財産を守る義務を有し、その対価として国民は納税などを行うわけですが、そもそも国民を守る義務がある国家に、国民を殺す権利があるのか?と言う様なコトです。 あるいは、死刑を行う場合、国家と国民の間に、「アナタはこの国で犯罪を犯せば、生命を奪われる可能性があるが、それを了承するか?」と言う様な、契約がなされるべきである・・と言う様な解釈もあります。 そもそものハンムラビ法典の「目には目を」は、報復刑ではないですよ。 「目をもって償え」なので、報復と言うよりは「賠償」の考え方であり、また被害者に対し賠償限度を知らしめるもので、報復的な殺害などを禁じる目的です。 一方、日本の死刑はもともと「獄門晒し首」「火炙り」などの「公開処刑」で、欧米でも同種の刑罰は広範に存在しました。 これに比べたら、ハンムラビ法典の方が、遥かに進歩的な刑罰です。 また、その名残りを留めるイスラム法は、死刑相当の犯罪者でも、被害者側が死刑を望まない場合、死刑が回避されると言う、優れた特徴も備えています。 公開処刑(みせしめ)は、抑止力と言う観点では抜群の様な気もしますが、人権のみならず人命軽視にもつながり、必ずしも抑止力となるかは、私は疑問です。 さすがに明治維新の後には日本の刑罰も近代化し、公開処刑的な残虐な刑罰は無くなりましたが。 近代の死刑については、単純な報復刑では無いです。 個人的な報復を禁じ、最大の人権侵害、即ち殺人等に対しては、刑法に基づいて、司法が判断し、行政が相応の刑罰を下すと言うもので、司法・行政による報復の代執行と言える部分はあるとは思います。 しかし、例えば恋人や家族をレイプされたら、加害者を殺したいくらいに憎む場合は多いと思いますが、そんな「感情」を代執行するワケではありませんので。 私自身は、日本の場合、死刑は存置すべきと考えています。 アメリカなどは、死刑にしない代りに、正当防衛や警察官による行政処分的な犯罪者殺害が容認されるケースが多いですからね。 いわば、国は国民を殺してはいけないが、仕方が無い場合、国民は国民を殺しても良いと言う社会です。 日米では社会システムが違うわけですが、その結果、日本の刑法で死刑に相当する様な凶悪犯罪が、どちらが多いか?などと考えれば、答えは簡単です。 ドチラが正しいなどとは簡単には言えませんけど。 しかし、これで日本に死刑が無ければ・・と考えたら、恐ろしいことになると思いますよ。

myrtille54
質問者

お礼

ありがとうございます。 >そもそものハンムラビ法典の「目には目を」は、報復刑ではないですよ。 質問の本文ではハンムラビ法典については触れていませんが、これも人によって見解が極端に二分されますね。一つは相手にも同じ形で復讐するのが法的に認められているというのと、もう一つはkey00001さんみたいに 同害報復の側面を骨抜きに解釈する人と。 >私自身は、日本の場合、死刑は存置すべきと考えています。 いや、この質問の趣旨は死刑の賛否というより 死刑を賛成の前提で考えた場合 イスラムの法の報復刑にはどういう不合理な点があるかです。なんか、煙に巻かれた感じがしますが、key00001さん自身は イスラムの法の報復刑には反対的なスタンスでしょうか?

  • oshinabe
  • ベストアンサー率36% (138/378)
回答No.6

「許しを与えることで満足を得た」 。 イスラムにおける報復刑の本質はここですね。 真っ当な人間であれば、いくら自分がされたとて他者に同様の刑を与えることに多少なりとも良心の呵責を感じます。 その決定権が自分にあるのであれば尚更です。 法とはいいつつも、実情は極めて徳、つまりは人の感情に任せた裁きです。 許すことで被害者の気持ちが晴れればそれでいいじゃん、ってことになりますね 日本の死刑制度は言うまでも無く、完全に法に則った裁きです。 被害者やその遺族が助命を訴えたところで、判決が出れば覆ることなく執行されます。 そこに人の感情が入り込む余地はありません。 極刑を望んでもかなわぬ時もあり、被害者の心理を100%満足させるものではありません。 どっちがいいかと言われると、迷いますね。 被害者の心情ばかりを思いやるようでは、情に流されやすい日本では刑罰というものが形骸化するでしょう。 かといって、現在の裁判の判決では罰として不十分とも思えるような事例は多々あります。 死刑制度を続けている現状でも野蛮扱いなので、これ以上どうこう言われてもいいのですが どちらがいいかという点については私はどっちもどっちとしか言えません。

myrtille54
質問者

お礼

ありがとうございます。 >被害者の心情ばかりを思いやるようでは、情に流されやすい日本では刑罰というものが形骸化するでしょう。 そうですよね。日本人は特に性犯罪にしても厳罰化ばかり訴えて量刑のバランスは度外視する人も多いし、死刑の問題だって 矛盾点から目を背ける傾向がありますからね。

  • youyat
  • ベストアンサー率0% (0/1)
回答No.5

放火でも死刑が法定されているので、死刑制度とは余り関係ないとして。 そして、一番の問題点かどうかもわかりませんが。 報復の報復を招きそうですね。逆恨みともいうのでしょうが。 刑として硫酸目にたらして、失明以上の被害があったときに、 この元被告(たぶん相当な非常識)は、納得するかなあ。 なので、報復はダメとばっさり否定することに意味があるのでは。 例えばケンカでの傷害事件なんて、先におれが被害者だと訴えたもん勝ち、 加害者とされて逮捕されたらまあ自白せざるを得ない状況に追い込まれるし、 相手を告訴したってまず相手にされない。 ただしそもそも立件するかどうかは警察の気分次第、というこの国で(どこも同じか)。 報復は刑としてしか認めませんよといくら言ったところで、 私的な報復がだいぶ助長されてしまう気がします。 ただの感想でした。

myrtille54
質問者

お礼

ありがとうございます。 youyatさん自身は死刑には反対でしょうか? >私的な報復がだいぶ助長されてしまう気がします。 建前としては イスラムの法も 「自分がされた以上の仕返しはしてはいけない」というのがあって、同害報復を法律的に認めた上で 過剰報復を抑制するのが根底にあると思うんです。 このサイトでも「強姦者は死刑にすべきだ。」という人もいますが、こういうのは イスラムの法だけでなく 日本の現行の法制度で考えても逸脱していますね。

回答No.4

懲役刑は、税金を投入して更正の余地ありと考えているモノ、死刑は更正の余地無し と判断したもの、それでいいんじゃないかな? 無関係な納税者からすれば、 いちいち犯罪者に税金が投入されるのも馬鹿馬鹿しい限りですから。

myrtille54
質問者

お礼

ありがとうございます。 こまでで一番 理に適った回答だと思います。こう考えると、結局、視力や手足を奪われた人間を娑婆に放り出してもナンセンスですからね。しかし、死刑賛成者で こういうクールな主張をする人はやや少数ですね。 それでは、Subaru_hasegawaさんは 悪質な性犯罪者の去勢には反対でしょうか?

  • rikukoro2
  • ベストアンサー率21% (1316/6196)
回答No.3

>報復刑に疑問を抱く人々の間で共感が広がっている。  何か記事を書いた方があまりイスラムの法に詳しくない方のようですね  報復刑執行の前に執行官は何度も『本当に執行するのか?、今なら止めれるぞ』 という事を執拗に何度も繰り返し聞きます。  報復刑というのはコレもセットで報復刑です。  被害者は報復を望む、しかし本当にやってよいか思いとどまらせるのもセットです  尚これに関して道徳や、倫理は関係ありません。 日本では道徳や、法、倫理などに照らし合わせ法律を制定しますが、イスラムの法は宗教(コーランにうる記述)が色濃く影響を及ぼしています。  イスラムの報復刑は被害者が報復を望むかからあるのではなく、コーランにその記述があるから行っているのです

myrtille54
質問者

補足

ありがとうございます。 >日本では道徳や、法、倫理 それでは 日本の道徳や、法、論理の視点から見たら、イスラムの法とはどういう部分で激しく衝突しますか?

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    死刑制度については、犯罪の抑止力と人道上の問題しか議論されませんが、被害者の報復を國が成り変わってやると言う側面があるような気がします。 イスラム法で言う目には目をです。中世には、正当な報復は合法でした。日本でも江戸時代には敵討ちという殺人が合法だったのです。明治になって近代法治主義を取り入れたとき、いかなる理由があろうと個人的殺人は禁止せざるを得ませんでした。その代わり、加害者に対する報復は國が代行することで被害者感情とバランスをとったのです。いわば代行敵討ちです。この側面を無視して、人道上の理由だけで死刑をなくすのは、人間感情と相容れず、合理的とは言えません。必ずどこかで社会的歪みが生まれます。死刑制度のない國がえてして犯罪率が高いのは、抑止力の問題だけではなさそうです。 そこで質問です。この見解で間違いはありませんか?

  • 被害者側の報復感情を適切に処理できないと

    被害者側の報復感情を適切に処理できないと、 国民の間に、司法や国に対する信頼が失われていくのではないか? 死刑制度については、被害者の報復を國が成り変わってやると言う側面があるような気がします。イスラム法で言う目には目をです。中世には、正当な報復は合法でした。日本でも江戸時代には敵討ちという殺人が合法だったのです。明治になって近代法治主義を取り入れたとき、いかなる理由があろうと個人的殺人は禁止せざるを得ませんでした。その代わり、加害者に対する報復は國が代行することで被害者感情とバランスをとったのです。いわば代行敵討ちです。この側面を無視して、人道上の理由だけで死刑をなくすのは、人間感情と相容れず、合理的とは言えません。必ずどこかで社会的歪みが生まれます。被害者側の報復感情を適切に処理できないと、 国民の間に、司法や国に対する信頼が失われていくのではないか、と懸念しています。それはボデーブローのように、時間をかけて 国民の規範意識を弱め、 徐々に社会を歪めていくのではないでしょうか。 皆さんは、どう思いますか?

  • 死刑って、ある意味....

    死刑って、ある意味犯罪者にとって楽になれる処遇ですよね。 それも自殺ではなく、苦しまないで楽に殺してくれる。 しかも、刑の執行までは税金で何の苦労もなく生きていられる。 色々な事情で、死ぬことさえできないで苦しみながら生きながらえている、善良な人も大勢いるのに。 あくまでも冤罪ではないことを条件ですが、もう少し被害者以上の苦しみを味あわせながら、この世の地獄を味あわせてはいかがですか。 それも、税金は極力使わないようにして。 たとえば、刑の執行が決まったら、無人島に放置して自然に死ぬまで放置するとか。 たとえば、非常に危険で生きながらえるのが難しいような所で、決して外に出ること無く死ぬまで働かせるとか。 私の言っていることが非人道的で人権無視なのは分かっていますが、残忍な人殺しをするような人には残忍な目に合わせても良いのではありませんか。 少なくとも、税金でのうのうと生きながらえさせた上に、苦しまないで楽にさせるのは、被害者にとっては納得できないもの。 加害者の人権を唱え、処遇の残忍なことを否定し、死刑さえだめという偽善者は、平和ボケしたある意味犯罪協力者とも言える。 人が人を殺すことに変わりがないからと死刑反対論者は、自らもその被害者になって見ればよいのに。 みなさんはどう思いますか?

  • 死刑存続の意味

    ヨーロッパのほとんどの国では死刑が廃止されていますが、日本は相変わらず存続しています。 私は死刑には反対ではないんですが、死刑擁護のための強い根拠をお伺いしたいと思いましたので、 アンチテーゼを立てて立てながら質問をさせていただきます。 主に死刑賛成派の方にお伺いします。 ズバリ、あなたの見解では死刑存続の最大の意味は何ですか? (1) 司法による合法的な代理報復として・・・・“目には目を”の延長で “命には命を” ということになると思うんですが、イスラムの同害報復刑については賛成ですか? (http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%B9) もし、反対だとしたら、それはどういう理由からですか? (2) 社会的制裁として・・・・ 死刑はあくまで重大な犯罪に対する罰であり、被害者の命を贖うものではない。ただ、 この考え方だと 死刑を否定することにもなりませんが、肯定することにもならないような気がします。なぜ、終身刑でなく死刑である必要があるかなど 若干疑問が残りますが。 (3) 更生の見込みなしの犯罪者の処分として・・・・懲役は更生のための期間と考え、更生不可能と見切ったもの。 (4) 重大な犯罪の抑止として・・・・自殺志望者が他人を道連れにする場合や、重大な病気で余命の短い人間の犯行、また、獄中で自殺未遂を図るもの珍しくないし、効果を疑問視する人もチラホラおりますが。 (5) 刑務所の経費削減のため・・・・刑務所は全国でも不足しているし、終身刑の受刑者が増えると刑務所を維持する経費も馬鹿にならないので、重大な犯罪者から処分するという考え。 (6) 死刑賛成派だけど、その他。 (7) 死刑には反対である・・・該当する人は 冤罪の可能性とか、司法なら人を殺してもいいのかとか 月並みでない意見をお願いします。 あなたは、どの考えに一番近いですか?

  • 日本も是非キサースを

    イスラムにはキサースと言って、裁判官の監視の下、被害者が蒙ったのと同様の苦痛を加害者に与える刑罰(同害報復刑)があります。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%B9 ですから、例えば最近起きた広島の16歳少女による同級生の殺人・死体遺棄もイスラムみたいに 裁判官の監視のもと、加害者の少女の耳にもタバコの火を押し当てて、死ぬまで暴行死させれば、 加害者の少女も自分がどれだけ同級生にしたのか、自分の罪を死ぬ直前に悟るだろうし、被害者の遺族もさぞかしスッキリすることだと思います。 日本は死刑賛成派の人が大部分ですが、この事件、加害者の少女は死刑にならないと思うし、日本の死刑なんて生ぬるいと思います。なぜなら、日本の死刑は 日本の自殺者が最も多く用いる方法に似ているし、安楽死に次いで苦しみが少ない死に方だと思うからです。 でも、日本では死刑賛成派の人でさえ、キサースには眉をしかめる人がおりますが、結局、根底にあるのは 同害報復、つまりやられたらやり返すの考え方ですよね。偽善じゃないですか? そこで、私みたいな低学歴の人間に同調する回答は要りませんので、法律の有識者の質問ですが、 未成年者であろうと容赦なく同害報復の制裁を加えることに何の問題がありますか?

  • 日本人はどうして死刑が好き?

    こんばんは。 実は同じタイトルの質問を この前 社会問題のカテに出したんですが、“好き嫌いの問題ではないと思います。”、“誰も好きで死刑を認めているわけではないでしょう。”、“好き嫌いという解釈は些か強引に思えます。” という反論がありました。確かに、この場合の「好き」は英語で言う enjoyやloveはあまり相応しくないでしょう。(一部そう言う人もおりますが) しかし、死刑に関しては日本では法曹界は慎重なのに比べて 一般庶民は積極的に賛成している風潮は否めないでしょう。 先ず、死刑存置国として中国やイスラム諸国があります。そして ベラルーシを除くすべてのヨーロッパ諸国はすでに死刑を廃止しています。 私の考えでは 日本は 中国やイスラム諸国よりも ヨーロッパ諸国と仲良くなる方がいいと思います。 さて、イスラムの刑には“ an eye for an eye”という考え方があります。これは英語では Qisasと呼ばれています。 http://en.wikipedia.org/wiki/Qisas つまり、これはイスラムに限らず、刑の根源とも言えるかもしれません。ヨーローッパの殆どの国で死刑が廃止されたのも “ an eye for an eye”が野蛮なら “”a life for a life”はもっと野蛮だという矛盾があるかもしれません。日本でも死刑賛成派の人でさえ 「目には目を」の考えには否定的な人が多いかと思います。この場合は、それなりの賠償金で償うのが正しいと思う人が多いかと思います。ところが、日本人の場合、人間にとって視力より大事なはずである 他人の生命を奪った場合、状況は一転し、お金の大好きな日本人が賠償金を蹴ってまで 加害者の死刑を望むことと思いますが、これは なぜか、次の英文が成り立つと思います。 Why do the Japanese prefer the death penalty (to the financial compensation)? この文はどう訳したらいいと思いますか? 質問でも書いたように 日本語の「好き」はどうも この際 語弊があるようなので・・・・・・^^

  • 死刑の意義

    近代の司法制度は、古くは「目には目を」のハムラビ法典、もしくは復讐とか仇討ちを否定する形できていると思います。 ハムラビ法典というのは 失明させたら、罰として加害者の視力を剝脱するということですね。 死刑賛成派の人でも この考えに肯定的な人は少ないはずです。しかし、そうすると 人の視力を奪うことが野蛮なら 「人の命を奪うことはもっと野蛮なのではないか」 という矛盾が生まれます。(ヨーロッパの殆どの国で死刑が廃止された理由の一つにそういう不条理もあるのですが) そして、死刑賛成者に この矛盾を指摘すると 「自分の子供が無残に殺されても 死刑に反対できるのか。」と反論する人が必ず現れます。 熊本の3歳女児殺害事件では 被告は無期懲役になりましたが、私が心ちゃんの父親だったら 私もやはり死刑を望んでいたと思います。 しかし、法律というのは被害者や被害者の遺族の視点だけでなく、もっと広い視点で感情論ではなく 冷静かつ客観的に考える必要があると思います。 私も死刑には必ずしも反対ではありませんが、死刑賛成派の人は この矛盾をどのように解釈しますか? 一つの考えとして、懲役刑も制裁や償いというより “罪を犯した人が矯正し、社会に復帰するために必要な時間” というのもあるかもしれません。 (未成年の犯罪の場合は まさにこれが当てはまると思います。) そして、死刑というのは 矯正がもはや不可能だと見切った 人間を処分するということになるでしょう。 ただ、これは頷ける部分があるものの 全面的に私が賛同する意見でもありませんが。

  • 交通事故の被害者が加害者に望むのは?

    例えばあなたが飲酒運転の車に轢かれて 失明した場合、被害者は 加害者にも同じ苦しみを味あわせたい、刑務所で一生反省して欲しい、お金で解決はできないが、それ相当の賠償金を払って欲しい という気持ちが起こると思います。 そこで、どれも満足な償いにはなりませんが、あなたなら どれを選びますか? 尚、心理的な問題のアンケなので、ここでは法律上の揚げ足はご勘弁ください。 (1)加害者はすぐに釈放され、あなたに相場を大きく越える賠償金(4億円以上)を一括で払う。 (2)賠償金は放棄し、加害者にも失明してもらい、自分がどれだけ人の人生を台無しにしたか、分かってもらう。 (3)加害者には無期懲役の刑を受けてもらい、毎月僅かばかりの加害者から支払われるお金(3000円~4000円)を一生払い続けてもらう。 (4)賠償金も要らないが、自分と同じように飲酒運転の被害者たちと協力し、飲酒運転撲滅の活動を起こす。