身近な人の死を体験した人の心理状態
親友が先月、母親を病気で亡くしました。
1ヶ月ほどたった昨日、突然メールが来て、「人は何のために死ぬんだろう?」と一言だけ書いてあり、私は「生命の重さと愛の深さを伝えるため」ということなどを含め、丁寧に返信してあげました。
すると、「ありがとう。救われた気がする」という返信は来たのですが、ちょうど私がメールを送信した頃に途中まで打っていたというメールを、あとで参考のために送信してきたのを見て、驚いてしまいました。
そこには、「母親の闘病生活の中で、医者から覚悟しておいたほうがいいと言われて、その時点で生命の重さは十分に分かったはずなのに、なぜ私だけがこんな目にあわなければいけないの?世の中にたくさんいる犯罪者や親不孝者が、なぜのうのうと生きているの?その人たちこそ悲しみを味わうべきよ!」という内容のことが書いてありました。
たまたま私が先に送ったメールで落ち着いたというものの、世間に対する恨みや怒りが湧き上がってくるのは、感情的になりすぎているような気がしました。
何より、自分だけが不幸だと思う感情にさいなまれている彼女がかわいそうでなりません。
世の中にはもっと不幸な人が大勢いるのに、自分だけが不幸に思えるようです。
大切な人を亡くしてしまうと、こういう心理状態になってしまうものなのでしょうか?
だとすれば、私にできることって何なんでしょう?