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サイクリックボルタンメトリー方について

最近学び始めほぼ無知なので質問させていただきます。 有機薄膜太陽電池の酸化還元電位が知りたいのですがCV測定は可能ですか? また出来た場合なのですが、酸化還元電位の他、どの程度の電位でどういう反応が起こるのか。電極反応速度、生成物(有機薄膜太陽電池)の安全性等がわかると思うのですが、他にわかること(効率向上等に関すること)があれば教えていただきたいです。

  • 化学
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  • c80s3xxx
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回答No.2

試料の性状によりますが,可能は可能です. どの程度の電位で反応が起こるか,というのが,酸化還元電位の直接的な意味なので,当然それはわかりますが,どのような反応が起こるかは,電流以外の情報のない電気化学測定では直接的な情報は得られません. 電極反応速度は,あまり速くなければわかります.生成物の安定性もわかるでしょうが,薄膜系では要素が多くなるので,CVだけで何かを言おうとするのは,難しいでしょう. 分光電気化学やEQCMを併用することを勧めますが,まずはCVのデータを吟味するのは,糸口としてよいと思います.

回答No.1

CVは不溶性固体と非常に相性が悪く、溶質でもworking electrodeに沈積が起ると拡散電流が観測出来ず、スパイク状のピークを示します。電圧を逆に振るとまた沈積物が溶解する間逆方向にスパイクが出てしまいます。 上記はそれでもスパイクの位置で酸化還元の電位を見る事は出来ますが、あなたの期待する薄膜は最初から固体で酸化、還元しても固体ですので全く意味が無いのです。 現在もっと適切な方法が多いと思いますので、半導体薄膜の専門家に師事すべきだと思います。 CVは確かに安価で手軽、解釈も容易、電極表面の解析も容易ですが、この件では「無力」だと思います。 CVはあくまで溶液を前提にする手法だとお考え下さい。 もちろん私がこいつを酷使していたのは二十年前までなので、驚異的な進歩があったかもしれません、 私はあくまで(元)有機屋、(元)有機(典型)金属屋、で薄膜とはお付き合いがありませんから、 最近の電気化学的分析法に関しては無知です。 薄膜でしたら「化学」ではなく「物理」でタイトルもこの手法で無い方が良いと思います。

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