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社会福祉士成年後見人受任と報酬について
- 現在、社会福祉士の資格は持っているものの、社会福祉業務は行っておらず、社会福祉士会に登録もしていません。
- 将来的に、医療関係の仕事を週3~4日ほど続けながら、(それとは全く別に)社会福祉士の仕事として、成年後見人業務を行いたいと思っております。
- 成年後見人業務の報酬は、東京では年間いくら位が相場なのでしょうか?月計算で、手取り5万円ほどの報酬が頂ければ、成年後見人業務も行える計算なのですが、可能なものでしょうか。
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人口数万人程度の地方都市(高齢者も多い)では、成年後見人になる社会福祉士はけっこういますが、報酬は月額1万円程度です。東京でも同じでしょう。何千万円も資産のある成年後見業務では、報酬はもっと高額ですが(例えば、月額5万円)、それは通常、ベテランの実績のある弁護士に割り当てられます。若い弁護士の場合は、月額1~1.5万円程度の報酬の後見業務が回ってきます。 社会福祉士の手持ち事件数は、1~2件程度でしょう。それ以上は、裁判所からの依頼がない。無報酬(交通費等は自己負担)でやれば、何件でも依頼があるでしょう。何千万円も資産のある成年後見業務を除き、成年後見の多くは、「ボランティア的」業務です。経費を引くと赤字になケースもあります。 地方では、成年後見人として、月額計5万円の報酬を得ている社会福祉士はほとんどいないでしょう。 東京は、社会福祉士の数が多いので、もっと条件は厳しいはずです。
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- koni1956
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こんにちは (1)について 現在、成年後見制度を利用される方が増えています。 認知高齢者の方・知的や精神の障害がある方で親族に後見人として適任者がいない時 に専門職後見人に委任されます。 財産管理と身上監護が主な仕事になるのですが、最近は身上監護が必要な方が多く、 社会福祉士会(ぱあとなあ)に対する委任が増加しています。 社会福祉士は仕事を持ちながら成年後見人として活躍している人もたくさんいます。 質問者様の状況でも受任は可能です。 (2)について (1) 在住の県社会福祉士会に入会します。 (2) 社会福祉士会主催の基礎研修を受講します。 (3) その後に成年後見人養成講座を受講します。 (4) (3)の講座終了後に「ぱあとな」に登録します。 本来は受任者として、家庭裁判所に登録しますが、「ぱあとな」に登録すること でそれに準ずることになります。 一般的には(1)~(4)が基本となりますが、県単位で成年後見人養成講座を受講するため の要件が設けられている場合もあります。県社会福祉士会に問い合わせてください。 (3)について 案件を受任したら、ご本人の財産調査をして一カ月以内に「就職時の報告」を家庭裁判所に行います。 その後一年毎に「事務報告」を家庭裁判所に行います。「事務報告」と同時に「報酬付与」の申立を行います。家庭裁判所はご本人の財産から報酬を決定します。 申立をして審判を受けないと報酬はありません。 ご本人に報酬支払の能力が無い時も報酬は無いのですが、ご本人に代わって報酬を支払っていただける制度があります。講習会で勉強されると思います。 成年後見人の業務は、ご本人の財産を管理し、ご本人の生活の環境を整えるために福祉サービスの利用契約や医療契約をすることが多いのですが、業務の本質は、意思決定能力・判断能力・意思表出能力が低下している方々から、ご本人の意思を引き出し、現実化することにあると思います。 どうぞ頑張ってください。
お礼
ありがとうございました。とても参考になりました。色々勉強してみます。
- hekiyu
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(1)このような状況で、社会福祉士会に入会し、ぱあとなあに登録して、 研修を受ければ、成年後見人業務を行う事は可能でしょうか? ↑ 可能です。 親族、弁護士、司法書士、税理士、社会福祉士などが 後見人に任命されます。 最近の傾向として、親族は信用できない、ということで 親族の割合が減っており、その代わり、社会福祉士が 増えています。 社会福祉士の場合、家裁は社会福祉会に依頼する場合が多いので 入会しておけば、何かと有利です。 (2)また、それにはどのくらいの期間がかかるのでしょうか? ↑ 入会してから、任命されるまで、ということでしたら ケースバイケースですので、ちょっと判りかねます。 (3)成年後見人業務の報酬は、東京では年間いくら位が相場なのでしょうか? ↑ これは被後見人の財産により家裁が決めます。 複雑で、額も大きければ報酬も多くなりますが、 簡単なモノなら、無報酬ということもあります。 一般には数万、と言われています。 社会福祉士に回ってくる後見業務は、弁護士などに 比べると簡単なモノが多く、5万は難しいかもしれません。
お礼
丁寧にご回答いただき、ありがとうございました。とても参考になりました。
補足
私の状況でも、成年後見人になる道筋があるようでよかったです。ありがとうございます。 一般には報酬が数万円なのですね。五万円というのは1人当たりではなく、総額でというつもりでしたので、もし3、4人程度受任できれば、月五万円程度にはなりそうですね。 だとすると、上のような方針で、3,4人程度後見人を受任し、仕事をこなせるのかという事になりますね。 それが現実的に可能ならば、ぜひやらせて頂きたいと考えております。
お礼
ありがとうございます。大変参考になりました。