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屈折するってどういう意味ですか?
『大きな発展の前には大きな屈折がある。』 これは新渡戸稲造さんの言葉ですが、屈折ってどういう意味ですか? 人生の失敗とか挫折とか心が折れるという意味でしょうか?
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新渡戸稲造が執筆していた時代の知識人の間で比較的流行った言葉です。 1960年代前後にはカタストロフィーという言葉で流行りました。 右上がりの直線をイメージして下さい。 この線の先端付近に別の直線を書いて下さい 元の直線の先端から新しく書いた直線に繋がるような線を書いてください。 出来上がった線の全体を見るとジグザグになっています。 この線がジグザグになった部分を当時の言葉で「屈折」と呼んでいます。 (現代であれば変曲点あるいはターニングポイントですかね?) 大きな発展というのは、昔から続けられていた古色蒼然とした考え方ややり方に従っていたのではなく、必ず大きな変化を経ている。 或は大きな変化を経なくは大きな発展にはならない。 ということを「大きな発展の前には大きな屈折がある」と表現したものです。 新しいことに移るのには元の事柄の延長線上ではダメだという考え方のことを言っています。 1960年代に使われたカタストロフィーという言葉は、古い考え方(思想)から新しい考え方(思想)に乗り換えることを言いました。 当時、この言葉を使う際の古い思想とは資本主義を意味し新しい思想というのは社会主義を意味していました。 現代使われている「心が折れる」とか「失敗で挫折する(折れる)」という意味とは違います。 現代使われていることばで一番近いのはイノベーションという言葉でしょう。
- Nebusoku3
- ベストアンサー率38% (1471/3838)
『大きな発展の前には大きな屈折がある。』 >人生の失敗とか挫折とか心が折れるという意味でしょうか? ほぼそれに近いと思いますが、その手前の状態でしょう。 屈折という ”障壁” が立ちはだかり、ややもすると 「失敗とか挫折とか心が折れる」 ことになりかねない。 いうなれば、屈折と言う障壁(道筋)が現れ、それを乗り越えることが出来ない場合は 「失敗とか挫折とか心が折れる」 ことになります。 つまり、 ●屈折(曲がり角) ⇒ 原因 (成功の為には従来の考え方m視点を全く変えなければならない状況) ●「失敗とか挫折とか心が折れる」 ⇒ 原因がもたらす結果(人間の心根も含めた結果) のような関係と思います。 もちろん、その先には、「発展」 という一筋の光、可能性もある。 曲がるまではいいですが、折れてしまってはいけません。 元に戻れなくなります。
お礼
そうですね。人生の失敗や挫折なら右肩下がりになりますね。 障壁やターニングポイントと捉える方がしっくりきますね。 この言葉では挫折や失敗まで言及してないですね。 ありがとうございます。
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
1. これは新渡戸稲造さんの言葉ですが、屈折ってどういう意味ですか? 下記のように「折れ曲がる」と言う意味で、僕は物理の光の授業で習いました。 http://dictionary.goo.ne.jp/srch/jn/%E5%B1%88%E6%8A%98/m0u/ 2。 人生の失敗とか挫折とか心が折れるという意味でしょうか? ここでは、おっしゃる通りだと思います。
お礼
ありがとうございます。 ニュアンスとしては折れ曲がるが正しいと思います。 折れ曲がった部分がターニングポイントで、この言葉では 成功や失敗までは言及してないようですね。
お礼
勉強になりました。 ターニングポインと捉えるとしっくりきます。 新渡戸さんの言葉に『失敗などの艱難辛苦をなめた人の中には、その苦しみによって、人生の光明を発見する人がいる。』と言う言葉もあります。例え屈折により失敗や挫折しても、そこから発展することだってできる。この言葉にも繋がっていくのかもしれませんね。ありがとうございます。