• ベストアンサー

原子価 価標 など教えて下さい

原子価 価電子 価標 不対電子 共有電子対 結合手   この6つの語の関係を解説願います。

  • akmyu
  • お礼率18% (81/443)
  • 化学
  • 回答数3
  • ありがとう数8

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#215361
noname#215361
回答No.2

分かりやすく、原子番号8の酸素原子の電子配置を考えます。 酸素原子1個が持っている電子の数は、原子番号に等しく8個です。 このうち、K殻に電子が2個入っているので、最外殻であるL殻には残りの6個が入っています。 この6個の電子が「価電子」(名称)です。 そしてL殻に電子が入る場合、他の原子についても同様ですが、最初の4個までは「非共有電子対」(名称)を形成することなくばらばらに配置します。 この後、5個目からは「非共有電子対」を形成するので、酸素原子のL殻には「非共有電子対」2組(電子の総数は4個)と、「非共有電子対」を形成していない「不対電子」(名称)2個があります。 この「不対電子」の数が「原子価」(数字)で、酸素原子の原子価は2ということになります。 そして、この「不対電子」を人間の手に例えたものが「結合手」(名称)なので、「不対電子=結合手」と理解しても差し支えありません。 また、水分子「H2O」の構造を考えると、水素原子1個が持っている「不対電子」は1個なので、これを「結合手」を用いて表わすと「H-」、同様に酸素原子を表すと「-O-」となり、水分子の構造式は「H-O-H」となります。 「H-O-H」における1本の線が「価標」(名称)で、この「価標」1本が共有結合における「共有電子対」(名称)1組を表わしているので、同じ1本の線でも「結合手」とは意味合いが異なります。 「結合手」1本は電子1個を、「価標」1本は電子2個(「共有電子対」1組)を表わしています。 以上のことから、補足に対して次の通り回答します。 ・「原子価」(数字)=「価電子」(名称)の数-2×「非共有電子対」(名称)の数 ・「原子価」(数字)=「不対電子」(名称)の数=「結合手」(名称)の数 ・「価標」(名称)1本=「共有電子対」(名称)1組 ・「価標」(名称)と「結合手」(名称)は、紛らわしいが別物  「結合手」2本によって、「価標」1本が形成される 

akmyu
質問者

お礼

非共有電子対や価電子を忘れていました。ありがとうございます。

その他の回答 (2)

noname#215361
noname#215361
回答No.3

ANo.2の補足です。 水分子の構造式「H-O-H」において、水素原子2個は酸素原子1個との共有結合によって、それぞれK殻に2個の電子を有することになり、これは希ガスであるヘリウム原子と同じ電子配置になります。(この場合のK殻を閉殻といいます。) また、酸素原子1個は水素原子2個との共有結合によって、L殻に8個の電子を有することになり、これは同じく希ガスであるネオン原子と同じ電子配置になります。(この場合のL殻も閉殻といいます。) そして、希ガス原子の電子配置は、安定した状態になっています。

noname#215361
noname#215361
回答No.1

・原子価 共有結合に用いられる電子の数 ・価電子 最外殻の電子は、エネルギーが高く、原子どうしが結合したり、化合物をつくるときに重要なはたらきをする 最外殻の1~7個の電子を価電子と呼び、他の電子と区別している(希ガスの場合は価電子数を0とする) ・価標 共有結合で共有されている2個(1対)の電子を1本の線で示したもの ・不対電子 価電子のうち共有結合に用いられる(非共有電子対を形成していない)電子のこと この数が原子価になる ・共有電子対 2個の原子が不対電子を出し合って電子対を作り、この電子対を共有することによって共有結合ができる この共有されている電子対を共有電子対という ・結合手 共有結合に用いられる電子を人間の手に例えれば、原子価とは、原子がもつ手(結合手)の数ということもできる

akmyu
質問者

補足

原子価=価電子=不対電子=結合手 価標=共有電子対 価標 ≠ 結合手 で、あってますか?

関連するQ&A

  • 価標について

    学校の教科書に共有電子対1ペアで1本の価評になると書いてあるのですが、炭素同士の共有結合の場合1つずつ不対電子ができるのに-C≡C-のようになぜ価標が2本も出てきてしまうのですか。(原子間の価標は3本までしか表せないのは理解しています)

  • 共有結合について

    全くの化学初心者です。共有結合についてお伺いいたします。 私が理解している定義は、「2個の原子が価電子を1つずつ出して電子対を形成し、それを共有する結合」なんですが、間違っていますでしょうか? つまり、共有結合は、2個以上の原子間でも起こるのか。 また、結合に関与する価電子も2個以上の場合もあるのか、ということです。御教授、よろしくお願いいたします。

  • 不対電子や非共有電子対は原子核の周りをまわっているんですよね。それじゃ

    不対電子や非共有電子対は原子核の周りをまわっているんですよね。それじゃあ、電子式は実際の電子の状態には無関係なんですか?動いてるのに非共有電子対とかいう意味がわかりません。

  • 「共有結合の結晶」の表面の「手」は?

    ダイヤモンドなどの共有結合の結晶(巨大分子)について疑問があります。 例えばダイヤモンドは、炭素原子が4本の手(価標)で次々と共有結合で結びついた結晶だと思うのですが、結晶の表面の部分では手が余ってしまわないのでしょうか?高校の教科書によくある図では表面の部分がごまかされているようで…。 不対電子がそのままなのでしょうか?それとも何か特別なことがあるのでしょうか?ご教授ください。

  • HClOへのO原子の配意結合について。

    高校生向けの参考書を読んでいると HClOへ単体のO原子が配位結合する場合、Cl原子の非共有電子対へ配位結合すると述べられています。 ここで、少し疑問なのですが、HClO分子のO原子も二つ非共有電子対をもっているはずです。 しかしながら、単体のO原子は、Clにのみ配位結合しOの非共有電子対へ配位結合しないのでしょうか。 どうも、参考書の説明には、なぜClに対しては配位結合が生じ、O原子同士の配位結合は生じないのか書いてなく、さっぱりわかりません。 よろしければ、ご教示お願いします。

  • 原子結合線とは?

    原子結合線とは価標のことでしょうか。原子結合線を用いた構造式を書きたいのですが、初歩的なことが分かりませんでした…。よろしくお願いします。

  • 3原子が直線状に結合した構造

    CO2やNCS~は3原子が直線状に結合した構造を持っていますが、価電子がどのように結合しているのか説明できる人いませんか。わかったら教えてください。これと同じように、3原子からなり、価電子総数も同じ分子はどのようなものがありますか。その形と化学名を教えてください。

  • 化学式の構造について

    たとえば、-CO2Hとあったら、 ―C―O―H  とできるじゃないですか。  ∥  O                            じゃあ、O2N- って上のようにばらすとどうなるんですか。    8Oより8Oには価電子4個より不対電子4個、7Nは価電子5個より不対電子3個、共有電子対1個あると考えてやったのですが、普通になぜかうまくいかなくて。  どなたかわかりましたら、教えてください。

  • 原子価とは?

    元素の原子価とはいったいどういうのもなのですか? 価電子との違いがよく分からず、困っています。 また、原子価は原子軌道とどのような関係があるのですか? どなたか教えてください。よろしくお願いします。

  • 黒鉛の炭素の価電子の状態について・・・

    黒鉛は、3個の価電子を使って共有結合し、残り1個ずつの価電子が残る・・・ みたいなことが教科書などに書いてあったのですが、3個の価電子を使って 共有結合をしても価電子の数は6個で、残りの1個を入れても、価電子の数は7個 にしかならず、これでは炭素原子が安定しないのではないでしょうか?? 拙い文章で質問がわかりづらいと思いますが、黒鉛の炭素の価電子の状態が どうなっているのか教えていただきたいです。