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原子価 価標 など教えて下さい

原子価 価電子 価標 不対電子 共有電子対 結合手   この6つの語の関係を解説願います。

質問者が選んだベストアンサー

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noname#215361
noname#215361
回答No.2

分かりやすく、原子番号8の酸素原子の電子配置を考えます。 酸素原子1個が持っている電子の数は、原子番号に等しく8個です。 このうち、K殻に電子が2個入っているので、最外殻であるL殻には残りの6個が入っています。 この6個の電子が「価電子」(名称)です。 そしてL殻に電子が入る場合、他の原子についても同様ですが、最初の4個までは「非共有電子対」(名称)を形成することなくばらばらに配置します。 この後、5個目からは「非共有電子対」を形成するので、酸素原子のL殻には「非共有電子対」2組(電子の総数は4個)と、「非共有電子対」を形成していない「不対電子」(名称)2個があります。 この「不対電子」の数が「原子価」(数字)で、酸素原子の原子価は2ということになります。 そして、この「不対電子」を人間の手に例えたものが「結合手」(名称)なので、「不対電子=結合手」と理解しても差し支えありません。 また、水分子「H2O」の構造を考えると、水素原子1個が持っている「不対電子」は1個なので、これを「結合手」を用いて表わすと「H-」、同様に酸素原子を表すと「-O-」となり、水分子の構造式は「H-O-H」となります。 「H-O-H」における1本の線が「価標」(名称)で、この「価標」1本が共有結合における「共有電子対」(名称)1組を表わしているので、同じ1本の線でも「結合手」とは意味合いが異なります。 「結合手」1本は電子1個を、「価標」1本は電子2個(「共有電子対」1組)を表わしています。 以上のことから、補足に対して次の通り回答します。 ・「原子価」(数字)=「価電子」(名称)の数-2×「非共有電子対」(名称)の数 ・「原子価」(数字)=「不対電子」(名称)の数=「結合手」(名称)の数 ・「価標」(名称)1本=「共有電子対」(名称)1組 ・「価標」(名称)と「結合手」(名称)は、紛らわしいが別物  「結合手」2本によって、「価標」1本が形成される 

akmyu
質問者

お礼

非共有電子対や価電子を忘れていました。ありがとうございます。

その他の回答 (2)

noname#215361
noname#215361
回答No.3

ANo.2の補足です。 水分子の構造式「H-O-H」において、水素原子2個は酸素原子1個との共有結合によって、それぞれK殻に2個の電子を有することになり、これは希ガスであるヘリウム原子と同じ電子配置になります。(この場合のK殻を閉殻といいます。) また、酸素原子1個は水素原子2個との共有結合によって、L殻に8個の電子を有することになり、これは同じく希ガスであるネオン原子と同じ電子配置になります。(この場合のL殻も閉殻といいます。) そして、希ガス原子の電子配置は、安定した状態になっています。

noname#215361
noname#215361
回答No.1

・原子価 共有結合に用いられる電子の数 ・価電子 最外殻の電子は、エネルギーが高く、原子どうしが結合したり、化合物をつくるときに重要なはたらきをする 最外殻の1~7個の電子を価電子と呼び、他の電子と区別している(希ガスの場合は価電子数を0とする) ・価標 共有結合で共有されている2個(1対)の電子を1本の線で示したもの ・不対電子 価電子のうち共有結合に用いられる(非共有電子対を形成していない)電子のこと この数が原子価になる ・共有電子対 2個の原子が不対電子を出し合って電子対を作り、この電子対を共有することによって共有結合ができる この共有されている電子対を共有電子対という ・結合手 共有結合に用いられる電子を人間の手に例えれば、原子価とは、原子がもつ手(結合手)の数ということもできる

akmyu
質問者

補足

原子価=価電子=不対電子=結合手 価標=共有電子対 価標 ≠ 結合手 で、あってますか?

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