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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:文中の「申し伝える」は誰に敬意を示しているんですか)

ビジネス日本語における「申し伝える」とは

1311tobiの回答

  • 1311tobi
  • ベストアンサー率49% (84/169)
回答No.5

 非常に微妙な問題です。質問者がどの程度の回答を求めているかによってコメントがかわってきます。  大前提として、「以前も聞いたことがある質問」なら、そのやり取りを示したうえで、どこがわからないか書いたほうが的確な回答が得られると思います。  結論だけ書きます。微妙な問題ですが、「申し伝える」はお客様に対する謙譲語と考えるのが妥当です。  これをちゃんと説明するのは相当の難問です。  ややこしい話なので適宜リンクを張ります。読めないものがあったら教えてください。  まず「申す」が何かという問題があります。  敬語の分類は3分類と5分類に大別できます。 「申す」は3分類なら「謙譲語」であり、5分類なら「謙譲語II」です。  どちらの分類で考えるかによって話がかわってきます。現在の辞書は3分類をベースにしているので、謙譲語IIには対応していません。そのため、辞書では「謙譲語」のほかに「丁寧語」と記載しています。  このあたりのことを知りたければ、下記の当方とOKATさんのやり取りをお読みください。「参る」の話をしていますが、「申す」にも通じます。相当メンドーな話です。 http://okwave.jp/qa/q8499357.html 「申す」を含む複合語に関しては、下記をご参照ください。 【突然ですが問題です【日本語編7】──「申す」は「言う」の謙譲語なのか 申す 申し上げる 申し込む 申し出る の違い】 http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2565.html  結論だけを書くと、「申す」は本来は謙譲語。しかしほかの使い方もあって「謙譲語」のニュアンスは薄れている。 「申し伝える」などの複合語になると、謙譲語か否かは個々に確認しないとわかりません。  ここで「申し伝える」を辞書でひきます。 http://kotobank.jp/word/%E7%94%B3%E3%81%97%E4%BC%9D%E3%81%88%E3%82%8B%E3%83%BB%E7%94%B3%E4%BC%9D%E3%81%88%E3%82%8B?dic=daijirin&oid=DJR_mousitutaeru_-010 ================引用開始 大辞林 第三版の解説 もうしつたえる【申し伝える・申伝える】 ( 動ア下一 ) [文] ハ下二 まうしつた・ふ (1)「言い伝える」の謙譲語。取りついで申し上げる。 「担当の者に-・えておきます」 (2)語り伝え申し上げる。 「法華経をあけくれよませ給ひけりと,人-・へたり/古本説話 1」 ================引用終了  敬語の話に関しては辞書をウノミするのは危険ですが、これは大丈夫なようです。〈「言い伝える」の謙譲語〉です。「担当の者に申し伝える」だと「担当の者」に対する敬語ではないことがはっきりするでしょう。  以下はやや蛇足。  類似の言い方にどのようなものがあるか。 「そのように社長の田中にお伝えします」  個人的には「これでもいいかな」と思います。しかし、敬語の専門家が×としているので避けたほうが無難でしょう。  ほぼ同様の内容になる「そのように社長の田中にご伝言します」だと強い異和感があります。 「社長に伝えます」「社長に伝言します」では敬度不足と感じるなら「社長に伝言いたします」くらいかもしれません。  下記の【事例3】847)【電話の敬語「お伝えします」「お代わりします」「おつなぎします」】 の話です。 【「お/ご~する」「お/ご~いたす」】 http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3037.html  以下は一部の抜粋(重言)。 ●お伝えします 「上司への伝言を顧客に頼まれたとき」に「お伝えします」と言うのはアリか。  相当微妙だけど、やはり×だろう。信頼に値する書籍にそういう記述がある。 【言葉の取扱説明書3 ○○のわりに(は)  お伝えしておきます  協力するにやぶさかでない 】 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1837388275&owner_id=5019671 ================================引用開始  1つ目が「お伝えします」の是非。典型的なのは、外部の人から連絡を貰い、「(席を外している社内の人間に)お伝えします」と言う場合。『問題な日本語4』で扱っていた(先日書店で手にしたけど、内容が薄くて買う気にはなれなかった)。 「お伝えします」は謙譲語I(+丁寧語の話は省略)。伝える人の、伝える相手への敬意(菊地康人流に言うなら「主語の補語に対する敬意」?)を示す。したがって、身内を高めることになるので×。  だと思うが、「お伝えします」だとアリって気もするのは「定着しているから」なのかもしれない(なんの基準もなく「定着しているから」OKとか言われるとどうしようもない)。「あなた様の伝言」を伝えるんだから、「お」をつけるべきって論理も筋が通っている気になる。「伝えます」と「お伝えします」を比べると、後者のほうが丁寧な感じになる。  これを〈外部の人に対して「(身内と)ご相談します」〉にすると、相当ヘンなことがわかる。理由は不明。理屈としては「あなた様の案件」を相談するんだから……と言えなくはないけどさ。 ================================引用終了 【読書感想文/『敬語』(菊地康人/講談社学術文庫/1997年2月10日第1刷発行)3】 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1854649541&owner_id=5019671 ================================引用開始 【引用部】 敬語を使い慣れた人でも、話題にしようとする人物を身内扱いすべきかどうか迷うことは少なくないし、使い慣れないと、つい、主婦が家族以外の人に、あるいは会社員や公務員が部外の人に   主人(部長)がそうおっしゃいました。/主人の母(部長)にそうお伝えしました。 などと言ってしまう──それが誤りになってしまうのが相対敬語なのである。(P.426)  やはりそういうことなのだろう。  余計な部分を省略して、当方の積年の課題に限って書きかえると、下記のようになる。  会社員が部外の人に「部長にそうお伝えしました」などと言ってしまう──それが誤りになってしまうのが相対敬語なのである。 「絶対敬語」と「相対敬語」に関しては本書を読んでもらうほうがいいだろう。現代の敬語は「相対敬語」と考えてよいはず。ただ、部外の人に「部長にご相談します」がヘンなのはスンナリ理解できるが、「部長にお伝えします」だと異和感がぐんと弱くなる理由は不明のまま。 ================================引用終了

sobatya_cn
質問者

お礼

ご丁寧に教えていただきありがとうございます。大変恥ずかしいですが、私も自分の問題点は具体的にどこにあるのかよくわかりません。たぶん謙譲語Iと謙譲語IIに関する内容です。去年から意識し始めました。学生時代に謙譲語の勉強をする時に、IとIIに分けて勉強したことがないので、こういう質問が出てきたかもしれません。話し手、聞き手、間接目的語のBの3人の場合の謙譲語の使い方が難しいような気がします。昔習った謙譲語はたぶん聞き手と間接目的語のBが重なって、つまり同一人物である場合です。でも、いま聞き手と間接目的語のBが違う人物であるシチュエーションに出会いました。時々聞き手と間接目的語のBの片方に敬意を払ってはいけないシチュエーションがあるので話し手の謙譲語は一体誰に向かって敬意を示しているのかはっきりしたいわけです。 下記は今年で聞いた質問です。今回のこの6月19日の質問を考えたらもう3回目になります。もう半年以上でこの問題を考えております。 文中の「お逢いして」は誰に敬意を使っていますか(1月13日) http://oshiete.goo.ne.jp/qa/8427942.html 敬意の示す先(4月26日) http://oshiete.goo.ne.jp/qa/8570300.html

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