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文中の「お逢いして」は誰に敬意を使っていますか
日本語を勉強中の中国人です。ビジネス日本語についてお伺いします。「先日、ABC(社名)の田中さんとお逢いして……です。」 文中の「お逢いして」という箇所なのですが、なぜ「会って」を使わないのでしょうか。この「お逢いして」は田中さんに対して敬意を使ったのでしょうか。それともこの文の聞き手に対して敬意を使ったのでしょうか。あるいは両者に対して両方敬意を使ったのでしょうか。三人以上にかかわる場合の敬語は難しいような気がします、ちなみに、全文はですます調です。 また、質問文に不自然な表現がございましたら、それも教えて頂ければ幸いです。よろしくお願いいたします。
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「お~する」は謙譲表現の典型的な形です。 謙譲語(正確には謙譲語1)とは、「相手・第三者、または相手・第三者の所有物に向かう自分の行為」を謙って(へりくだって)言うことで、相手・第三者に対して敬意を表わす用法です。 「その件に関しては、わたしが社長にお伝えします」の「お伝えします」も「伝えます」の謙譲語です。 伝えるという自分の行為の向かう先が社長なので、自分の行為を謙って表現します。 「先日、ABC(社名)の田中さんとお会いして……です」は、「会う」という自分の行為の向かう先が敬意を払うべき田中さんという方なので、「お会いする」と謙譲表現を使うわけです。 文末の「です・ます」は丁寧語で、これは話す相手に対する敬語になります。 「逢う」は「会う」のタイプミスだと思いますが、他は完璧な日本語です。
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- kine-ore
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もし、この例文の発言が第一人称「私」であり、私が主格(為手)で田中さんが対象格(受け手)であるとすれば、これは受け手への敬語となります。 ビジネスシーンとのことで、そのような場合に「人にあう」のは、アポイントメントを取っている顧客など一般的な場面での予期した流れにおいて「~<に>会う」となります。 そこで、もし「~<と>あう」場合は、例えば「~<と>出会う」など、予期していない偶然性のニュアンスが高まりますので「~<と>逢う」と記すことも不自然ではありません。「逢う」には思いがけなく出会う意味もあるからです。
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ご親切に回答していただきありがとうございます。いろいろとても参考になりました。
- kamobedanjoh
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NO.3 さんに賛同します。 ただ,「敬意」は,表したり払ったりするもので,「使う」ものではありません。 「敬意を表わす(表する)」とか,「敬意を払う」のように用います。 「敬語」の場合には「敬語を用いる(使う)」と表現します。
お礼
ご親切に教えていただきありがとうございます。いろいろとても参考になりました。間違えた言い方を今後気をつけます。
- ueshita123
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ただの誤変換です。 逢うは、男女の関係で使う言葉ですから(^_^; ○○さん(女性)に会う ビジネス、恋愛、その他を含めて何でも使える言葉ですが ○○さん(女性)に逢うは、そこに男女の仲、関係、思いがある時の、小説の中などで使われる表現方法です。一般的には使わなくなりました。 なので、ビジネス文章でこの字が出てきたのであれば、誤変換だと思ってもいいでしょう
お礼
ご親切に回答していただきありがとうございます。大変参考になりました。
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
1。 文中の「お逢いして」という箇所なのですが、なぜ「会って」を使わないのでしょうか。 田中さんに敬意を払わなければ「会って」を使います。 2。 この「お逢いして」は田中さんに対して敬意を使ったのでしょうか。 はい、そうです。 3。 それともこの文の聞き手に対して敬意を使ったのでしょうか。 いいえ。 4。 あるいは両者に対して両方敬意を使ったのでしょうか。 いいえ。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。参考になりました。
お礼
ご丁寧に教えていただきありがとうございます。とても参考になりました。