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自虐の歴史?

 自国の過去について、自国中心の歴史観を何故取ろうとするのだろうか?  国民国家としてレベルアップを図るには、国民一人一人が国家の将来に対して客観的判断が出来るようになることが求められます。  そのためには、過去の失敗に対して、客観的視点からの冷静な判断が必要となると考えられます。   「己を知り、敵を知れば百戦すれども危うからず。」を実践するためには、『自国中心の主観的歴史観』では、己に甘い判断が下され、『己を知る』ことが出来ません。  企業でも、個人でも、失敗のない存在はないでしょう。社会の中で生き残り、よりレベルの高い活動をするには、、過去の失敗から確実に教訓を得ていくことが必要となります。  国家の場合、国民全体の運命を左右するのだから、より一層、冷静で感情を排した分析と教訓を必要とするでしょう。  国民感情として、過去を美化したいとか、過去の責任について逃れたいとかいう感情論は、理解できますし、一人一人の国民からすれば心地よい歴史認識は楽しいでしょう。  しかし、失敗の教訓とは、常に自分の欠点を直視するのだから、苦く呑みこみ辛いもので、そこから目を背けた歴史では、「己を知る」という視点が失われています。  このような感情面からの歴史認識については、心の問題であり、私の質問にいう「論理」とは立脚点が違い求める回答とはなりえません。  上記のような観点から以下の質問について回答をお願いします。   質問1  私の歴史観からすると、  ・中国の主張する歴史は、自国中心で展開されており、客観性に欠け、普遍性がない。  ・韓国の主張する歴史は、自国中心で展開されており、客観性に欠け、普遍性がない。  同様の論理で  ・日本の歴史的失敗原因を分析することを「自虐」とする歴史観は、自国中心で展開されており、客観性に欠け、普遍性がない。  ということになります。  日本の歴史に対して「自虐」である(つまり、自国を虐げている=自国の立場から見ている)としながら、中国・韓国の主張する歴史を客観性に欠け、普遍性がないとする歴史観というのは、可能なのでしょうか。  あるとすれば、どういう論理展開をしているのでしょうか。 質問2  失敗には必ず原因があります。  どのような形の失敗であったか、当然ながら分析が必要です。  日本の敗戦に至る戦争の間に起こった事象の分析を「自虐」と見ているなら、何故日本が国家主権を失う大失敗に至ったかの分析を放棄する形になると思われます。  日本の歴史を「自虐」と見る立場に立ちつつ、何故日本が国家主権を失うに至ったかという分析を することのできる「論理」はありうるのでしょうか。     あるとすれば、どういう論理展開をしているのでしょうか。  

  • 歴史
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みんなの回答

  • Ganymede
  • ベストアンサー率44% (377/839)
回答No.10

物は試しで、初等幾何学のように補助線を引いて考えてみるのはいかがでしょうか。すなわち、「米国の善意」という補助線です。一般には忘却されているが、戦後日本の運命を左右した重要なファクターだと思います。 ご質問者は「自虐の歴史?」と、「?」を付けていらっしゃる。「自虐史観」などという言葉に疑問を呈していると考えられる。自虐史観の反対は自慰史観と呼ばれるが、「自慰」という語を連発するのも憚られるし、自慰史観の代表例はネトウヨだから、ネトウヨについて考えることにしよう。自虐史観という言葉を乱用するのがネトウヨである。 ネトウヨさんたちと従来の保守との著しい違いは、嫌韓・嫌米であろう。日韓両国の政財界は、1965年の国交正常化以来ズブズブの関係を築き、「日韓癒着」と左翼から追及を受けたほどだった。そのころ左翼は北朝鮮のほうを好んだ。しかし、右翼の変種たるネトウヨたちは、北朝鮮は疎(おろ)か韓国までも激しく憎悪するのが通弊である。 いや、この際、嫌韓の話は脇に置いておこう。ここで論じたいのはネトウヨの嫌米についてである。ネトウヨによれば、日本国憲法でさえも、日本を弱体化させるためにGHQの素人たちが見よう見まねでわずか9日間で作り、押しつけたという。 しかし、それは邪推であり俗説でしかない(平和憲法の理念はノーベル賞もの?http://okwave.jp/qa/q8540201.html)。憲法案の骨子を定めたのは、米国の一流大学のロースクールを出て司法試験に合格しキャリアを積んだ、いわば軍服を着た法律家たちだった。彼らは戦間期に思想形成した欧米の知識人の特徴として、理想主義・平和主義の傾向があり、それが憲法前文にも表れている。その傾向は、広く言えば国連憲章前文にも共通しているのである。 だいたい、憲法たるもの単独で突っ立っているわけではなく、憲法を論じるなら同時に「憲法附属法」にも注目しないことには、話にならないだろう。すなわち、国会法・内閣法・国家行政組織法などである。これらは憲法体制を支えるものであり、制定されたのも新憲法と同じ頃か直後だった。 つまり、GHQは日本に新憲法だけ与えれば済んだのではなく、憲法附属法の制定も見守った(憲法が民主的でも、附属法が非民主的だったら、憲法体制はガタガタになる)。仮に、滅茶苦茶な憲法を日本に押しつけたりすると、その基礎の上に憲法附属法を築くことも叶わず、GHQも困るわけで、そもそもGHQが憲法案を手抜きするはずはないのである。GHQはネトウヨみたいにバカではないのだ。 例えば、「国会法」は日本とGHQ(ジャスティン・ウィリアムズ民政局立法課長、のちに国会課長)の合作だった。ウィリアムズは法律家ではなかったらしいが博士号を持っており、ウィスコンシン大学の社会科学部長兼歴史学教授となった人である(軍に入ったのは1942年)。このように、新憲法および憲法附属法は、GHQのエリート法律家・学者たちの民主主義的な考え方と、日本の官僚の現実的な技術とが組み合わさって、わりと上手く出来たといわれる。その証拠に、あまり大改正もされず安定して運用され、戦後日本は繁栄した。 長尾龍一は「学者支配としての占領改革」(http://book.geocities.jp/ruichi_nagao/occup.html)で、「旧敵国の民主化に情熱を注いだアメリカ知識人の人の良さや実行力に感銘を受ける」と記した。このことを補助線として引けば、戦後日本の歴史が見えてくる。 すなわち、戦後の日本人は米国の善意にすがり、みずからも精励して、敗戦国の再生の道をひらいたのだった。ネトウヨはレイシストだから、ガイジンの善意など信じないかもしれないが、米国は気前のよい国であった。「米国は歴史も伝統もない、日本は皇紀2600年以上」と言ってみたところで、近代国家としての歴史と経験は米国の方がずっと長いのだ。神話と歴史を混同するのは愚かである。 マッカーサーは敗戦国のドイツ・日本を比較して、「ドイツは我々と同様成人だが日本は12歳の少年」と言い、これに憤慨した日本人が多かった。しかし、頭のよい人々は「さようでございます、日本は子供です、いろいろ教えてください」とへりくだって、米国から法制度も科学技術も学び続けた。日本の法律はドイツ法系統と言われるが、戦後に作られた法律は、米国法の翻訳のようなものが少なくない。日本社会の民主化に役立った。 また、米国の深層意識を探れば、原爆投下の罪滅ぼしもあっただろう。戦略として、日本を反共の防波堤にするという方針もあっただろう。 さて、私のようにモタモタ説明していると、到底ご質問の回答まで行き着かないので、このあとは駆け足になるが、申し上げたいのは「米国も善意ばかりではなかった、数十年経って日本はたっぷり恩返しをさせられている」、「最近流行りの自慰史観は、米国に正面切って逆らえない弱虫が、日本より弱そうな国に攻撃心理を転嫁したもの」ということである。 「たっぷり恩返し」については、例えば「マネー敗戦」で検索してみてください。米国は確かに気前がよかったが、これは「帝国循環」というカラクリでもあった。ドルを世界に散布して、ドルが基軸通貨の地位に就くと、米国以外の国々は必死をこいてドルの価値を支えるようになる。なぜなら、輸出入(資本も含む)の決済は基軸通貨で行われることが多いため、各国の経済活動は「ドルを稼いでドルを貯めるのが目標の一つ」となるのであって、そのドルの価値が下落すると、各国は困るからだ。われらが日本も、せっせと稼いでは、富を米国へ還流させる羽目に陥った。この吉川元忠らの説は、主流派経済学というわけでもないそうだが、傾聴に値すると思う。 また、在日米軍基地を少しでも減らす交渉をしようとすると、米国から厳しい拒絶を食らうことは、民主党政権でも露(あら)わになった。このように、日本は経済でも外交でも頭打ち(物事が限界に達してこれ以上には向上しえない状態)になってしまった。 つまり、戦後60年も70年も経っても、敗戦国日本が米国に逆らうことは難しいのである。あとから考えれば、米国の善意は恐ろしい善意であった。満身創痍の Occupied Japan は、米国に抱かれ、抱き込まれてしまったのだ。 次に、ネトウヨどもの「攻撃心理転嫁」であるが、ここで注目すべきはナショナリズムのカラクリである。ナショナリストたちは、「愛国心こそは、本源的な純粋な心情」と言いたがるのだが、意外なことに、愛国心は人工的に操作されやすいもので、転化したり反転したりもする。性愛にさまざまな変態性欲があるように、愛国心も変態愛国心だらけなのだ。 ズバリ結論を述べると、バブル崩壊からこのかた流行っている自慰史観は、抑圧された反米心理の転化である。大問題について分からない連中が、中問題や小問題を騒ぎ立てているのだ。韓国などが日本に対抗意識を燃やしているのは、昔からであって、今さらそれに猛反発する日本人は、よほど無知だったか、あるいは魂胆を持っているかだろう。 そこで、ご質問の答であるが、 質問1 可能なのでしょうか。 答は「不可能である」。 質問2 ありうるのでしょうか。 答は「ありえない」。

sudacyu
質問者

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 回答、ありがとうございます。  急性心不全で救急入院したため、きちんと対応できなかったことをお詫び致します。

回答No.9

失敗しても反省しないのが日本の政治。自虐史観は自己に都合の良いように、天皇など持ち出して第二次大戦を正当化している。中国も韓国も国のかじ取りによってどう変わるか分からないが、13億の民を食わしていく。これは大変な事。将来分解する可能性があり。日本は一貫して保守体制。これも日本の政治。最初に戻る。保守体制を日本人が望んでいるからそうなる。なぜか。日本に本当の民主主義が根図いていない。と考える。今後民主主義も資本主義も変革されていく可能性があり。 たしかに過去の欧州の策略の方が酷いが、批判しても目くそ鼻くそを笑う。状態になり、先に進まない。先の大戦の反省から日本独自の考えを世界に示すべきである。

sudacyu
質問者

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回答、ありがとうございます。  急性心不全で救急入院したため、きちんと対応できなかったことをお詫び致します。

回答No.8

何かの事実認識やそれに対する評価を客観的とか普遍性とかっていうタームで権威つけることになるとことに背筋寒気を感じます。 敗戦をして新たな思考形式や判断立場を知った私たちは、敗戦前の国民と指導者の判断と選択に一定の評価と修正をしています。 このことは当時の日本全体の方向を全面的に否定することにはつながりません。 ゲルマン大移動から十字軍、そして大航海時代以来の東洋侵略の欧米人の世界情勢の中の大東亜(環太平洋)地域に対する方針はその地域の民族と国々のありようの中で、当時の大人たちが考え打ち出してきた方針です。 その尊大にして勝手な方式に正当性が欠けていることは敗戦後の我々の情報からの判断です。 しかしだからといって総懺悔と土下座を強いられたり、自ら犯罪者のごとく観ることは間違いでしょう。 世界の情勢の中でのどうしようもない、当時の判断と選択でしょう。 第一次的に問われなければならないのは、欧米の東洋侵出と対象国や地域の対応力の脆弱性ではないですか。 だからといってまた過去の全部を正当化するような自虐史観批判も無論、通るわけがない。 私は欧米に東洋侵出をさせてきている世界の歴史の流れをもっと見つめることがひつようであり、その中で欧米や大日本帝国の歴史を評価していくことが必要だと思っています。

sudacyu
質問者

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  • mm058114
  • ベストアンサー率30% (102/337)
回答No.7

(1)中国も韓国の内政問題を、外にそらすために、丁度良い日本を利用しているだけですよ。自国に統一の敵を外に作る事によって、自国内の政治問題を外にそらせて、自国民を抑えているだけですよ。今、日本が消滅したら、中国も韓国も、自国民によって、たちまち崩壊しますよ。 (2)統一されていない中国に、交渉相手を、自らの手で無くしまった事。中国派遣の陸軍兵力を削減してゆく計画は、陸軍省、大本営において、中国から撤退しないと、国が滅ぶ事は予見されていました。また計画されていました。それを許さなかったのが、中国戦線の実情、停戦交渉相手の選択、交渉相手の統治範囲でした。中国は3ヶ国による三角戦争で、日本の撤退を許さなかったのは、あまりにも多い死傷者の数です。日本人の出血で得た地を、手放してはならない日本人の国民性が、敗戦の原因です。

sudacyu
質問者

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  • sync-mag
  • ベストアンサー率57% (98/171)
回答No.6

 ご質問を拝読して、わたしもいろいろ考えてしまいました。  愚考するに、問題の根本にあるのは論理(ロジック)の相違ではなく、スタンスの相違なのではないでしょうか。それも「自虐史観」を盛んに言い立てる人たちが信じているような政治的党派性の違いではなく、歴史を客体ととらえてその真実を知りたいと願う人たちと、歴史に自説を補強する材料を探している人の違いだと思うのです。  実際には同じひとりの人間の中でこれは混じり合っていますが、その割合が後者にいちじるしく偏った人たちがいます。むかしは左翼・革新の側でも大勢いたのですが、昨今では右翼的・保守的なレトリックを好む人に蔓延しています。  この人たちからすれば、中国や韓国の歴史観を自国中心的で客観性に欠けると非難することと、自分たちの「歴史観」を正当なものだと強弁することは矛盾しません。目的は自分たちの信じる「日本」を称揚することなのですから、それに反する中国・韓国の歴史観と「自虐史観」はともに排斥されるべき障害にほかなりません。  質問者様のように「本当はなにがあったのか」を知りたい人にしてみれば、最初から「日本は悪くなかった」と決めこんでいては意味がありませんが、彼らにはそんなことはどうでも良いのです。結論は問う前から出ています。あとは都合のいい「事実」をつまみ食いするだけです。  事実認定の不確かさや論理の不合理性は、保守論壇やネットの世界をのぞけばいくらでも同調する声がみつかりますから、その声の大きさでごまかせるのでしょう。  ただ、質問2については、わたしはいまのところ「成り立つ」と考えます。彼らも敗戦という事実を否定するところまでは行っていませんから、あとはいかに敵が悪辣で卑怯であったかをあげつらえば良いのです。この人たちがやたらと陰謀論に固執するのもそのせいでしょう。  第一次大戦後のドイツでは、ドイツ帝国が敗れたのは左翼が裏切ったからだという匕首伝説が流行し、右翼・保守派のあいだではほとんど「真実」として語られていたそうです。しかし、継戦能力を失ったから降伏したにすぎないことは明白です。結局、人は信じたいことを信じるのですね。その代償がナチスの台頭をまねいたのだと思えば、あまりにも高い代償を払ったものです。  歴史を政治的党派心に従属させているという批判に対して、彼らは「左翼こそがその轍を踏んでいる」と返すことが習い性になっています。たぶん、本気でそう信じているのだと思います。  だから、あれほど朝日新聞の「捏造」を言い立てるのでしょう。わたしも朝日新聞に誤りがあることを疑いませんし、先入観から来る誤りがあるとも思っています。しかし、こと程度問題でいえば彼ら(右翼的・保守的レトリックを好む人たち)の側の「捏造」のほうがはるかにひどいと感じます。当事者たちは、自分たちの捏造は「良い捏造」なのだと信じているようです。愛国無罪だと思っているのでしょう。  歴史学についても同様で、たしかに戦後60年代ころまでは左翼・革新の側の歴史利用は随分なものだったようですが、いまではすっかり影を潜めています。個人として左翼的政治信条を奉じる人もいるかと思いますが、それと歴史学の価値は別ものという節度をみな保持しています。  学生時代に南京大虐殺について、肯定派・否定派双方の著作にあたってみたことがあります。実際には「あたってみた」というほど読み込む前に、否定派の姿勢にあきれかえってしまったのですが。何年か前に南京大虐殺をめぐる名誉毀損裁判の判決で、「史料の扱いは恣意的で、およそ学術研究の名に値しない」とありましたが、わたしもまったく同様の感想をいだきました。  「己を知る」意義を質問者様は上げておられますが、すでに「己は知っている」と信じる人たちにこの必要性は理解できません。問題は、彼らのいう「己」はどれだけ現実の日本と関連しているのか、はなはだ心もとないことです。  おそらく、彼らには郷土としての日本に対する愛情がなく、父祖が築き上げてきた歴史にも関心がないのだと思います。だからかくも都合よく歴史を自尊心を満たすための材料として利用できるのだし、かくも手前勝手に目の前にある現実を解釈できるのでしょう。郷土としての日本や日本の歴史に愛情と敬意があれば、わたしたちにとって都合の悪いことでも向き合えます。  わが国には陰影に富んだ、勧善懲悪の薄っぺらいドラマでは収まりきらない豊かな歴史があります。これはひとりの人間の自尊心などより、はるかに大きく価値のあるものです。歴史は利用するのではなく寄り添うべきものであり、そのほうがずっと大きな満足を得られるものです。  イギリスの保守政治家エドマンド・バークは「正しかろうと誤ろうとわが祖国。正しければ正しきままに。誤れるならば正していかん」と語りました。グラッドストーンは阿片戦争に際し「国旗の名誉は汚された」と、イギリスの行動を非難しました。「自虐」を言いつのる彼らに、この愛国心は理解できないでしょう。

sudacyu
質問者

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回答、ありがとうございます。 急性心不全で救急入院したため、きちんと対応できなかったことをお詫び致します。

  • suicyo
  • ベストアンサー率43% (83/193)
回答No.5

ご質問の答えになっていないかもしれません。ので、宜しければ読んでやって下さい。 過去を反省することを自虐と言っているのではなくて、日本の行動は性悪説で断罪するが、他国の同種の行動は性善説で免罪するか等閑視するような左翼側の思考回路?を自虐と言っているのです。 例えば、 日本の加害責任はストーカー的に追及するが、日本が受けた理不尽な被害について問題視するのはせいぜい原爆くらい。 従軍慰安婦問題や捕虜虐待など、日本軍の残虐・非道さを他に例のない日本特有のものなどと決めつけるが、他国の事例についてまともに比較して論証するつもりはない。 日本の右派の要人の不用意な発言にいちいち目くじらたてて騒ぎたてるが、中韓などの過度の日本叩きに対して反論することはほとんどない。 日本のナショナリズムに声高に警鐘を鳴らすが、歴史問題の根源にある中韓などの過度の反日政策やナショナリズムに対してはコメントすらしない。 日本の再軍備や愛国心・国家への忠誠などに過剰な反発を示すが、日本の右傾化を批判する「同志」である中韓が日本よりも軍事国家で愛国心・国家への忠誠などを絶対視していることに対しては問題視しない。 蛇足ですが、私は自虐史観の対極として右派の自慰史観?を認知するのは正確ではないと思います。自虐史観の対極は皇国史観。戦前の右に触れ切った皇国史観の反動で戦後の左に触れ切った自虐史観がスタートし、それが少しづつ右に戻りつつあるのが戦後の経過。現在、極右でも皇国史観を戦前のまま信奉しているのはごく少数なので、皇国史観はほぼ克服されたと言って良いと思われますが、同様に自虐史観もまた克服されるべきだと痛感しますね。 まあ、左翼が国内での発言力低下をよく自覚していて、他国で騒ぎ立てて外圧を利用して自己主張をしようとする限り、日本のナショナリズムはどんどんエスカレートするでしょうね。

sudacyu
質問者

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  • hekiyu
  • ベストアンサー率32% (7194/21844)
回答No.4

・日本の歴史的失敗原因を分析することを「自虐」とする歴史観は、  自国中心で展開されており、客観性に欠け、普遍性がない。      ↑ 失敗の原因を自虐的に解釈する歴史観は 客観性に欠け、普遍性が無いのでは ないですか。 例えば、大東亜戦争です。 侵略を始めたのは、欧米列強ですが、どうして 日本だけが悪者になるのでしょうか。 客観的、普遍的におかしいと思いませんか? ”どのような形の失敗であったか、当然ながら分析が必要です。”      ↑ 失敗、つまり何故負けたのか、何故負けるような戦争をしたのか、 何故、そのような状況に追い込まれてしまったのか、 という分析ですね。 ”日本の歴史を「自虐」と見る立場に立ちつつ、何故日本が国家主権を  失うに至ったかという分析を することのできる「論理」はありうるのでしょうか。”       ↑ 事実と評価を混同していませんか? 自虐かどうかは評価の問題です。 戦争に負けた、どうして負けたのかということは事実の問題です。 事実の問題に自虐が入る余地はありません。 どうして負けたのか。 戦力が劣ったからだ。 これは事実の問題です。 そしてあの戦争は悪い戦争だったのか、 というのは評価の問題です。 失敗の原因の分析に、自虐云々が入るのは おかしいと思いませんか?

sudacyu
質問者

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  • eroero4649
  • ベストアンサー率31% (10491/32993)
回答No.3

歴史というより哲学の領域に近くなりますが、「そもそも歴史における客観てなんなのよ。そもそもそんなのがあんのかよ」という意見もあるでしょうね。 例えば、日本の歴史を客観的に判断するとなった場合、中韓の視点から日本の歴史を見るのは客観とはいえない、と質問者さんも認められるわけですよね。私もそう思います。では、アメリカの視点から見たら客観なのか?アイツらの視点に合わせると、真珠湾攻撃は卑怯なだまし討ちだから広島に原爆を落とされても当然、となるわけでそれはなんぼなんでも受け入れられません。軍事施設に対する攻撃である真珠湾攻撃と民間人が二世も含めると何十万人も被害を受けた原爆と比較できるものではありません。 また、過去の歴史を客観的に見るとおっしゃられますが、その客観の視点なるものも怪しい。現代の我々は結果を知っていますから、「あのとき、ああすべきだった」とかいいますが、それはいわゆる「歴史の後知恵」というものになります。 例えば、ミッドウェー海戦で「あのとき、ああすれば」で仮に勝利したとしたら、そうなった歴史は我々は知らないからその後どう戦えば正解なのかは誰も知らないわけです。 そうなれば、当時のその立場の人はどうそれを考えて史実の決断を下したのか、と考えるのが一番冷静な判断となりますが、これは質問者さんの主張する「客観的」とはいえませんよね。その当時のその立場の人の主観に立つわけですからね。 そもそも自虐史観なるものが、ソ連崩壊後の左派弱体化によって日本の世論が少しずつ右傾化していく中で右派愛国者によって主張された言葉です。昭和の頃までは、その自虐史観こそが「過去を反省した歴史観」でありましたからね。右派日本人は「アジア解放」とかいってますけど、そりゃあくまで結果論であって、現実的には大日本帝国の圏内に飲み込んでいったわけですよ。「一時的に占領はしてもここに独立国家を作ろう」とは誰も思わなかったわけで。ただ日本人の支配は、自己中心的だったけど白人ほどえげつないことはしなかった、ってだけです。 今は親日的な態度の台湾もインドネシアも時の政権がそういう態度だから世論がそうなのであって、政権が変わって反日的な政権になれば彼の国の世論もどうなるか分かりません。そして同じように、80年代、90年代の日中関係は国民感情レベルでは決して悪くなかったのですよ。今でも、旧満州国だった中国東北部の市民の対日感情はさほど悪くありません。12億人がいて、日本の25倍の広さを持つ国なんですからね。

sudacyu
質問者

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  • D-Gabacho
  • ベストアンサー率62% (953/1525)
回答No.2

1 可能です。たしかに、「日本の歴意的失敗原因を分析することを『自虐』とする歴史観」という質問者さまの認識にもとづく場合は、そのような歴史観は客観性を欠くと考えられますが、日本の歴史に関するある種の見方を「自虐」ととらえること自体は、必ずしも自国中心とは限らず、客観的であり得るからです。 2 これも同様に、質問者さまの認識に立てば論理も何もあったものではありませんが、日本の歴史に関するある種の見方を「自虐」ととらえること自体は、第二次大戦の敗戦原因などを分析することと、何ら矛盾しません。

sudacyu
質問者

お礼

回答、ありがとうございます。 急性心不全で救急入院したため、きちんと対応できなかったことをお詫び致します。

  • trytobe
  • ベストアンサー率36% (3457/9591)
回答No.1

そもそも、江戸時代まで天皇はお飾りで武士が政治して日本は平和だったのに、 大政奉還して大日本帝国になってから、勘違いした軍人が天皇の名の下に馬鹿な反乱などをした挙げ句、天皇陛下を人間たらしめるという屈辱をさせた という「大日本帝国時代」のほうが、過去2千年近い日本の歴史の中で異端だったんじゃないの?と思います。 なんで、その異端だった時代に戻したがる政治家が多いのかは、朝鮮総連ビルの売却問題が最高裁で止まる理由なみに謎なのですが。

sudacyu
質問者

お礼

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    以前から日本と中韓の歴史教科書問題が取りざたされていますが、 日本の教科書と中韓の歴史教科書の具体的な違いってなんなんですか? (たとえばある戦争が日本では教科書に載っているけど 中韓ではその戦争のことはかかれていない。などあれば教えてください。) 戦争について、日本は自虐的な書き方がなされているようなんですが、 中韓の歴史教科書では自国が関わった戦争についてどのようにかかれているんですか? この2点について教えてください。よろしくお願いします。

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    日本人は外国人と比べ自国に誇りを持っていないということが言われます。その理由について右翼はよく「自虐史観のために、多くの日本人は日本に自信を持てないでいる。」と言いますが、自虐史観が原因なのでしょうか?個人的にはなぜ多くの日本人が時刻に歴史を持てないのかが分かりません。私は右翼の言う自虐史観の持ち主ですが、自虐史観教育を受けた結果「日本は素晴らしい国である、憲法9条で戦争を放棄している世界一平和を愛する国である。ドイツは過去を謝罪したとか色々言っている人がいるが、本当に過去を反省しているのであればなぜドイツは軍隊を持っていて戦争ができる国なのであろうか。また、日本の隣国の韓国に至っては北朝鮮と停戦中で今でも戦争状態が継続しており、徴兵制がある。本当に日本国民として生まれてよかった。」と思っていて、むしろ私は日本を誇りに思っております。右翼の方が考えるように日本の恥ずべき歴史を隠ぺいしたら、日本国に誇りを持てるかもしれませんが、右翼の言う自虐史観教育を受けていても十分日本国に誇りを持てると思います。憲法だけでなくても、北朝鮮を脱出した朝鮮人に対しては日本を含む東アジアの国を見てみても中国ほど人権弾圧を日本が行っているわけでもないですし、個人的に言えばなぜ日本国に誇りを持てないのかが分かりません。ただ、私が若いころ、今から20年前に比べると、世界を席巻する日本の電化製品に誇りを感じておりましたが、電化製品は近年韓国に押されておりますし、携帯電話に至っては世界から取り残されており、この点については、かつての日本を知るものとしては、誇れるものがなくなり残念に思ってはおります。しかし、諸外国と比べて自国に誇りを持てなくなるほどではないかと思うのですが、なぜ多くの日本人が自国に誇りを持てないのでしょうか?

  • 韓国は、なぜ属国の歴史しかない事を教えないのか?

    韓国では嘘やねつ造、美化された歴史を教えとります。 そのくせ日本の正しい歴史を教える教科書には いちゃもんをつけとります。 韓国は、なぜ国民に自国が属国の歴史しかない事を教えないのでしょうか? 嘘ばかり教えていたら韓国人の民度があがりません! 私は韓国が大好きだからこそ真実を教えてあげないとアカンと思うとります。 誠実な回答よろしくお願いします。

  • 歴史を知らない大人

    私自身日本の学校に通って、もちろん歴史は学びましたが、イマイチ興味を持てなかった事やテストの点数で争っている感じがあまり好きではなく中途半端だったのですが、大人になり歴史を学び直した方がいいのかなと感じ始めました。 (単純に日本人なのに日本の歴史を知らないってどうなんだという気持ちもありますが) 「義務教育で習うだろ」「歴史を知る事で過去の失敗を繰り返さない」「いい歳して歴史を知らないのは恥ずかしい」など色々意見はあると思いますが皆さんは歴史を知らない大人はどう思いますか。

  • 日本・韓国・中国の歴史解釈

    Yahoo!知恵袋などで韓国の歴史解釈を批判するカキコミが多いのが気になってます。 そこら辺の知識がないので勉強しようと思いました。 日本の歴史解釈と韓国や中国の歴史解釈を客観的にとらえていてどこが間違っているか論理的に説明されている信頼性のある本などありましたら教えてほしいです。