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ロシアのクリミア併合
ロシアはクリミアの住民投票により自国に 編入することになりました。 欧米は国際法違反だと批判していますが住民投票 で決まったことがどう違反しているのでしょうか。 国連安保理に提議してもロシアの拒否権で何ら 変わりなく、せいぜい経済制裁するだけしか能がない のですが、ロシアからガス供給を受けている国は 二の足を踏むので、効果は薄いです。 そもそも国際法はどれだけの効力があるのでしょうか。 少なくとも、国連5常任理事国にはただの空文だと思います。
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まず「クリミア」についてですが、 一応はロシアも国際世論に配慮して体裁は整えました。 クリミアは「自治共和国」ですから住民(国民)投票で 独立を宣言してロシアへの編入を希望させました。 ある1点を除けば十分に合理性があります。 ところが「自治共和国」はあくまでウクライナ共和国の 一部ですからウクライナの承認なしに独立はありえない とするのがウクライナとウクライナの現政権を支持する 欧米日諸国。 理屈はどちらも五分五分。 要は理屈は後付けで、本音はロシアも欧米日もウクライナや その中のクリミアを手放したくないから言うのであって綱引き。 ロシアの言い分)クリミアは元はロシア領、住民もロシア民族が 一位、ウクライナ民族は二位、クリミアタタール民族が三位。 自治共和国はウクライナから独立したのだから編入して良い。 (ただこの間の流れでロシア軍らしい民兵の武力でウクライナ軍を 追い出し、実質ウクライナを脅した) ウクライナ現政権の言い分)過去がどうあれクリミアはウクライナ の領土。クリミアは自治権があるだけで勝手に離脱はできない。 (一理ある。ロシア民族が多いからと離脱を認めたら意図的に住民を 送り込める。でも歴史的にはクリミアはまず原住民のもの次いで ロシアのもの) 欧米日の言い分)何よりも現ウクライナの政権がこちら側の政権。 そして、ロシアやクリミアの言い分を認めたら世界中で独立や編入 を求める運動が起きてしまう。 (認めなくてもそうした運動はおきるけどね) 確かに国際法というのは慣習法で主権国家に干渉できるものでは ないけれど、世界の多くの国々が長期の歴史の中で互いに少しずつ 承認して築き上げたもの。無視すればその分、いずれは不利になる。 「常任理事国」制度は元は「国際連盟」の弱点を克服するアイデア だったけれど要は大国のわがままなわけで耐用年数は過ぎていると 思う。日本はこの常任理事国になりたがっているけれど今のままで リーダーシップをとろうと思えば可能。日本が常任理事国になれば 良いことにはならないと思う。 欧米日
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- fict923ikayoma
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クリミアはウクライナの領土です。ロシアも認めていました。クリミアにロシア系住民が多いからロシアの領土にするというのであれば、沖縄に日本に帰化した中国人が50%以上いれば中国の領土と言いかねません。住民が国を決めるということになれば領土は常に変更ということになるのではないでしょうか。
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住民投票と国民投票の違いということで よくわかりました。 ウクライナの議会が認めないと無効ということですね。 でも皇帝プーチンは無理矢理編入を決めたので 国際法がどうこうと揉めているのですね。 回答ありがとうございました。
- Fuhaima
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>国際連合を別組織にするには新たな世界大戦的戦争がなければ、話し合いでは無理でしょう。 また大戦をした場合、結局残る強国は同じなので、やはり無理です。 これからはアジア、アフリカなどを中心にして別の動き(EUとNATOのアジアアフリカ版)などの構築から始めるしかないと思います。
お礼
秀吉没後、家康は天下を窺いますが 秀頼を弑してまでできません。主殺しで自分が滅びます。 戦争のどさくさで天下を取ろうと前田利長を挑発しますが 恭順の意を表され、ならば上杉景勝を標的にしたら 案の定掛かって、三成の挙兵で関ヶ原の合戦が起こり勝利。 豊臣の力を奪い、合法的に天下を取ります。 米露中、いずれが徳川か豊臣か、どの国も現状では 変化はできないとわかっているので、国連は有名無実です。 回答ありがとうございました。
- Fuhaima
- ベストアンサー率43% (23/53)
国際法に詳しいというわけではありませんが、認識するところでは、その効力は内容によってあったりなかったりです。 今回のについてはいくつかに回答がわかれましたが、この質問にしてあります。参考になるかと思います。 http://okwave.jp/qa/q8504874.html さて、指摘のとおりで国連においては常任理事国にだけは制裁が及びません。自分に対して非難が出ても拒否権で跳ね飛ばせます。それを超えた制裁規定はありません。常任理事国だけは何をやっても制裁は受けないわけです。 そもそも第二次大戦後、連合国側の都合で作った仕組みが国連です。したがって、自分たち努力をした連合国側だけは有利にしました。(中国だけは違い、ルーズベルトの強い要請で常任理事国入り) それが肥大化して全世界が取り込まれました。それは小国にとって、国連軍しか侵略に対して守ってくれるところがなかったからです。欧州あたりであればNATO加盟がありますが、そういったものが各ブロックではできませんでした。何せ、欧米の植民地状態で独立さえ実現できてませんでしたから。 そろそろこんなあまりに不平等な枠組みを捨てるべきだと思うんですが。。。要はお金と武力を提供しないことには手下は増えないという結果になってます。日本は武力提供はしてこなかったので、お金ばかり搾り取られてます。
お礼
国際連合を別組織にするには新たな世界大戦的 戦争がなければ、話し合いでは無理でしょう。 で、また新組織ができれば自分たちの都合のいいように 制度を決め、今よりもっと融通の効かない組織に なるやも知れませんね。 回答ありがとうございました。
- Dieci_Quattro
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ただ、ロシアが強大化するのを恐れているのが本音じゃないでしょうかね。 東チモールやセルビアの独立の時には支援していたのに この矛盾はなんでしょうね。
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冷戦は終わったといってもやはりアメリカの 脅威はロシアなのですね。 もし米中戦争になってロシアが中国支援に回ったら たまったもんじゃないですから。 回答ありがとうございました。
- hekiyu
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”住民投票で決まったことがどう違反しているのでしょうか。” ↑ 住民と国民は異なります。 国民投票ならともかく、住民投票ですから 効力は無いですね。 これが認められるなら、沖縄住民の投票で 日本から独立出来ることになります。 東京都品川区の住民投票でも同じです。 外国人参政権が認められた場合、対馬や 大阪の一部が住民投票で独立できることに なってしまいます。 ”そもそも国際法はどれだけの効力があるのでしょうか。” ↑ 国家には主権があります。 つまり、その国家のことについてはその国家が 決めることが出来るのであって、他国は干渉 できません。 これを国家主権といいます。 だから、国際法に違反しても、法的な強制力を 発揮することは出来ません。 つまり、国際法は紳士協定みたいなものに過ぎ ないのです。 ”少なくとも、国連5常任理事国にはただの空文だと思います。” ↑ その通りですね。 だから米国などはやりたい放題です。 ロシアに経済制裁するなら、どうしてイラク戦争時の米国を 経済制裁しないのか、というロシアの言い分に 理があります。
お礼
他の方の回答で分かりましたが ウクライナの国民投票でなければ効力が ないということですね。 でもロシアが突っぱねたらどの国も 手出しできないのでしょうね。 回答ありがとうございました。
- ebigawasampo
- ベストアンサー率32% (203/632)
>欧米は国際法違反だと批判していますが住民投票で決まったことがどう違反しているのでしょうか。 ウクライナの憲法では領土変更は国民投票で決められると定められているにもかかわらず、今回はクリミアの住民投票のみでウクライナの領土であるクリミアの帰属を決められてしまったという点にあります。日本に例えれば、対馬は人口32000人ほどの島ですが、実は韓国が領有権を主張しています。韓国は対馬を過去に領有したことはないことから、国際慣習からすると到底まともな主張ではありませんが、韓国の息のかかった日本国民が20000人ほど対馬の住民になって、対馬市議会で韓国編入の決議をしたら対馬が韓国の領土になるというようなものだからです。 こういうことを無批判に許せば、人口の多い民族がどこかの国に息のかかった人間をもぐりこませて、少しずつ領土を拡大してゆくことも可能になります。 >そもそも国際法はどれだけの効力があるのでしょうか。 六法全書のような「国際法」という書物はありません。現実には慣習的なことがベースになっています。それぞれの国はこの慣習的な国際法やパワーバランスを自国に都合が良いように駆使して領有権を主張します。国際間の領土問題は最終的には力で押し切ったもの勝ちという側面は色濃くあります。 イランがクウェートに侵攻したときは石油利権があり、武力バランスでアメリカやNATOがイラクを完膚なきまでにイラクを叩きのめしましたが、クリミアの場合はエネルギー問題や武力バランスなどそう簡単ではありません。ましてやオバマ大統領はアメリカ世論もあって、早々に「武力は行使しない」と外交の車の両輪のうちの一つを放棄してしまったので、あとはロシアの思う壺になってしまいました。 >そもそも国際法はどれだけの効力があるのでしょうか。少なくとも、国連5常任理事国にはただの空文だと思います。 国際法に「効力」などありません。どこかの国がことを起こす時の大義名分になるだけです。大義名分があっても、それを裏打ちする武力・外交力が無ければ、非常にむなしいものです。クリミアはこのままロシアに編入されて終わりです。日本も人のふり見てわがふり直せという教訓を得るべきです。
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ご回答全くおっしゃる通りと思います。 ユダヤ人がパレスチナの地に舞い戻ってきたのも 手段の違いはあれ、根本は同じようなものですね。 こんなことを書けば「なにを寝言言うとる」と 言われそうですが。 ありがとうございました。
- SPROCKETER
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常任理事国の一つ一つが別の世界だと考えると理解しやすいのではないかと思います。地球には5つの世界があって、それが利害関係を保ちながら国連を結成していると考えれば良いでしょう。 ロシアがクリミアを併合したから、国連はロシアに拒否権を認めるなとか、米国は武力介入すべきだとか、そういう論理で解決を謀ろうとするのであれば、何度でも世界大戦が繰り返されて、地球は滅びる結果になるでしょう。政治の世界の話を忘れてはいませんか。 ロシアや中国が膨張主義的政策を打ち出して来ているのは、米国が弱体化しているのが大きな理由です。昔の米国のように、大量に軍事力を投入して何十年でも戦争を続けられるような経済力は、今の米国には残っていません。日本も同じく、政治・経済・社会の全ての面で弱体化しています。中国が強気になっているのも、それが大きな理由なのです。 ロシアは旧ソ連圏を取り戻したいし、中国は台湾を取り戻したいという、過去の栄光に復古する姿勢が強く、国連では防ぎ切れない問題を抱えています。過去の日本も同じ経緯で膨張主義的政策をおこなって破綻しています。 理想論を並べてはいても、いざとなると尻込みするのは昔からで、ナチスドイツや大日本帝国の膨張主義を止められなかった国際連盟と同じです。 国際関係だけを見ていると理解出来ませんが、太陽活動が異常な状況が続いており、黒点数が異常なほど少なく、南北の磁極が同じ極性になったままの状態が1年以上も続いたり、常識ではあり得ない異常現象が起こっていて、常任理事国の政策にも影響している可能性があります。 日本やドイツが戦争を始めた頃にも太陽活動の異常が起こっていた記録が残っており、今も同じだと考えると、ロシアのクリミア併合などの動きは過去と同じ原因かもしれません。下手に挑発すると第三次世界大戦に繋がるかもしれない危ない橋だと思われます。
お礼
第一次世界大戦のように欧州の戦争が 日本にも波及してきました。 この機に北方領土の問題も解決すれば よいのですが。 回答ありがとうございました。
お礼
国際連合の矛盾無能はどの国も 分かっているでしょうが、今更 話し合いで規則改正はできません。 第三次世界大戦並の戦争が勃発して 新組織の編成を待つしかないでしょうが ”董卓滅びて曹操いずる” また戦勝国に 都合のいい組織しかできません。 回答ありがとうございました。