• ベストアンサー

年金を払わない人が増えるとなんで国は困るの?

kimu88の回答

  • kimu88
  • ベストアンサー率61% (188/305)
回答No.6

こんにちは。 積立方式と賦課方式の違いは前者のとおりですので、少し違った見方です。  国が困るという一番の部分は、国が政策として決めた事に国民の信頼が全くないという事です。(年金なんて納めても意味ないじゃん!という所が根本です)  現在の年金は高度経済成長をささえてきた団塊の世代を中心とした人達が老後に困るのでは?という部分からスタートしています。(年金自体はもっと古く、当初は積立方式でしたが)  現在の年金制度が出来た時には、納める人よりも支給する人の方が圧倒的に少なく、また積立方式で作ってしまうと、制度が出来た瞬間には該当する年齢の人が年金をまったく貰えないという状態が起きます。(積立方式だと制度ができてから実際に効果が出るまでに納める期間となるからです)  そこでインフラなどの公共を整えてきた世代をその下の世代が支えるのは当然(下の世代は既に出来たインフラなどのメリットを享受できるという考え、所得の再配分です)という部分と合わさってできあがった制度です。保険と名のつく通り該当する人達の相互扶助の意味合いです。 (極端ですが、保険=自転車操業です)  当時は高齢化もそれほど急速に進まないとソロバンをはじいていました。また、既得権益や既成制度が職域などで存在していたのでスマートに一本化できませんでしたが、楽観的にスタートしてしまいました。  そして5年に1度改正を続けても一向に改善されず、現在未納問題が起きているわけですが、これは高齢化がすすむと明かに下の世代は損をしてしまうという事がわかった為納める意識が低下したのと、制度自体の複雑さ徴収制度に甘さがある為におきました。賦課方式だと高齢化が進み、また納める人が減ると加速度的に財源は不足します。  年金制度を無くして税金で一本化すればいいのに? という考えもあると思いますが、これは北欧などで主流になっている方式です。北欧も90年代に現在の日本と同じような問題を抱え、税方式に転換しました。この時は国に対する信頼感がまだ残っていたのと、相互扶助の為に増税するという考えが理解されたので思いきって転換できたようです。  ただ、税方式に転換すると損をしてしまう人をどうするだとか、低所得者や現在の年金受給者からも徴収することになるとか、年金用の増税は年金の必要ない資産家や高額所得者が反対するので制度として一本化できないのが現状です。(政治家の方々も自分には関係のない制度なのであまり真剣にはならないですよね)  ちなみに今話題になっている年金改正案ですが、これも全く問題の解決になっていない数字合わせなので、このままだと本当に破綻してしまうかもしれませんね。  以上、参考まで。

kaonome2001
質問者

お礼

鋭い指摘ありがとうございます。 特に、↓は目からウロコです。 >国が困るという一番の部分は、国が政策として決めた事に国民の信頼が全くないという事です 確かにそのとおりだと思います。 なにか、手放しで信頼できない感じがします。 積立方式と賦課方式という制度の違いもよくわかりました。 僕は年金とは積立方式だとばかり思っていました。 政府のPRを見ても、積立方式を連想してしまいます。(僕だけかな?) だから、混乱していたのかもしれません。 今の年金が賦課方式に行き着いたのも それなりの理由があったこともわかりました。 そして、今の年金が賦課方式を取っている限り、 根本的な問題はまったく解決できない気がしますね。 大変参考になりました。 ありがとうございますm(_ _)m

関連するQ&A

  • 年金

    先進国で、年金制度(類似の制度)が破綻した国ってあるんですか? 『将来は年金制度が破綻するから、預貯金の方が安全だ』 っていう人がいますけど 年金が破綻するような状況になったときに、銀行って立ってるものですか?

  • 年金未納での国の対応

    国民年金など平気で未納の人達に国はなんで何もしないのでしょうか? 強制的に給料差し押さえるとかどうにかできないもんですか? とあるブログや掲示板では もう15年くらい派遣や契約社員で仕事してるけど 1円たりとも年金納めてないわと告白してたり 一応、現場仕事で月40万くらい貰ってるけどバイト扱いだから年金なんか払ってない だって現場仕事の奴らでまともに納めてる奴いないもん 通知や電話くるけど10年以上放置してる 結局仕事ができない年齢なれば生活保護で暮らせばいい 年金貰えない人間を日本のバカ法律が救ってくれる 納めてる奴は可哀そうだね 破綻してる年金に頼るなんて こう言う人になんで国は強制的に徴収などできないんでしょうか?

  • 国民年金の人や未加入者の人の数十年後は?

    国民年金のみ加入、または年金未加入者の40代以下はたくさんいるんじゃないかと思います。 その方たちが年金暮らし(年額80万足らず)するようになると、生活は困難です。 資産の無い人は生活保護になるのかもしれませんが、相当数に上るんじゃないかと思っています。 国はどうなると思いますか? 30年後、年金は70歳以上支給ですかね? 健康じゃない人は辛いですよね。 いよいよ、日本国も破綻でしょうか? 自殺者と孤独餓死者が急増するのでしょうか? ノストラダムスも分からない。

  • 【国民年金を掛けている人は国民の義務であるはずの国

    【国民年金を掛けている人は国民の義務であるはずの国民年金の納税を50%は掛けていないそうです。これってもう国民が年金制度が破綻していて国にうんざりして掛けていないのではなく払えなくなっているのでは?】

  • 年金を払っていない人はいますか?

    年金を払っていない人はいますか? 経済的に困窮しているわけではないが、年金制度に納得できないので払っていないと言う方はいらっしゃいますか? 個人的には払いたくないと思っています。 以前滞納していた時にじゃんじゃん取り立ての電話が来ましたし、財産差し押さえ等の記事はあらかた読みました。 年金制度がまず破綻する事はないと思っていますが、将来もらえる額が少ないので、バックは少なく強制力があるので、ほぼ税金のような制度と思っています。 どうせゆくゆく払うなら割引率の高い2年分前払いすると1ヵ月分ほど割引なので迷っています。

  • 消費税が年金として戻る?

    テレビで、受け取る老齢年金の、 (1)三分の一の金額が、国が出す補助金としてもらえるとか聞きました。 将来は三分の一を、(2)二分の一に多くするようなことを言っていたようです。 (3)消費税から出すとか、(4)いつからそういうことになるのか、決まっているのでしょうか? 単純の考えですが、年金保険料を払わないと、その分年金がもらえないですよね。 ということは、自分が払った消費税などの税金が、戻らなくて(5)損なのでしょうか? よくわかりません。 番号のところが知りたいのです。よろしくお願いします。

  • 年金 今後

    年金について 将来、若者の負担が大きくなる。今の年寄りは、沢山の年金を貰っている。と聞きました。 将来、問題となることが分かっているなら、今の年金給付金を下げれば良いと思うのですが。 何か間違っていますか?よろしくお願いします。 ・将来、年金の支給が70歳や80歳、下手したら100歳とか・・・年金はバカバカしてくて支払いたくありません。しかし、源泉徴収です。腹立たしい

  • 厚生年金基金について

    以前勤めていた会社で厚生年金基金に加入していました。 (加入期間は、3年くらい) 退職するときに、いろいろ用紙を頂いたのですが、 よく分からなかったので、 「一時金として受け取る」を選択しました。 そして、手続きをしたところ 1万円くらい振込みがありました。 手元に、厚生年金基金加入証と 一時金給付のお知らせの紙(特別徴収票付き) があります。 これは、大事に保管しておくものですか? 加入期間は3年ほどで、その後は 厚生年金基金に加入していない企業に勤めています。 一時金として受け取っているので 将来必要になったりすることはないでしょうか? それとも、少額でも将来いくらかいただけるもの なのでしょうか?

  • 国民年金基金

    国民年金基金に加入を検討している親族がいます。 国民年金だけでは将来もらえる年金が心許ないし将来何が起こるか人生わからないし、若いうちから入れば負担も少ないし(保険と同じですね)、よい制度だと 思うのですが、、、 何かで耳にした「基金制度は破綻の危機」?何の基金のことかわかりませんが国民年金基金以外にもあるのか、近い将来破綻しそうな状況なのでしょうか?加入するのは危険?どなたか本当のところをご存知の方教えて下さい。

  • 年金について

    年金について私なりに試算してみました。結果からですが、この年金の仕組みは「ねずみこう」とさほど変わりないものと思いました。例えば、「国民のみなさん、結婚していっぱい子供を産んでください。1人産むより3人産めば、将来はいっぱい年金が入ってきますよ」という仕組みです。で、さらにその子供や孫にも同じようなことを言います。こうなったら、増えていく体制では確かに上(国)は儲かりますが、事実、10年前くらいまでは年金の支出と収入では収入の方が多かったかもしれません。で、もちろん、今では子供の数が減ってきているから、収入が減る。昔、私が「ねずみこう」をしていた事業(浄水器:当時1個40万くらいで売りつけてました)がありました。誰かに「おまえも3個売れば1個くらいの値段はすぐに返ってくるよ」「さらにその下のものが売れば自動的に5%は自分に返ってくるし・・・」今思えばアホが騙されてました。これとさほど変わりないのでは?と思います。それを国が強制に実行しているのですから、年金の仕組みを考えた人、それを実行した人はやり手ですね。もし年金が「ねずみこう」でないと言い切るのであれば、自分が年金で支払った金額(元本)は最低でも返してほしいのと、いつ死んでも支払った金額は全部返してほしい。さらに人様のお金を運用しているのならば利回りも含めて返してほしいものですね。(保険会社等はしているでしょう)国がどういいように説明しても、その根本的な仕組みがどうしても、昔の仕事(ねずみこう)の仕組みに似ているものとしか思えません。みなさんはどう感じますか?