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制御工学のボード線図について
伝達関数G(s)がわかっているとき,|G(jw)|,∠G(jw)よりボード線図がかえることがわかったのですが,逆にボード線図を実験でもとめたとき,伝達関数を求めることはいつも可能なのですか? 実験で求めるというのは,さまざまな周波数の正弦波を入力して,応答との振幅比,位相差を測定し,それらをボード線図にプロットして,近似曲線などをひくことでボード線図を求めるという意味です. よろしくお願いします.
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伝達関数G(s)がわかっているとき,|G(jw)|,∠G(jw)よりボード線図がかえることがわかったのですが,逆にボード線図を実験でもとめたとき,伝達関数を求めることはいつも可能なのですか? 実験で求めるというのは,さまざまな周波数の正弦波を入力して,応答との振幅比,位相差を測定し,それらをボード線図にプロットして,近似曲線などをひくことでボード線図を求めるという意味です. ★回答 最小位相推移ちかい アナログ伝達関数(デジタルでも) なら可能です (1)ボード線図より 1次 2次 ・・・・・・ n次 でスロープが 1次あたり 直線 10db/dec 落ちだから 漸近線が引ける (2)だいたい 伝達関数は 1次 2次で 分母 分子 1次のやつは双一次型 分母 分子 2次のやつは双二次型 で分解できて 形が決まってるんです 最小位相推移のフィルターであれば だいたいそうなる パラメトリックイコイライザーなどとも言う 後は 漸近線から求めて 折れ線の 遮断周波数付近の 盛り上げ下げ はQで決まるのです よって 分母 分子 1次のやつは双一次型の Qの式を求めておけばよい 分母 分子 2次のやつは双二次型の Qの式を求めておけばよい 後は組み合わせ 伝達関数のかけざん 足し算 式の分母分子 ひっくり返す でOK Qで合わせられるので・・・ よって物理系のモデル化はだいたいできてしまう 電気音響振動工学なんかの本に出てる物理系の伝達関数が求まる FFT測定機器にカーブフィッターも付いてるのもある (3)最小位相推移じゃないと特定はむずかしい ようするにわかりやすく言えば 遅れの大きい伝達関数 たとえば部屋伝達関数 反射音などの特性 はできないでしょ よって その他の方法で求めます だいたい自然界では最小位相推移のみじゃないよ
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- 178-tall
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< ANo.1 >単純なロールオフ特性の場合なら、dB-ロールオフ特性傾斜と位相推移量から、伝達関数を何とか同定できそうです。 >この程度なら、目安の付け方など、テキストなどに記述されてますしネ。 「単純なロールオフ特性」の例でも。 ↓ 参照URL 自動制御 -第7 回- 1.4 1次遅れ系のボード線図 (-20 dB/decade) 1.5 2次遅れ系のボード線図 (-40 dB/decade) あたりが、よく見かけるロールオフ特性です。
お礼
どうもありがとうございます.
- 178-tall
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単純なロールオフ特性の場合なら、dB-ロールオフ特性傾斜と位相推移量から、伝達関数を何とか同定できそうです。 この程度なら、目安の付け方など、テキストなどに記述されてますしネ。 何らかの「特性整形」を施されてしまうと、その手が通用しなくなります。 どうしても知りたければ、「特性整形」の特徴ポイントに着目して関数形を想定し、係数を振ってみて「逐次近似」してみる、などの「リバース・デザイン」を試みることになります。
お礼
どうもありがとうございます. なんとなくわかりましたが,専門用語が多くて難しいです. 要約すると,「簡単な場合は,ボード線図の形から伝達関数を予測することができるが,複雑になってくると簡単にはいかない.伝達関数を求めることのできないくらい複雑なものも作れる.」ということですかね?
お礼
わかりやすく,解説ありがとうございました.