• ベストアンサー

ボード線図の位相曲線について

ボード線図で1次遅れの伝達関数の位相曲線について質問です。ω=0の時は0度でω=∞のときは-90度になるのですが、その間の-45度となる点を左右のあるωから直線で結ぶのですが(G(ω)=1/(1+Tjω)の時はω=1の時に45度となり、その直線の端点がω=0.2とω=1、と1の0.2倍と5倍を考えているのですが何故そうなるのか分かりません。ゲイン曲線は×10単位でωの値をとっているのに 位相曲線は×5単位でωをとっているのです。 何か納得できないのでどなたか教えてください!

  • levino
  • お礼率45% (186/412)

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • mech32
  • ベストアンサー率57% (23/40)
回答No.2

一次遅れなので、時定数T=1とすると、位相特性曲線は φ=-arctan ω ですが、ログスケールでプロットしているので、 ω=10^x とおいて、x,φについてリニアスケールでプロットしても同じことです。そこで φ=-arctan(10^x) として、xで微分すると dφ/dx=-ln10/(1+10^2x) になりますが、ω=1のときx=0なので、x=0を代入すると、ω=1のときの傾きがもとまって、 dφ/dx(ω=1)=ln10/2 となります。これは、位相特性曲線の、ω=1における接線の傾きですが、この接線と、直線φ=0および、φ=π/2の交点は、 φ=0のときx=-0.68 φ=-π/2のときx=0.68 です。そこで再びωに戻してやると、 φ=0のときω=10^-0.68=0.2 φ=-π/2のときω=10^0.68=4.79 となって、おおむね、0.2と5になります。 ボード線図は折れ線近似で描くので、この、0.2と5も厳密な値ではなく、近似です。

その他の回答 (1)

  • foobar
  • ベストアンサー率44% (1423/3185)
回答No.1

位相は、ωT=1(ω=ω0=1/T)の時に45度ですよね。 ω=0.2ω0,位相=0の点と、ω=5ω0,位相90度の点を直線で結ぶというのは、位相特性を折れ線近似するときの作図手法かと。 これは、位相45度のところで、きちんと描いた位相曲線に接する(「接する」というのは不正確なのですがご容赦)直線を引くと、ほぼ0.2ω0で0°と、5ω0で90度の線と交わる、ということから来ていたかと。 振幅特性のほうは、ωが充分大きければ、G(ω)≒1/(jωT)でωに反比例するので、10倍ごとに20dBの傾きの直線で近似できる、この直線と|G|=0dBの線は、ω0で交わる、ということから、折れ線近似の作画法(ω<ω0で0dB、ω>ω0で-20dB/dec.の直線)ができていたかと思います。

関連するQ&A

  • ボード線図 一次遅れ 位相曲線

    ボード線図で1次遅れの伝達関数の位相曲線について質問です。ω=0の時は0度でω=∞のときは-π/2になるのですが、その間の-π/4となる点を左右のあるωから直線で結ぶのですが,その直線の端点がω=1/5Tとω=5/Tになる計算方法がよくわかりません。θ=0orθ=-π/2とω=1/T(θ=-π/4)の直線の式の求め方? どなたか教えてください!

  • ボード線図に関する問題です。

    伝達関数H(s)のゲイン特性の概略(折線)をボード線図に示せ。なお、低域でのゲイン(ω = 0でのゲイン)、折点角周波数、高域での傾きなどを必要なことを記入すること。 ********************************************************* H(s) = 5/s^2+6s+5 のとき添付ファイルのようなボード線図の書き方でいいのでしょうか? ゲイン特性と書かれているときは位相特性は書かなくてもいいのでしょうか? よろしくお願いします。

  • ボード線図について

    制御工学などに用いられるボード線図についてですが、 ゲイン(振幅比)の式はGg(ω)=20log|G(jω)| 位相差の式はGp=tan(Im/Re) であるので、一次遅れ要素1/(1+s)のボード線図のゲインと位相差は Gg=-20log(1+ω^2)^(1/2)、Gp=-arctan(ω) となることはわかるのですが、 積分要素1/sや微分要素sのGpが、arctan(0)=0にならず、 それぞれ常に-90°、90°になるのは、電気回路などでjがつけば位相差が90°進む、というのと同じ意味でしょうか?  教科書を読んでもここらへんはさらっと流して書かれてあるので納得ができず、何となくもやもやした感じで少し不安です。。。

  • ボード線図で1次遅れの伝達関数のゲイン線図について

    ボード線図で1次遅れの伝達関数のゲイン線図について質問です。 モータの制御の実験をしているのですが、ボード線図においてゲインがプラスになる時は何を意味しているんでしょうか? また、0の時は何を意味しているんでしょうか? どなたか教えてくれると助かります。

  • 制御工学の周波数応答 1次遅れのボード線図について。

    制御工学の周波数応答 1次遅れのボード線図について。 (問)下の伝達関数をボード線図に示せ。 G(s)=s/(s+1)(s+10) この問題はゲイン線図と位相線図を書きます。 ゲイン線図のほうは出来ましたが、位相線図の方ができません。 特に重ね合わせをするところにダブってしまって、授業では位相線図も近似の線しかやっていませんので、近似式でしか書かないといけないのですが… どうか、ご指導の方をよろしくお願いします。 (*ps.念のためにゲイン線図を作ったので、間違いの原因が分かりやすくなれば幸いです。)

  • PLLのボード線図

    PLLのボード線図を見ると、開ループゲイン=1となる時の位相を位相余裕度としています。この部分はわかるのですが、ループ帯域内の十分内側が-180度となり、通常のフィードバック系のボード線図は0度となっている事と異なります。 ループ帯域内の十分内側が-180度であるにも関わらず発振しないのは何故でしょうか? 尚、PLLの場合VCOと完全積分型LFを採用した場合、両方で180度の位相遅れとなる事は知っています。 宜しくお願い致します。

  • 制御工学のゲインと位相について

    私は、大学の電気工学科で古典制御の勉強をしているのですけど、 ゲインと位相について、  G(jω)=20log |jω/2 - 1 という伝達関数があるとして  ゲインは 20log|√1+ω^2/4|[dB]で    位相を求めるときは -tan^-1 ω/2となるのでしょうか? そうなった場合は、ボード線図で記入したら、位相のだけ負にいくので変だと思うのですけど、教えてくれませんか?

  • ボード線図

    ボード線図を折れ線近似で書く時、G(s)=Ts+1(Tは時定数)のTがマイナスになってしまう問題があります。 例えばT=10ではゲイン曲線は0[dB](ω<=1/10),+20dB/decade(1/10<=ω) とかけます。しかしTが-10になる場合はどのように書けばよいのでしょうか? 回答よろしくお願いします。

  • ボード線図(位相余裕・ゲイン余裕)

    伝達関数G(S)の周波数特性をボード線図でしめすと図のようなります。 このG(S)を用いてゲインKを与えたフィードバック系を構成した時に系が安定で位相余裕が30°となるためにはKの値 を考えてます。 この分野にかんして詳しくなく意味がよくわかりません。 考え方を教えてください .

  • ボード線図と漸近線について

    1次遅れ要素のボード線図のゲイン特性について質問です。 ボード線図というものがどんなグラフになるのか、まったくわからないと想定した時、 ゲイン特性のグラフは2つの漸近線で表せますが、それはなぜそう考えればいいのでしょう?なぜ2つの漸近線だけでいいと考えるのでしょうか? ωTが1付近の時(ちょうどカーブするところ)のことはどう考えればいいのでしょうか? また、「制御システムの解析に用いる場合、曲線のまま扱うよりも、折れ線で近似したものを用いた方が都合がいいことが多い」と本に書いてありましたが、その「都合がいい」とはどういうことですか? お願いします。