なぜ日本人は地球温暖化懐疑論デマに溺れたのか
- 正式な学術会議で議論され、国連から報告されてきたIPCCの報告書が、専門知識外とは言え、高学歴の元東大教授などが批判し、これをマスコミの多くが取り上げて、日本中に温暖化懐疑論デマがはびこった。
- 最近、予測通り気候変動が顕著になったため、正気を取り戻してきたマスコミもあるようだが、日本人は巨大なデマに弱いのか不思議でならない。
- CO2の濃度が高くなってしまっている現状において、+2.0℃以下を順守するためには、今世紀後半までにCO2排出量を100%削減し、CO2濃度を下げるため人為的に回収する必要がある。
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なぜ日本人は地球温暖化懐疑論デマに溺れたのか
約20年間、気候変動の問題に関わってきて、いまだに不思議に思うのは、正式な学術会議で議論され、国連から報告されてきたIPCCの報告書が、知識の浅い一般国民や金儲けに奔走している企業人ならいざ知らず、専門知識外とは言え、高学歴の元東大教授などが批判し、これをマスコミの多くが取り上げて、日本中に温暖化懐疑論デマがはびこったことです。 なぜ、日本人は先の大戦で300万人も戦死するような国民的狂気に突っ走ったのか疑問に思いましたが、これと同じことが目の前で繰り返されているのではないかと思いました。 最近、予測通り気候変動が少し顕著になってきたので、正気を取り戻してきたマスコミもあるようですが、これでは、ムチを打たれて方向を変える家畜と知的レベルが変わらないではないでしょうか。 氷河期が終わって約1万年間で最も気温の高かった時期が約6千年前の縄文海進期で、その時の気温は+2.0℃でした。これを超えると現在の生態系や気候が激変すると言われてきましたが、ほとんど本格的な対策を講じてきませんでしたので、CO2の濃度はかなり高くなってしまいました。 ここに至って、+2.0℃以下を順守しようとすると、今世紀後半にはCO2排出量を100%削減し、その上で+2.0℃に相当するCO2濃度まで下げるため、大気中に拡散してしまったCO2を人為的に回収しなければならない。 このことは、9月に発表されたIPCC第5次評価報告書を読めば理解できる内容です。 現在起きている「地球温暖化」とはこれほどまでの事態なのに、NHKの解説委員までもこの「温暖化懐疑論デマ」に流されてきました。 日本人はどうして巨大なデマに弱いのか不思議でならないのです。
- y-konsan
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質問者が選んだベストアンサー
普段から関心を抱いている問題です。ご質問に感謝します。すでに立派な意見が幾つか寄せられていますので、私は、(回答にならないかも知れませんが)少し違った観点からお答えします。 (1)この種の問題に関心を持たれたことに敬服します。 世はまさに無関心時代。ノーベル平和賞受賞者のエリ・ヴィーゼルは言ったそうです。「愛の反対は、憎しみではない。それは無関心だ。戦争の反対は平和ではない。それは無関心だ。無関心こそ、最悪の罪だ」と。そんな風潮の、つまり、無関心の跋扈する昨今、こういうことに関心を持ち、問題提起なさったことに感謝します。 (2)行動原理のよりどころすなわち判断基準とすること、は大きく分けて2つあります。 「正・不正の原理」(人類・生命・地球にとって正しいことか否か)と、「要・不要の原理」(自分にとって必要か否か)です。我々は通常、無意識のうちにこの2つを使い分けていますが、残念ながら多くの場合この両価値観は対立しますね。それで、様々な苦悩や対立抗争が発生してきます。先進国と開発途上国の対立などは、その典型的な拡大版と言えるのでははいでしょうか。悩ましい問題です。 (3)アインシュタインは言ったそうです。「無限なものに2つある。宇宙の広がりと人類の愚かさだが、前者については確信がない」と。これはつまり、「後者、人類の愚かさが無限であることについては確信がある」ということの別表現と捉えられなくもありませんね。 それというのも、「人類は99%以上の確率で自滅する」という見方があることとも呼応するからです。確かに我々は愚かで、自分で自分の首を絞めるようなことを延々とやってきたのかも知れません。しかし、自滅の確率が「100%ではない」ところに一縷の望みを繋いで、より賢明な判断や行動を模索したいものです。 (4)ものの見方に関する当為として、例えば弁証法やパースペクティビズム(遠近法主義)などがありますね。いずれも、自己の見たものと他者のそれとをすり合わせて、より普遍的な真理を模索しようとする姿勢と言えるでしょう。自分で自分を滅ぼしてしまうような愚行を避けるために、今ほど衆知を結集しなければならにときはない、と思います。 その意味で、一石を投じてくれた質問者様と、すでに寄せられている多くの回答に感謝する次第です。上で私は、具体的な提言はあえてしませんでしたが、「地球温暖化」については、このサイトなどを参考にさせてもらいながら、考え続けていくつもりです。人間のみならず、地上のあらゆる生命にとっても重大問題に違いありませんので、つねに心に留めて、「草の根」的な原動力の一部になっていければ、と考えています。
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- take-on3
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思考がよくわからないんですが、 回答者の多くはCO2犯人説が正解なのかは判明していないという前提で回答しているだけの話で 温暖化自体は否定していませんよね?たぶん質問にある番組の内容も同様かと思います。 それが何故一部の回答者や質問主曰く、温暖化懐疑論者だとかデマ支持者になってしまうのでしょうか? そもそも温暖化の原因てひとつだけなんですか?わたしは複合的要素があると考えるんですがね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 同じ病名であっても、手術をすべきか、投薬で良いかは病状の度合いで分かれるように、CO2に対する認識の度合いによって今取り組むべき方針が大きく異なります。 化石燃料とは、何億年分の太陽エネルーと大気中のCO2と水によってできた炭水化物が詰まった缶詰なのです。 これを分解すれば、木や竹や布や天然ゴムなどに似た製品を効率的に生み出し、これを燃やせば莫大なエネルギーが取り出せたのです。 人類はこれに有頂天になり、農業改革、都市化、交通革命などを起こしましたが、その裏では何億年分のCO2が大気中に放出され、大気が急速に古代に逆流しだしました。現在のCO2濃度は過去80万年間の上限の300ppmを突破して390ppmに達しており、すでに数百万年ほど戻っているようです。 しかし、地上の生物は急速にDNAを変化できないので、絶滅に直面しているというのが温暖化問題だと理解しています。
- NemurinekoNya
- ベストアンサー率50% (540/1073)
懐疑派の意見が多いようですね。 では、わたしは、支持派の側に回ることにしますか。 ほいで、NO4さんに反論することししますか。 ★(いろいろ突っ込みどころはありますが例えば)北極の夏の海氷面積が、この1年で60%増えていることに言及しない。(過去10年で最高)こういう種類のデータをIPCCの報告が書いてあったら、きっとあなたは今のあなたの考えを受け入れられないですよ。 ◇これは単に、北極は、今年、冷夏であったということにすぎません。 そして、日本は、記録的な猛暑であった。 熱収支的に、熱いところがあれば、寒いところができるものですよ。 また、 「北極が寒かったから、温暖化はしていない」と言えるのならば、 これと同様に、 「日本や日本の周辺の海水温が極端に高かったから、温暖化が進んでいる」とも言えます。 ですから、これでは反論になっていません。 都合のいいデータだけを持ってきて、都合の悪いデータを捨てるのは、いかがなものでしょう? http://www.data.kishou.go.jp/kaiyou/shindan/a_1/series_arctic/series_arctic.html 気象庁のデータによりますと、北極域の海氷域面積は、確実に減少していますよ。 ★「過去15年(1998~2012年)の世界平均地上気温の上昇率は1951~2012年の上昇率より小さい。」とある。この過去15年の上昇率が低いーー実際は低いどころか横ばいのデータが(都市部におけるヒートアイランド現象の影響と認められるものを除く)多く見られるのに。仮に横ばいでなくてもこの上昇率が低いということと、温暖化が加速するがごとき「洗脳」の間には、IPCCの言っていることがその通りだとしてもギャップがある。 ◇IPCCの報告書で言われているのは、短期的な視点ではなく、長期的な観点から考えなければならないでしょう。 短期的な統計データだと、恣意的な期間の設定などによって誤った結論が導かれてしまうかもしれない。この恣意性を排除するために、長期的な観点から考えるというのは、統計学的に当たり前の結論です。 ほいで、ここ10年の気温上昇率が低くなったのは、太陽黒点活動の異常のためかもしれません。 現在、太陽黒点の数が極端に減少しています。 そして、太陽黒点の数が減ると、地球の平均気温がさがる、ということが経験的に知られています。 それに対して、1950年近くは、太陽黒点活動が極端に盛んであった。 このために、最近の温度上昇率が抑えられる結果となった、とも考えられます。 説明は、つくんですよ。 太陽黒点活動の異常を伝えるニュースは、 太陽黒点をキーワードにすれば、いくらでも探すことができます。 中には、「小氷河期に入ったのではないか」と危惧する声さえあります。 http://www.youtube.com/watch?v=QEa_8CqrgOU http://s-park.wao.ne.jp/archives/1091 http://www.sankeibiz.jp/express/news/131117/exh1311172345000-n1.htm ということで。
お礼
ご回答ありがとうございます。いろいろご指導ありがとうございます。 IPCCでは、太陽の影響は「放射強制力」の一つとして織り込んできました。約300年前の小氷河期には、気温が0.5℃程度低下しましたが、既に産業革命時より0.85℃上昇し、小氷期の気温低下を打ち消す勢いで温暖化が進んでいるようです。
- Lady_osaka
- ベストアンサー率17% (98/576)
「温暖化懐疑論デマ」の人ばっかりですね。 この方々に言わせると、これだけ色々分かっているのに CO2が悪いなんて言っている人はバカだと言わんばかりです 自分はバカだと言思われたくないから、そっちに流れる のでしょうね。これが巨大デマに流される日本人の仕組みです。 落ち着いて考えれば 「世界会議でCO2削減目標について多くの国が議論している」 「仮にCO2犯人説がインチキだとするとこの人たちはみんなバカである」 「国の指導的地位にいるこれだけの人がみんなバカなどあり得ない」 「ということはCO2インチキ説は正しくない」 ってわかるはずなんです。 原発反対組のCO2は犯人じゃない作戦は、日本だけでうまくいってるようですね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 デマが発生した背景には、日本人の反核意識があるのは確かでしょうが、それだけでこのような規模になるでしょうか。 安くて大きなエネルギーを出す化石燃料への底なしの人間の欲望も、温暖化という事実に目を瞑らせる要因になったのでしょうか。
- hasegawasan
- ベストアンサー率26% (58/217)
日本人は長い事、洗脳されまくってしまっているからでしょう。義務教育そのものが洗脳機関ですから。 こちらのサイトにお薦め動画のリンク集があります。 http://rothschild.ehoh.net/link/movie_04.html The Global Warming Swindle(地球温暖化詐欺) 地球温暖化のコペルニクス ( TheaterTV )武田邦彦 地球温暖化CO2犯人説のウソ ( 博士も知らないニッポンのウラ ) 出演:丸山茂徳 宮崎哲弥 水道橋博士 モルジブは温暖化では水没しない ~ From "Doomsday Called Off" ~ アル・ゴア 『不都合な真実』にある35の科学的間違い クライメイト・ゲート発覚後の米CNNニュースとゴア
お礼
ご回答ありがとうございます。 デマとは根拠のないいい加減な噂話を言いますが、デマと本物とを見分けるコツは、情報源が正式な専門の学術学会の審査(査読)を経て認定されたものか、それとも単なる個人的な意見なのかを確認することだと思います。 IPCC第5次評価報告書は当然、前者にあたります。日本の研究メンバーは下記の通りです。 http://www.gef.or.jp/ipcc/AR5/AR5_CLA_LA_RE_Japan.html) この報告書は、本年9月27日、文部科学省・経済産業省・気象庁・環境省連名で発表されました。これに対して、地球温暖化を批判する種々の主張は、学術学会から正式に認められた論文は1本もなく、すべて個人的な意見に過ぎないものばかりです。 貴方のお示しいただいた資料は客観性のない個人的な意見ばかりです。 懐疑論については、NO5さんへのお礼を御覧下さい。
- 雪中庵(@psytex)
- ベストアンサー率21% (1064/5003)
そもそも「温暖化」の特徴は、物質循環させる熱量の増大 において、寒暖の振幅や降雨・乾燥の激しさといった、 変化の増大でもあります。 北極海の氷が増えたといっても、にわかな薄い氷であって、 長期的には少なく(薄く)なっているのは、世界中の氷河や 永久凍土のほとんどが減少している事から明らかです。 それらは短期的な振幅ではなく、長期的な平均値を表す からです。 もちろん、そうした地学的な記録からして、6千年前の縄文 海進が最近の最大の温暖化であり、その後しばらく寒冷化 が進んだ後の、ごく最近(1~2百年ほど)の温暖化である というのは確かであり、それが自然現象としての温暖化な のか、人類の工業化によるCO2の増加によるものかは、 不確かなのは事実です。 ただ、物理的にCO2に温室効果があるのは事実であり、 主原因かどうかは別にして、加算しているのは否定でき ません。 もし、温暖化が人類にとって好ましくないのであれば、 せめてCO2の分だけでも抑制した方がいいのではないで しょうか?
お礼
ご回答ありがとうございました。 私には、とても良識的なご感想だと思います。 しかし、なぜ積極的反論(懐疑論)が起きたのか、そこが私には分からないので質問しました。
- wiz0621
- ベストアンサー率42% (182/430)
IPCC報告書を見ればわかる!と断言すること自体、 鼻で笑われるような馬鹿げたことだとみなさんが気づいたためではないでしょうか。 かつてのIPCC4次報告書以前は、世論は間違いなく「温暖化人為説」が優勢でしたし、 第二次報告書を見てから一貫してIPCCを貶しまくっていた私は、 しょっちゅう狂人呼ばわりされていましたよ? では、そんな賢い社会のみなさんが何故、その狂人サイドへ傾いてしまったのか。 改めて検討してみます。 直接の原因は、まず間違いなくクライメートゲートを 初めとする続きに続いたIPCCデータ操作の発覚ではないでしょうか。 そして、このデータ操作がなぜ起こったのか。これをただの視覚操作で プレゼンテーションの技術であると説明したことが、IPCCにとっての 致命傷であり、現状を生み出したものと考えられます。 つまりはこの態度が、科学者の信頼を、完全に失墜させてしまったのです。 そもそもは科学者が社会的アピールに偏りすぎてしまったのが原因であると断言できます。 視覚操作やデータの意図的な省略は「プレゼンテーション」の技術であって もちろん、社会に与える影響は大きい。 ただ、社会の側が科学者に要請していた「細密な分析」からは まったく外れるものなのです。 社会における安全性の決定において、科学者はあくまで 正確な知識を提供するオブザーバーに留まらなければなりません。 たとえば、原発が「科学的に安全」であっても、科学に万能の証明を行う力が 原理的に存在しない以上、設営の最終決定は住民の合意が必要となるわけです。 そこで、科学者が恣意的な情報を提供し、操作を行うのであれば 科学のみならず、社会そのものの信頼を破壊することとなります。 (という話をたまたま震災前のクライメートゲート発生時に、 このカテゴリーにつらつら書いたんですが、意味合いがより深刻になっちゃったかも?) 簡単に言うと、ホテルで芝エビだと思って食べていたものが バナメイエビだったくらいの違いがあったわけです。 味なんか分からんでしょ?とか、芝エビの定義を持ち出して説明しても それは説明や分析として、見当が全く外れているのです。 なぜなら、少なからずウソをつかれていたことのほうをこそ、 社会の側は問題にしているのですから。 有名ホテルで芝エビ食べたんだぜーと自慢する人と、 権威あるIPCCの論文を全部読んだんだぜー、と自慢する人がいたとして、 彼らは確かに食べて読んでいるのでしょうが、提供者の側のウソは、 "それを見破れなかった"人々として彼らに恥をかかせ、 彼らの自身の信頼すら破壊してしまうのです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 人間には、「科学に万能の証明を行う力が原理的に存在しない」のは当然です。 ですから、日本のみならず世界各国の多数の研究者が長年の研究を重ね、査読によってその客観性を高め、できる限り正しい科学的知見を人類に示そうとされてきました。 IPCC第5次評価報告書の日本の研究メンバーは下記の通りです。 http://www.gef.or.jp/ipcc/AR5/AR5_CLA_LA_RE_Japan.html) この報告書は、本年9月27日、文部科学省・経済産業省・気象庁・環境省連名で発表されました。これに対して、地球温暖化を批判する種々の主張は、学術学会から正式に認められた論文は1本もなく、すべて個人的な意見に過ぎないものばかりです。 【デマは罪悪】 地球温暖化情報は科学的知見であると共に防災情報でもあります。温暖化懐疑論デマは、「津波が来るぞ!」と専門研究者が警告しているのに、専門外学者が「まだまだ大丈夫!」と言いふらすようなもので、防災行動を妨害する犯罪的な行為だと思います。 温暖化に対する疑問や批判への回答は下記の公式な資料を御覧下さい。 (1)ここが知りたい温暖化 ⇒ http://www.cger.nies.go.jp/ja/library/qa/qa_index-j.html (2)地球温暖化懐疑論批判 ⇒ http://www2.ir3s.u-tokyo.ac.jp/web_ir3s/sosho/all.pdf 【デマは敗訴済み】 2009年10月、東京大学ら5名(※3)は上記(2)を出版し、槌田氏ら15名(※4)の主張する温暖化懐疑論の誤りを指摘しました。これに対し、槌田氏は科学者としての名誉が毀損されたとして、2009年に東京地裁に提訴。同じ立場の武田氏も陳述書を提出。2012年8月、東京地裁は損害賠償請求を棄却。同年12月に控訴取り下げで原告敗訴が確定しました。 ※(3):東京大学、住明正、小宮山宏、明日香壽川、濱田純一の各氏 ※(4):槌田、薬師院、渡辺、伊藤、近藤、池田、矢沢、武田、山口、丸山、養老、赤祖父 等の各氏 また、槌田氏が日本気象学会を訴えた事件も、2010年12月に最高裁で棄却されて原告敗訴が確定しています。 懐疑論者がIPCCの報告の整理されていない内部資料を無断で摘み上げて、その欠点を拍手喝さいして喜んでいる姿は、地球が幾久しく安寧であってほしいと願う全人類のみならず地上のあらゆる生物にとって、どう映るでしょうか。
- Him-hymn
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いやー、あなた、「地球温暖化懐疑論デマ」ですか。 喧嘩を売るつもりはございませんが、あなた、ご自分が洗脳されているの、おわかりでしょうか。 あなたは「地球温暖化懐疑論デマ」と言います。確かにデマの部分もあるようにも思います(地球は温暖化していないと断言したりするのはナンセンスですし、主に都市部の気温が上昇しているのは事実ですので、そこはその通りです)。 しかし、私からすれば、あなたのようにICPPを金科玉条のごとく信じて、洗脳されてしまったのはなぜかーーと思うのです。これはNHKが国民を騙し、政府が国民を騙してきたのです。あなたはICPPの第5次報告書を読んで、それでも「地球温暖化懐疑論デマ」などと言うつもりなのですか??? ★(いろいろ突っ込みどころはありますが例えば)北極の夏の海氷面積が、この1年で60%増えていることに言及しない。(過去10年で最高)こういう種類のデータをIPCCの報告が書いてあったら、きっとあなたは今のあなたの考えを受け入れられないですよ。 ★そもそも、ICPPは地球温暖化することを前提にした団体である。それが地球温暖化に異を唱えることはしない。結論ありきで作られた報告であり、科学的根拠が疑わしい。 ★「過去15年(1998~2012年)の世界平均地上気温の上昇率は1951~2012年の上昇率より小さい。」とある。この過去15年の上昇率が低いーー実際は低いどころか横ばいのデータが(都市部におけるヒートアイランド現象の影響と認められるものを除く)多く見られるのに。仮に横ばいでなくてもこの上昇率が低いということと、温暖化が加速するがごとき「洗脳」の間には、IPCCの言っていることがその通りだとしてもギャップがある。 「メディアがIPCCに盲従するココロは分かる。昨今、車・家電から日用雑貨まで、企業は「エコ」商品を大々的に展開している。エコの根元は「CO2脅威論」だ。CO2脅威論に疑問を挟むと、スポンサーのご機嫌を損ねることになる。だからメディアはIPCC発表を垂れ流すのだろう。」東京理科大学 総合教育機構 理数教育研究センター教授 渡辺正 あなたのように言う人は、例えば、以下の渡辺正氏の論をどう思いますか?(ごめんなさい、これを読むには課金が必要になりますが)あなたほどの探求心がおありでしたら必読ですよ。これ↓ http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/38980 問うべき質問は、「なぜ日本人は地球温暖化懐疑論デマに溺れたのか」でなく、「なぜ日本人は地球温暖化CO2犯人説に洗脳されてしまったのか」でしょう。 国連から報告されてきたIPCCの報告書が、知識の浅い一般国民や金儲けに奔走している企業人ならいざ知らずーー などと言って、国連が言うことだから信じるみたいな(IPCCの本質を理解してるの?) のもどうかしています。天皇の言うことだからーー(実際は違うのに)と言って、なぜ、日本人は先の大戦で300万人も戦死するような国民的狂気に突っ走ったかのように、地球温暖化CO2説を鵜呑みにしてしまっているのでしょうか。 そもそも、「地球温暖化懐疑論デマ」と言うのではなく、それは本当か、どんな事実に基づいて言っているのかーーということを検証するのが科学的態度でしょう。同様に、地球温暖化CO2説を鵜呑みにしていると思っている私も(全くないとは言っておりません、それが主原因か、どの程度なのかというところが見解の分かれ目だと思います)、なぜ、CO2が主原因だと思わないのか、本当のところはどうなのかを検証することが科学的態度ですね。 少なくてもIPCCの第1次報告書には、 「IPCC(我々)の気候変化に関する知見は十分とは言えず、気候変化の時期、規模、地域パターンを中心としたその予測には多くの不確実性がある。温室効果が強められていることを観測により明確に検出することは、向こう10年間内外ではできそうもない。」とあり、正直なところも書かれていた。しかし、5次報告書では、こういう科学者として当然の態度もない。 最近、予測通り気候変動が少し顕著になってきたので、正気を取り戻してきたマスコミもあるようですが、これでは、ムチを打たれて方向を変える家畜と知的レベルが変わらないではないでしょうか。 →あなたは「正気」とか言っていかにも自分の考えが正しいと洗脳されてしまった状態で言っているーーと私には思いますね。 よーくお勉強なさった方がよろしいと思います。ちゃんと、地球温暖化CO2犯人説の賛成・反対両方をしっかりお読みになってね。 日本人はどうして洗脳に弱いのか不思議でならないのです。 洗脳されている人は自分が洗脳されているとは思わないのでたちがわるいですね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 基本的認識の違いについて書かせていただきます。 【デマの見分け方】 デマとは根拠のないいい加減な噂話を言いますが、デマと本物とを見分けるコツは、情報源が正式な専門の学術学会の審査(査読)を経て認定されたものか、それとも単なる個人的な意見なのかを確認することだと思います。 IPCC第5次評価報告書は当然、前者にあたります。日本の研究メンバーは下記の通りです。 http://www.gef.or.jp/ipcc/AR5/AR5_CLA_LA_RE_Japan.html) この報告書は、本年9月27日、文部科学省・経済産業省・気象庁・環境省連名で発表されました。これに対して、地球温暖化を批判する種々の主張は、学術学会から正式に認められた論文は1本もなく、すべて個人的な意見に過ぎないものばかりだと思います。 【デマは罪悪】 地球温暖化情報は科学的知見であると共に防災情報でもあります。温暖化懐疑論デマは、「津波が来るぞ!」と専門研究者が警告しているのに、専門外学者が「まだまだ大丈夫!」と言いふらすようなもので、防災行動を妨害する犯罪的な行為だと思います。 温暖化に対する疑問や批判への回答は下記の公式な資料を御覧下さい。 (1)ここが知りたい温暖化 ⇒ http://www.cger.nies.go.jp/ja/library/qa/qa_index-j.html (2)地球温暖化懐疑論批判 ⇒ http://www2.ir3s.u-tokyo.ac.jp/web_ir3s/sosho/all.pdf 【デマは敗訴済み】 2009年10月、東京大学ら5名(※3)は上記(2)を出版し、槌田氏ら15名(※4)の主張する温暖化懐疑論の誤りを指摘しました。これに対し、槌田氏は科学者としての名誉が毀損されたとして、2009年に東京地裁に提訴。同じ立場の武田氏も陳述書を提出。2012年8月、東京地裁は損害賠償請求を棄却。同年12月に控訴取り下げで原告敗訴が確定しました。 ※(3):東京大学、住明正、小宮山宏、明日香壽川、濱田純一の各氏 ※(4):槌田、薬師院、渡辺、伊藤、近藤、◎池田、矢沢、武田、山口、丸山、養老、赤祖父 等の各氏 また、槌田氏が日本気象学会を訴えた事件も、2010年12月に最高裁で棄却されて原告敗訴が確定しています。 最後に、ご回答の学術的根拠があればお示し下さい。
- take-on3
- ベストアンサー率14% (176/1183)
氷河期が終わってと書かれていますが、 現在も氷河期である事はご存知無いようですね。 恐らくあなたは昨今の気象変動は温暖化の影響によるものと 思っていらっしゃるのではないでしょうか? 近年異常気象と呼ばれる気象現象が温暖化による物でしたら 地球は既に現世動物の殆どが住めない状況になっています。 先ずはちゃんとした知識を得てから報告書なりを読みましょう。
お礼
ご回答ありがとうございます。 今では過去約80万年間のCO2やメタンの濃度が分かっており、気温も推測されています。それによると、約10万年間隔で氷河期が訪れており、その間には小氷期も様々な周期で訪れていたことがわかっています。 デマとは根拠のない噂話を言いますが、製品の本物と偽物とを見分ける時はまず製造元を見るように、その情報が正式な専門の学術学会の審査(査読)を経て認定されたものか、それとも単なる個人的意見なのかを確認することが不可欠と思います。 貴方の意見が正しいならその学術的根拠をお示し下さい。
- Willyt
- ベストアンサー率25% (2858/11131)
貴方のご質問は逆にデマに騙された思い込みによるものです。今はまだ地球が本当に温暖化に向かっているのかどうか、また、その原因が果たしてCO2なのかどうかは確たる証拠がないのです。確たる証拠を掴むには少なくとも100年に亘る地球上の満遍ない温度分布データが必要ですが、現在保存されているデータはすべて極端に人が住んでいる場所に偏っており、海洋上や極値、砂漠などの無人地帯の継続的なデータが全くないのです。そんな中での温暖化論は科学的根拠が極めて乏しいのです。もしそうだったら大変だからとりあえず対策を講じて置こうという話の筈が規定の事実化してしまったのはゴア副大統領のノーベル賞受賞が決定的だったようです。しかしノーベル賞が科学的根拠を与えることは絶対にできません。 ちなみに人が住んでいる地域の温度上昇はほぼ確実です。しかしこれを単なるヒートアイランド現象に過ぎないとする主張を退けるには上記のように満遍ない地域の継続的なデータが必須なのです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 デマとは根拠のない噂話を言いますが、製品の本物と偽物とを見分ける時はまず製造元を見るように、その情報が正式な専門の学術学会の審査(査読)を経て認定されたものか、それとも単なる個人的意見なのかを確認することが不可欠と思います。 IPCC第5次評価報告書の日本の研究メンバー(※1)を見てもわかるように、この報告書は世界から数千人の専門科学者が参加し、その研究結果を結集してまとめられたもので、本年9月27日、文科省・経産省・気象庁・環境省の4者連名で公表されました。 ※1:http://www.gef.or.jp/ipcc/AR5/AR5_CLA_LA_RE_Japan.html) これに対して、地球温暖化を批判する種々の主張は、学術学会から正式に認められた論文は1本もなく、すべて個人的な意見に過ぎないものばかりです。 ご回答の根拠があればお示し下さい。 また、地球温暖化情報は科学的知見であると共に防災情報でもあります。温暖化懐疑論デマは、「津波が来るぞ!」と専門研究者が警告しているのに、専門外学者が「まだまだ大丈夫!」と言いふらすようなもので、その言動には極めて大きな責任があると思います。 温暖化に対する疑問や批判への回答は下記の公式な資料を御覧下さい。 (1)ここが知りたい温暖化 ⇒ http://www.cger.nies.go.jp/ja/library/qa/qa_index-j.html (2)地球温暖化懐疑論批判 ⇒ http://www2.ir3s.u-tokyo.ac.jp/web_ir3s/sosho/all.pdf
- Lady_osaka
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CO2削減には原子力利用が必要ですが、マスコミ知識人は原発が大嫌いなので その問題を無かったことにしたいのです。 CO2が問題ないならシェールガスでいいではないかというのが彼らの言い分です。 地球を守るためにはもっと数多くの原発を作る必要があるのです。 日本は率先してそれを示すべきです。
お礼
回答ありがとうございます。 「原発が嫌いという感情」が、「温暖化という科学的事実」を否定するという現象は愚かな群集心理なのでしょうか。 しかし、「温暖化防止」即「原発」と言うのも短絡過ぎないでしょうか。 私は、地震、原発、温暖化の各リスクを一面的ではなく、多面的に捉えるべきだと思います。そして、レーザーチャートなどで下記4分野に分けて総合評価すれば、国民的合意形成に役立つのではないでしょうか。 ・時間(被害が及ぶ時間的長さ) ・空間(被害が日本全体に及ぼす空間的規模) ・生活(被害による国民生活への影響) ・確率(大規模被害が発生する蓋然性) これらの尺度で、東日本大震災、福島原発事故、2℃の温暖化 の各リスクを評価すると、自ずから第3の道が見えてきます。すなわち 1. 原発を過渡的なエネルギーと位置づけ、脱温暖化手法(※1)に基づき期限を設ける。 2. 科学的安全性の高い原発を即刻稼動させる。 3. そこで浮いた化石燃料代(3兆円)を低炭素社会造りのための整備資金に回す。 これによって、新しい雇用が生まれ、同時に大気中に排出したCO2を人為的回収(※2)する莫大な無駄が軽減します。 ※1:国立環境研究所 脱温暖化2050プロジェクト http://2050.nies.go.jp/s3/index_j.html ※2:(財)海洋研究開発機構 研究資料(IPCC第5次報告書に採用) http://www.jamstec.go.jp/j/about/press_release/20110223/
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■質問 正式な国際機関(IPCC)から「CO2が地球温暖化の主な原因である」と発表しているにもかかわらず、日本の多くのマスコミは、一方だけの報道では公平性を欠くとして、個人的な意見にすぎない「温暖化懐疑論」を報道し続けてきました。その結果、国民は混乱し、日本の温暖化対策は停滞してしまいました。 この「温暖化懐疑論」は最近、司法でも事件として争われましたが、「事実であることの証明がある」という明快な理由で懐疑論者の敗訴が確定しました。(下記(A)に詳細記述) 人類は今、温暖化による極めて深刻な危機に直面しています。マスコミ各社は、「国論を二分する問題」として懐疑論を取り上げてきたのですから、この裁判結果を真摯に受止めて、国民に訂正と謝罪を行い、地球温暖化(気候変動)の事実を迅速に報道すべきではないでしょうか。 (A) 裁判の経過 (1) 懐疑論者が東京大学等を訴えた事件 (平成21年(ワ)第47553号謝罪請求事件、平成23年(ワ)第10874号損害賠償請求事件) 社会に広まる「地球温暖化懐疑論」の誤りを正し、温暖化の実相を伝えることを目的として、2009年10月、東京大学ら5名(※3)は『地球温暖化懐疑論批判』を出版し、槌田氏ら15名(※4)の主張する温暖化懐疑論の誤りを指摘しました。 これに対し、槌田氏は科学者としての名誉が毀損されたとして、2009年に東京地裁に提訴。同じ立場の武田氏も陳述書を提出しました。2012年8月、東京地裁は当出版物が、 ○専ら公益を図る目的で行われたものである。 ○事実であることの証明がある。 ○人身攻撃というより意見ないし論評としての域を逸脱したものといえない。 との理由により、損害賠償請求を棄却。同年12月に控訴取り下げで原告敗訴が確定しました。 ※3:東京大学、住明正、小宮山宏、明日香壽川、濱田純一の各氏 ※4:槌田、薬師院、渡辺、伊藤、近藤、池田、矢沢、武田、山口、丸山、養老、赤祖父 等の各氏。 (2) 懐疑論者が日本気象学会を訴えた事件 (平成21年(ワ)第17473号損害賠償請求事件) 温暖化懐疑論の「第一人者」槌田氏は自作の論文が日本気象学会の審査(査読)を通らないため、2009年同学会に対して損害賠償を求める訴訟を起こしましたが、東京地裁で敗訴。2010年12月に最高裁で棄却されて原告敗訴が確定しました。 (B) 温暖化情報は単なる科学情報ではなく、防災情報です。 地球温暖化情報は、単なる科学情報ではなく、人類の生存にかかわる重大な防災情報であることを忘れてはいけません。 例えば、一方で多くの専門の科学者が「津波が来るぞー!」と警告を発し(引用(イ)参照)、他方では少数の専門外の科学者(温暖化懐疑論者)が、「本当かどうか分からない。嘘だ!」と言った場合、防災報道する立場のマスコミはどう対応すべきでしょうか。 情報が錯綜しているのであれば、何が事実であるか真剣に調査して、迅速に真実を国民に伝えるのがマスコミの役割でしょう。 ところが、日本のマスコミは、米国の石炭石油業界が「報道の公平性」を口実に懐疑論を報道させてきたのと同じ手法で、多くの専門家が支持する国際機関(IPCC)の温暖化情報に対しては、盛んに揚げ足取りをする一方、専門外学者の個人的な意見に過ぎない「温暖化懐疑論」にはろくに調査もせず、頻繁に報道してきました。この経過に対する評価は裁判が示すとおりです。 消火活動を妨害すると、刑法110条によって1年以上10年以下の懲役に処せられます。正式な国際機関による地球温暖化という防災情報を報道するに当たっても、情報内容の重要性を鑑み、最高レベルの誠実さで報道すべきだったと思います。 (C) 地球温暖化による被害を最小限にとどめる気温は「+2℃」 現在、地球の平均気温は産業革命前に比べ、0.8℃程度上昇していますが、これが「+2℃」を超すと、温暖化(気候変動)による被害が局所から地球規模へと急拡大すると予測されています。それで、先のCOP15では、気温上昇を+2℃以下に抑えるよう世界各国が合意(コペンハーゲン合意)しました。ところで、この「+2℃以下」(2.0~2.4℃)を守るためには、下記の条件を満たす必要があります。(引用(ロ)76/90表の区分1に詳細記述) ・大気中のCO2濃度・・・・・・・・・・・・・・・・・・:350~400(ppm) ・温室効果ガス濃度(CO2換算):・・・・・:445 ~ 490(ppm) ・産業革命前からの気温上昇・・・・・・・・・:2.0~2.4(℃) ・CO2排出がピークとなる年:・・・・・・・・:2000~2015(年) ・2050年のCO2排出(2000年比)・・・・・:-85 to -50(%)(-は削減を示す) 元環境大臣の公明党の斉藤氏は、今月の国会質問で、「+2℃以下に抑えるため、日本は2050年までにCO2を80%以上削減しなければならない」という国際的認識について安倍総理大臣に質問したのも、この資料に基づいています。 (D) 「+2℃を守れなくても仕方がない」は人類破滅の入口 大幅なCO2削減は無理だし、「+2℃」を守れなくても仕方がないという人がいますが、それは正式な温暖化予測情報を知らないからでしょう。下記に「+2℃」の予測を示します。(引用(ロ)の47/90参照) ・数億人が水ストレスの増加に直面する。 ・200万種ある生物種の最大30%で絶滅リスクが増加する。 ・ほとんどのサンゴが白化する。 ・洪水や暴風雨による被害が増加する。(最近少し顕在化してきた) ・熱波・洪水・旱魃による死亡率増加。 ・この影響は数世紀以上続く。 (E) 「+2.0℃」をどうして守るか 過去65万年間、大気中のCO2濃度は180~300ppm間で推移していましたが、2012年現在では390ppmに達しており、しかも毎年2.0ppmづつ増加しています。 5年後には「400ppm」を突破してしまうので、「2℃以下」を守るためには、400ppmを超えた分をいずれ回収しなければなりません。(根拠:引用(ハ)参照) しかし、現時点では大気中の低濃度のCO2を回収するめどは立っていないので(※1)、原発事故があったからといって、無造作にCO2を排出することは避けなければなりません。 ※1:火力発電所などで発生する高濃度のCO2を回収する技術は開発されつつあります。 (F) 自然エネルギー中心の社会を実現するためにも、原発再稼動は必要 現在、化石燃料を購入するために年間3兆円もの金額を投入していますが、このお金はいずれCO2となって、子孫を苦しめる原因になります。 事故を起こしたからといって、原発を止めて化石燃料に切り替え、大量にCO2を排出することはあまりにも無謀な政策です。 将来、自然エネルギー中心の社会に移行するにしても、CO2の排出を抑制しつつ実行しなければなりません。 そのためには、科学的安全性が確認できた原発を早急に再稼動させて、その発電分の火力発電所を即刻停止させ、そこで浮いた燃料代を自然エネルギー設備の整備資金に回せば、地球温暖化のリスクを低減させ、早急に低炭素社会を実現できるでしょう。 地球温暖化は眼前に迫っています。今の日本のやり方では、「脱原発のためには温暖化を軽視しても良い」というような誤ったメッセージを世界各国に発信することになりかねません。そうすれば、低炭素社会どころか、人類は最悪のシナリオに迷い込む恐れがあります。 ■引用 (イ) 「科学者からの国民への緊急メッセージ」平成19年2月 http://www.env.go.jp/earth/ipcc/4th/message_main.html (アドレスの http://www.env.go.jp 部分は環境省のHPなので信頼できます。) (ロ) 第4次評価報告書統合報告書概要(環境省 公式版)2007年12月17日版 http://www.env.go.jp/earth/ipcc/4th/ar4syr.pdf (アドレスの http://www.env.go.jp 部分は環境省のHPなので信頼できます。) (ハ) IPCCに向けた主要な数値実験の終了とその成果(海洋研究開発機構・東京大学・気象庁) http://www.jamstec.go.jp/j/about/press_release/20110223/ (独立法人 海洋研究開発機構 のHPなので信頼できます。)
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- 地球の温暖化について
地球の温暖化が人間が出したCO2が原因ではない、と言っている人がネット上などにいるんですが、実際のところはどうなんですか? 地球温暖化懐疑論批判(東京大学) http://www.ir3s.u-tokyo.ac.jp/sosho 気候変動を止めないと2030年までに1億人が死亡する報告が出される http://lucifer.ldblog.jp/archives/18248502.html 太陽の影響? http://ks.nwr.jp/d/?date=20101004#p01 ↑をみるとどうもやはり人間が出したCO2が原因な気がします。 特に東大の論文は、懐疑論をことごとく論破していますし。 それにNASAやIPCCなどが嘘をついているとは思えません。 アメリカってどっちかと言えば大量消費の国で、大排気量のエンジン車を作ったり、世界最強のオイルメジャーであるエクソンモービルを抱えるなど、CO2の大量排出の原因のような国です。 その国が、CO2を出すことで温暖化をすると認めているので、やはり温暖化はCO2が原因だと思います。 皆さんはどう思いますか?
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- 二酸化炭素削減中期目標について
政府は温暖化防止中期目標を決めるにあたって、+4%~-25%まで幾つか選択肢をつくり、国民に意見を求めました。 つい最近まで、日本中にでたらめな懐疑論があふれ、情報かく乱されてきた影響で、温暖化の科学的な意味を分かっている国民は殆んどいないと言うのに、詳しく温暖化を理解している者しか判断できないようなことを、現政権はどうして聞くのでしょうか。 せめて、大気中CO2濃度と気温上昇と温暖化被害との関係を国民に知らせてから、アンケートすべきではなかったでしょうか。 大気中CO2濃度と気温上昇との関係 http://www.env.go.jp/earth/ipcc/4th/ar4syr.pdf の76/90 気温と温暖化被害の関係図は、 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/energy/siryou/dai30/30siryou4.pdf の2ページ
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- 温暖化懐疑論を放送し、書籍出版するものを犯罪として裁くことはできなかったのですか。
以前から疑問に思っていたのですが、 地球温暖化が人為的原因であるということは、国連の公式機関であるIPCCの第2次報告(1995)に書かれていました。ただ、断定できる確率が低くかっただけでした。 第4次(2007)では「かなり高い」(確率が90~99%)となって、懐疑論が下火になり、オバマ政権になってようやく収まりかけたというところでしょうか。 懐疑論が、個人的な私見であるにもかかわらず、あたかも二論あるようなマスコミ報道は国民を混乱させ、国際法京都議定書を遵守する意欲を減退させ、その結果、法律が整備させず、日本は約束期間(2008~2012)に入ったにもかかわらず、温室効果ガス排出量が基準年に比べ9%増加という結果になりました。 経済界には、いまだに懐疑論に惑わされているものも多く、これが日本の方向性を危うくしていますし、何よりも人類の生存に取り返しのつかない被害を与えてきたと思います。 中国やインド政府など途上国の温暖化防止意欲に対しても、悪影響を与えています。 先日の御手洗経団連会長が中期目標として+4%案を支持したのに対して、斉藤環境大臣が「それでは世界の笑いものになる」と発言するなど、国家の代表の意見がかみ合わないのも、元はと言えば、でたらめな懐疑論を野放しにし、まともな議論をしてこなかったためではないでしょうか。 火災なら、消火活動を妨害すると罰せられます。 地球温暖化は、地球の火災に等しいと思います。無作為ならいざ知らず、公式情報を積極的に妨害することは極めて悪質な犯罪だと思います。 残念ながら、私には訴える時間も金もありませんが、法曹界の方々だったら、日本のこの混乱を収拾する方法をご存知だったのではないでしょうか。 ご教示のほど、よろしくお願いいたします。
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- マスコミは「懐疑論」敗訴をなぜ報道しないのですか
国内外の正式な研究機関から「CO2が温暖化の主な原因である」とする研究報告が公表されていたにもかかわらず、日本国内には、これを否定したり疑問視する「温暖化懐疑論」が広がり、この影響で日本の温暖化対策が遅滞する一因となっていました。 しかしながら、以下の二つの裁判によって、「温暖化懐疑論者」の主張が退けられました。これによって、「温暖化懐疑論」の誤りが日本の司法でも正式に認定されたことになりました。 ●これほど大きな裁判なのに、日本のマスコミはなぜ裁判結果を報道しないのでしょうか。 ●命にかかわる問題であっても、軍国至上主義の時代には、戦況に不利な報道は自粛したように、経済至上主義の時代には経済発展に不利な報道は自粛するということでしょうか。 1.1 日本気象学会を訴えた事件 温暖化懐疑論の「第一人者」○○氏は自作の論文が日本気象学会の審査(査読)が通らないため、2009年同学会に対して損害賠償を求める訴訟を起こしましたが、東京地裁で敗訴。2010年12月に最高裁で棄却されて原告敗訴が確定しました。 1.2 東京大学等を訴えた事件 社会に広がる「地球温暖化懐疑論」を正し、地球温暖化の実相を伝えることを目的として、2009年10月、東京大学ら5名は『地球温暖化懐疑論批判』を出版し、15名の温暖化懐疑論を論評しました。 これに対し、論評の対象となった○○氏は科学者としての名誉が毀損されたとして、2009年に東京地裁に提訴。同じ立場のマスコミでおなじみの□□氏も陳述書を提出しました。2012年8月、東京地裁は、当出版物が「公共の利害に係る見解について、「専ら公益を図る目的で行われたものである」、「事実であることの証明がある」、「人身攻撃というより 意見ないし論評としての域を逸脱したものといえない」として、○○氏の損害賠償請求を棄却し、同年12月に原告敗訴が確定しました。
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- 地球温暖化に目を向けずに、離合集散する政治とは
〔質問〕 深刻な地球温暖化には全く目を向けずに、離合集散の選挙ごっこに夢中になっている日本人とは一体何なのでしょうか。 〔説明〕 今月26日開幕したCOP18では、「各国が温室効果ガス削減の目標をすべて達成しても、世界の平均気温は、18世紀後半の産業革命が始まる前に比べ、約20%の確率で2100年までに地球の平均気温が4℃以上上昇する」とした世界銀行の報告書が波紋を広げているようです。 現在の地球の平均気温は、産業革命後より約0.8℃上昇しましたが、2.0℃を超えると、現在、局所的に発生している気候変動による様々な自然被害や生態系の異変が大規模に急拡大すると予測されています。(※1) そのため、190カ国から1万人以上が出席した気候変動に関する国際会議(COP15)(2009年)では、気温上昇を2℃以内に抑えるよう世界各国が合意しました。(コペンハーゲン合意) 〔※1〕:第4次評価報告書統合報告書概要(公式版)(環境省)13/90ページ、47/90ページ http://www.env.go.jp/earth/ipcc/4th/ar4syr.pdf しかし、昨年2月に日本の研究機関から発表された報告書(※2)では、「2℃以下にするためには、2050年までにCO2を100%削減して、その後は人為的回収を始めなければならない」とのことです。このような見解は上記の世界銀行の報告とも符合します。 〔※2〕:IPCCに向けた主要な数値実験の終了とその成果(海洋研究開発機構・東京大学・気象庁) http://www.jamstec.go.jp/j/about/press_release/20110223/ このような厳しい現実に直面しているのに、現在の日本では、科学的に安全であると科学者が認めた原発まで止めて、化石燃料を大量に購入してCO2を大量排出する国になりました。そのため、COP18での国際的発言力も失ってしまいました。 おまけに電気料金も大幅値上げせざるを得ないので、国内産業は大打撃を受けることになります。 ふりかえって日本では、地球温暖化には全く目を向けずに、原発ゼロをめぐって離合集散の選挙ごっこに夢中になっています。これは一体どういうことなのでしょうか。 未曾有の津波と原発に遭遇したため、日本人は被害妄想に陥って、まともな判断ができなくなってしまったということでしょうか。
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過去80万年間、大気中のCO2濃度は180~300ppm間で変動しており、特に、過去1万年間は260~280ppmで、ほぼ一定の濃度でした。この極めて安定した気候の恵まれ、人類は永永と歴史を刻んできました。 ところが、160年前頃から化石燃料を大量に消費するようになると、CO2濃度は、急激に上昇しだして、2012年には393ppm(温室効果ガス濃度430ppm、CO2の10%増)に達しました。 しかも、現在の温室効果ガス濃度は年間2.2ppmで増加中なので、あと10年足らずで「2.0℃以下」の条件である450ppmをオーバーしてしまいます。 それで、IPCC第5次評価報告書では、すぐにはできないが、今世紀後半にはオーバした分を人為的に回収して450ppmに戻すとしています。 しかし、現在世界で年間318億トン(2011年、日本は3.7%)排出しているCO2を回収するには、日本だけでも、1年分で東京ドーム130杯分の炭素貯蔵施設が必要になります。 (計算根拠:CO2の炭素換算0.273、炭素比重2.0トン/m3、東京ドーム124万m3) 原発事故以来、日本人は「数万年に一度活動する可能性がある活断層が明日動くかもしれない」と危惧して原発の稼動を遅らせる一方、一刻の余裕もない「気候変動」には目をつぶり、年間3兆円もの化石燃料を輸入して、近い将来回収しなければならないCO2を12億800トン(※)も多く排出しました。 (※:2010年度からの2年間の増加分) IPCC第2作業部会報告書(報道発表資料・2014.3.31・文部科学省・経済産業省・気象庁・環境省)には、「3℃以上の気温上昇で氷床の消失による大規模で不可逆的な海面上昇の可能性がある」 として約7.0mの海面上昇を予測しており、今を生きる私たちには、地球温暖化、原発、地震、経済等のあらゆるリスクを網羅して検討し、総合的視野に立った最善の政策判断が求められています。 しかし、南米やシベリアの森林も大量伐採が進んでいますし、人類もエネルギーを渇望する欲望はますます加速し、温暖化は嘘だという悪質なデマも足を引っ張るので温暖化対策はなかなか効果が上がりません。 それで、現在切り札と考えられている火力発電所などの発生源でCO2を固形化して排出を抑える技術ですが、上記のように簡単に試算してもかなり問題があるように思いますが、いかがでしょうか。
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- 地球温暖化論における疑問点
私は地球温暖化論に関して二酸化炭素説に納得できないところがいくつかあります。そこで、いくつか疑問点を質問したいと思います。 大気の窓という言葉が示すように、大気のよる地球放射は、すでに、ほぼ飽和に近い状態にあるのではないかと思います。 1)そこで、二酸化炭素による地球放射の吸収は、あと、どれくらいの余地があるのでしょうか? 2)水蒸気が温室効果ガスとして最も影響が強いはずです。なぜ、IPCCの報告書には、その放射強制力が記されていないのでしょうか? 3)IPCCの第四次報告書によると、太陽放射による放射強制力は、前回の0.3W/m^2という値から、0.12W/m^2へと半減したとあります。これはなぜでしょうか? 4)また、太陽による放射強制力に関して、前回は科学的理解の水準が「非常に低い」になっていました(http://www.data.kishou.go.jp/climate/cpdinfo/ipcc_tar/spm/fig3.htm)。しかし、今回は「低い」になっています(http://www.data.kishou.go.jp/climate/cpdinfo/ipcc/ar4/index.html)。これは、なぜでしょうか? 水蒸気がなければ、地球の平均温度は、今の15℃から、-18℃になると言われています。つまり、水蒸気だけで、33℃も地球の温度を上昇させていることになります。 しかも、大気組成として水蒸気は3%前後を変動しているとあります。一方、二酸化炭素は、0.04%しかありません。大気組成で考えると、水蒸気に比べて僅か百分の一です。さらに、地球放射の吸収率でも、二酸化炭素は15μmにピークがありますが、水蒸気はより幅広い範囲にわたって吸収帯をもちます(http://kobam.hp.infoseek.co.jp/meteor/radiation.html)。 5)温暖化のシミュレーションでは、百年後の温度上昇を1~6℃と見積もっていますが、二酸化炭素だけで、そんなに温度を上昇させる能力はあるのでしょうか?
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- 地球温暖化の事実を誠実に報道してきたマスコミは?
■正式な国際機関(IPCC)から「CO2が温暖化の主な原因である」とする報告が公表されていたにもかかわらず、日本国内にはこれを否定したり、疑問視する様々な「温暖化懐疑論」が蔓延し、司法の 場でも「地球温暖化」の正否が争われました。 ■ 日本気象学会を訴えた事件(平成21年(ワ)第17473号損害賠償請求事件) 温暖化懐疑論の「第一人者」槌田敦氏は自作の論文が日本気象学会の審査(査読)を通らないため、2009年同学会に対して損害賠償を求める訴訟を起こしましたが、東京地裁で敗訴。2010年12月に最高裁で棄却されて原告敗訴が確定しました。 ■ 東京大学等を訴えた事件(平成21年(ワ)第47553号謝罪請求事件、平成23年(ワ)第10874号損害賠償請求事件) 社会に広まる「地球温暖化懐疑論」の誤りを正し、温暖化の実相を伝えることを目的として、2009年10月、東京大学ら5名(※3)は『地球温暖化懐疑論批判』を出版し、槌田氏ら15名(※4)の主張する温暖化懐疑論の誤りを指摘しました。 ※3:東京大学、住明正、小宮山宏、明日香壽川、濱田純一の各氏 ※4:槌田、薬師院、渡辺、伊藤、近藤、池田、矢沢、武田、山口、丸山、養老、赤祖父等の各氏。 これに対し、槌田氏は科学者としての名誉が毀損されたとして、2009年に東京地裁に提訴。同じ立場の武田邦彦氏も陳述書を提出しました。2012年8月、東京地裁は当出版物が「専ら公益を図る目的で行われたものである」、「事実であることの証明がある」、「人身攻撃というより意見ないし論評としての域を逸脱したものといえない」として損害賠償請求を棄却。同年12月に控訴取り下げで原告敗訴が確定しました。 ■国際的学会で正式な手続きを経た論文が批判され、それをマスコミが同調するという奇妙な現象が長年続きましたが、これでようやく日本人も地球温暖化の事実を正視できるようになるのではないでしょうか。 この現象は、かって、殆どの国民が鬼畜米英と叫んだお粗末な国民性をまたも曝け出したようです。この時もマスコミが煽りましたが、今回の現象も、今後歴史的に解明されることになるでしょう。 ◎質問 ところで、今まで比較的冷静に温暖化の事実を報道し、警告してきたマスコミはどこでしょうか。 お教えいただければ、幸いです。
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お礼
ご回答ありがとうございます。 「人類の愚かさが無限であることについては確信がある」 という言葉を真摯に受け止めたいと思います。 それとともに、「煩悩具足の凡夫・火宅無常の世界は、万(よろず)のこと皆もってそらごと・たわごと・真実(まこと)あることなきに、ただ念仏のみぞまことにておわします」 (歎異抄後序) という言葉が浮かびました。