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3価鉄について
食事から摂取した3価鉄は水に溶けにくく吸収が悪いという文章を見たことがあるのですが3価鉄は水に溶けにくいのでしょうか?また、3価鉄はその名の通りイオンになっているので水に溶けてる状態なので水に溶けにくいというのはどうなんだろうと思うのですが教えてください。
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> 大きく右に平衡が偏っている 右向きに反応しようとする傾向が非常に強いということ. 一般には逆方向の反応もおこるが,この場合はそれがほとんどおこらない,ということ. もちろん,酸を加えてOH-をさらに極端に減らせば,その限りではない.
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- c80s3xxx
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ヘム鉄は基本は3価.反応中は4価になることもあるが,食べるときには関係ないだろう. タンパク状態で吸収されることはまずないと思ってよい. 少なくとも鉄ポルフィリン程度まで分解されるか,あるいはさらに分解されて無機の鉄イオンのアミノ酸錯体等で吸収されることになるのであろう.
補足
ありがとうございます。 えっつ、、、ヘム鉄の鉄って3価鉄なのですか? 今まで2価鉄と思っていました。 3価のヘム鉄は腸で鉄プルフィリンに分解されて吸収といった イメージですか?
- c80s3xxx
- ベストアンサー率49% (1634/3294)
Fe3+ + 3 OH- = Fe(OH)3↓ 極論すればこういう反応がおきるのです.細かいことを言うといろいろありますが. そしてこの反応は大きく右に平衡が偏っているので,非常に低い OH- 濃度でも沈殿ができます. 水から引き抜いてでもおころうとするくらいです.塩化鉄(III)の溶液など,濃度にもよりますが半年とか放置すれば,何もしなくても沈殿ができてきます.
補足
何度もありがとうございます。 すいません「大きく右に平衡が偏っているので」はどういう意味でしょうか? よろしくお願いします。
- c80s3xxx
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遊離の3価鉄イオンは,低いpHでないと存在できず,水酸化物等を生じて沈殿してしまう. これが一番の理由でしょう. 試しに塩化鉄(III)を水に溶かしてpHを測ってみるとわかりますが,結構な酸性になります. これはFe3+イオンが水からOH-を引き抜いて錯イオン化するからです. ここに適当な強塩基を加えてpHをちょっと上げると,7どころか3とか4とか,あるいはもっと低いあたりで沈殿が出てくるはずです. もちろん,濃度にもよりますが. つまり,われわれが食べる程度のpH環境では,消化吸収されるようなイオン状態にはなりにくいということ. Fe2+だともうちょっとマシですが,これでも中性はきびしい. もちろん,どちらも溶解度が0というわけではないですが,たとえば鉄剤とかは吸収率は非常に低いことを前提に使うんでしょうね.
補足
詳しい解説ありがとうございます。 すいません、ちょっとというかかなり知識不足なので補足の説明を頂ければ幸いです。 「強塩基を加えてpHをちょっと上げると,7どころか3とか4とか,あるいはもっと低いあたりで沈殿が出てくるはずです」 この部分ですがどうしてアルカリにすると沈殿がでるのでしょうか? 化学反応のしくみがよくわかりません。
- doc_somday
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>3価鉄はその名の通りイオンになっているので水に溶けてる状態なので イオンなら水に溶けているとお考えなら化学の教科書をちゃんと読むべきです。 鉱物は一体どんな状態で存在するとお考えですか。
補足
初歩的な部分がわからないので教えてほしいのですが。
補足
ありがとうございます。 動物性食品に含まれるヘム鉄の中身は2価鉄としてでも3価鉄としてでも存在しているのですか? またヘム鉄はたんぱくに包まれた状態で吸収されるので2価鉄でも3価鉄でもどっっちでも吸収には関係ないのでしょうか?