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ライプニッツの最善説と悪

ライプニッツの最善説と弁神論に関する質問です。 ライプニッツは、この世界は可能世界の中では最善の世界であり(最善説)、この世に悪が存在するのは、被造物である人間に問題がある(弁神論)があるといっています。 しかし、この主張からは 「悪に満ちた人間が、神の作ることのできた最善の人間の姿である。つまり、神は『悪をなさない』という完璧な人間を創造することはできなかった」 という、神の全能性を否定する立場が読み取れますが、ライプニッツはそういう立場だったのでしょうか?

みんなの回答

  • koiprin
  • ベストアンサー率23% (72/306)
回答No.1

べんしん‐ろん 【弁神論】 《 theodicy 》世界における悪の存在が、世界の創造者である全能な神の善性と矛盾するものではないことを弁明しようとする神の弁護論。ライプニッツが初めて用いた語で、著書「弁神論」において体系的に論じた。神義論。 神を弁護している立場なので、あくまでも神は全能という前提に立っているのでは。 現実と聖書との乖離を埋めようという努力していると思われます。

selfless
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 この「弁神論」の説明はどこから引用されたものでしょうか。 > 神を弁護している立場なので、あくまでも神は全能という前提に立っているのでは。 しかし、すると「全能なる神は、なぜ人間を悪をなす存在として作ったのか」という疑問が当然生まれますよね。 ライプニッツはそれに対し「悪をなすのは人間の罪であり、神に責任があるわけではない」と述べていますが、悪をなさざるをえない存在として人間を作った神は果たして全能といえるのか? という疑問が以前としてつきまといます。

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