- 締切済み
高校数学の整数問題です
[問題] 素数pに対してpx^2+xが整数となるような有理数xをすべて求めよ。 これを取り扱った授業では次のような解説がありましたが、(4)の式から【 】部へともっていく論理の展開が分かりません。 ―・―・ー・―・― [解答] xは有理数ゆえ、x=n/m …(1) とおける。 (m,nは互いに素な整数で、m>0 …(2)) これを与式に代入して、 p(n/m)^2+(n/m)=k (k:整数) …(3) とすれば、 k=(pn^2+mn)/m^2 ={n(pn+m)}/m^2 …(4) 【mとnは互いに素ゆえ、kが整数となるには素数pがmの倍数、つまりmはpの約数であることが必要。】 ∴m=1 or p (i) m=1のとき (4)よりk=n(pn+1)となるから、n,pは整数より、kも整数となり成立。 このとき(1)より x=n (ii) m=pのとき (4)よりk={n(pn+p)}/p^2={n(n+1)}/p m(=p)とnは互いに素より、n+1がpの倍数と分かり n+1=pl (l:整数) …(5) とおけば、k=nl(=整数) となる。 このとき(1)、(5)より x=n/m=(pl-1)/m =(pl-1)/p=l-(1/p) 以上(i)、(ii)より x=n または x=l-(1/p) (n,lは任意の整数) ―・―・―・―・― 僕の思考回路としては、(4)の式を見て、kが整数ということは 分子のn(pn+m)がm^2を因数にもつ、 つまりn(pn+m)=●m^2 (●:整数) と考えたのですが、この後の進め方が分からず手が止まりました。 解説の論理展開の意味がお分かりの方、ご教授ください。
- khabarovsk
- お礼率100% (11/11)
- 数学・算数
- 回答数2
- ありがとう数2
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
みんなの回答
- naniwacchi
- ベストアンサー率47% (942/1970)
こんばんわ。 わかりやすい形に変形した方がいいですね。 k={n(pn+m)}/m^2 …(4) (4)式は次のように変形した方がわかりやすいと思います。 pn^2= m(km- n) 【mとnは互いに素ゆえ】、右辺が mの倍数であるためには、pが mの倍数でなければなりません。 よって、【kが整数となるには素数pがmの倍数、つまりmはpの約数であることが必要。】となります。 (3)式において、左辺は明らかに nでくくれるので右辺を knと表しておけば、もう少しみやすい形になります。 最後の「思考回路」の部分ですが、●は結局 kですよね。 互いに素という条件(素数であることも含めて)から倍数の関係を導き出すところがポイントになります。
- f272
- ベストアンサー率46% (7996/17095)
k=(n(pn+m))/m^2が整数になるということは n(pn+m)がmで2回割り切れる ⇒n(pn+m)がmで割り切れる ⇒pn+mがmで割り切れる(nとmは互いに素だから) ⇒pnがmで割り切れる ⇒pがmで割り切れる(nとmは互いに素だから)
お礼
明快な視点をありがとうございました。大変分かりやすかったです。
関連するQ&A
- 高校レベルの数学の問題(方程式)教えてください!!
整数a,bを係数とする2次方程式X^2+aX+b=0が有理数の解αをもつときαは整数であることを示せ。 問題集の解答 α=n/m(m,nは互いに素な整数、mは0でない) とおく。 「質問壱 α=n/mと置いたのは有理数の形にした。だけ?」 αはX^2+aX+b=0の解なので (n/m)^2+a(n/m)+b=0 n^2+amn+bm^2=0 mが±1でない ならば、mはある素因数Pを含む。 「質問弐 ±1の条件はm=±1ならαは整数になるから?でも整数も有理数なのだからそのままでもいいのでは?」 するとn^2=-m(an+bm)も素因数Pを含む。 n^2の素因数はnの素因数だから、Pはnの素因数となり、m,nは公約数Pをもつことになる。これはm,nが互いに素であるという仮定に反する。よってm=±1 α=±n(整数) 実を言うとこの解答はほとんどわかっていません。 1.α=n/mという有理数の形にしてみる。 2.実際に与式にn/mを代入したとき、n/mが約分して整数の形になってしまう。だからαが有理数の解ならαは必ず整数ってことが証明できる。っていうことをしているんでしょうか?? でも解答みるとなんか難しいことかいてるんで良くわからなくて?こんなに難しいことしないと駄目なんでしょうか??解答ってこれ背理法ってやつですか?あまり背理法理解してないもんで。これ背理法かどうかもわからない。
- ベストアンサー
- 数学・算数
- 背理法についての質問です
p√2が無理数であることを背理法を用いて証明せよ。 という問題です。 √2が無理数であるという証明は、下のようにわかるのですが p√2が無理数であるという証明は同じように解けるのでしょうか? √2が有理数であると仮定し,これをn/mとおく. (ここに,m,nは整数で互いに素) 両辺を2乗すると 2=(n/m)^2 2m^2=n^2 よって,nは2の倍数・・・(1) n=2kとおく 2m^2=4k^2 m^2=2k^2 よって,mは2の倍数・・・(2) (1)(2)はm,nが互いに素という仮定に反し,矛盾. ゆえに,√2は無理数
- ベストアンサー
- 数学・算数
- 【mn=pl(lは整数)】
【mn=pl(lは整数)】 (mnが素数pの倍数であるとき、mまたはnはpの倍数) なぜ、mまたはn なのですか? mかつn ではないですか? aはpの倍数だけど、bはpの倍数じゃないときがあるんですか?
- ベストアンサー
- 数学・算数
- 連続したn個の整数の積
ひき続いたn個の整数の積のなかには、nの倍数が含まれることがわからないので質問します。問題は、 整数a,bを係数とする2次式f(x)=x^2+ax+bを考える。f(α)=0となるような有理数αが存在するとき、以下のことを証明せよ。 (1)αは整数である。(2)任意の整数lと任意の自然数nに対して、n個の整数f(l),f(l+1),・・・,f(l+n-1)のうち少なくとも1つはnで割り切れる。 (1)α=m/n(m,nは互いに素な整数)とおくと条件より (m/n)^2+a(m/n)+b=0, m^2/n=-(am+bn) m^2はnで割り切れるが,m,nは互いに素だから n=±1しかない。ゆえにα=±mとなり、αは整数である。 (2)f(α)=0だから、f(x)=x^2+ax+b=0となる2次方程式は、x=αなる解をもつ。ほかの解をβとすれば、解と係数の関係からα+β=-a,β=-a-αよりβも整数である。ゆえにf(x)はこの2整数α,βを用いて、f(x)=(x-α)(x-β)と因数分解できる。したがってf(l)=(l-α)(l-β)となりf(l)はl-αで割り切れる。同様に、 f(l+1)はl+1-α で f(l+2)はl+2-α ・・・ f(l+n-1)はl+n-1-α で割り切れる。 ゆえにf(l)f(l+1)f(l+2)・・・f(l+n-1)はそれらの積 (l-α)(l+1-α)(l+2-α)・・・(l+n-1-α)= (l-α)(l-α+1)(l-α+2)・・・(l-α+n-1)で割り切れる。 ここがわからないところです。 l-αからはじまる引き続いたn個の整数の積だから、どこかにnの倍数がある。 自分はl-α=-3 n=4で計算をしたら、 -3,-2,-1,0 となり0が4で割り切れるのかと疑問に思ったり、 他の数を代入して計算してみても、ひき続いたn個の整数の積のなかには、nの倍数が含まれることが実感できませんでした。 解答の続きは、よってn個の整数f(l),f(l+1),・・・,f(l+n-1)のうち少なくとも1つはnで割り切れる。でした。 どなたか、ひき続いたn個の整数の積のなかには、nの倍数が含まれることを証明してください。お願いします。
- ベストアンサー
- 数学・算数
- 整数問題の質問です。
3で割ると1余り、5で割ると3余る2桁の最大の数を求めよ。という問題で、解説は、 3で割ると1余り、5で割ると3余る数の1つをaとおくと、a=3m+1 a=5n+2(m,nは整数)と表せる。3m+1=5n+3より、3m=5n+2 n=0,1,-1のうち、5n+2が3の倍数になるのはn=-1で、このときm=-1よってa=-2 求める数は15k-2(kは整数)と表せるので k=6のとき88となる。 となっているのですが、わからないことが2つあります。1つ目は、どうして n=0,1,-1にしたのかということで、2つ目は、a=2だとどうして求める数が15k-2(kは整数)になるのかということです。教えて下さい。
- ベストアンサー
- 数学・算数
お礼
(4)式を変形して「互いに素」の条件を使えるようにするという流れがよく分かりました。【 】の文言がきっちりした論理として頭に入ってきました。ありがとうございます。