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選挙における、個人の力とは…?
選挙カーに乗って個人向けに演説したかと思えば、それなりに票持ってる組織へ頭下げに行くじゃないですか。 結局強固な組織力の前には、個人の力なんて吹けば消し飛ぶ程度の脆弱なものでしかないと思ってしまいますが…。 だからと言って諦めてしまっては終わりなんですけど…選挙において「個人」って、どれほどの力を持つのでしょうか?
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- kaxuma119
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選挙は個人個人に平等な一票を与えることから始まります。さらに投票は秘密で行われ、誰が誰に投票したかはわかりません。つまり、どんな権力者でも大金持ちでも直接使うことができる政治力は一票に過ぎないわけです。 組織票とは利害関係が一致した人々が集団を作り特定の候補に投票するように申し合せて実施されるものです。ただ利害関係は政治の一面的なものにすぎません。政治は金だけでなく多くの要素を含みます。エネルギー政策、教育政策、少子化対策、環境政策・・・・これらすべてが絡んでいるのです。 たとえばTTP。兼業農家の主が自動車関連の会社に勤めていたら、彼はTPP絶対反対の農業関係者として判断するでしょうか? それともTPP推進派の自動車産業の従事者として投票するでしょうか? 今回の参議院選挙の投票率は50%に満たないものでした。これは個人の一票なんかは組織票の前には無力だとはじめから諦めている人たちと政治に関心がない人たちとが有権者の半分くらいはいることを意味しています。逆に言えば多くの個人が意識を変えれば、とんでもない政治勢力が簡単に生まれることを意味しています。 さらに一昔前は、政治活動をするとなれば事務所を構え、ビラを作り、組織にあいさつ回りをするようなやり方しかありませんでしたが、今は、数万円かからずにネット上に自分の主張を明確にするサイトを作ることができます。普及率が70%くらいまで行っているスマホはツイッターもフェイスブックもできます。 個人が政治を変えるチャンスは決して小さなものじゃないと思いますよ。