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配電線の電界強度
6600V高圧配電線が地上10mに敷設されていると仮定した場合の 地表1mにおける電界強度[V/m]は どのように計算できるでしょうか? 非接地系において配電線の対地電圧は6600/√3=3810[V] ですので 3380[V]/10[m]=338[V/m]としても良いのでしょうか? 電界強度の規制(3kV/m)の評価方法についてご教示願います。
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三相交流の場合、それぞれの相がお互いに打ち消しあうため 理論的には ゼロですね。 バランスのズレも 捻架(字が違っているかもしれません)により少なくしているため、現実的には無視できる状態と思います。 参考ファイル http://www.cqpub.co.jp/dwm/contents/0076/dwm007601150.pdf
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- Nebusoku3
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補足の部分を拝見しました。 >配電線が1線だけ独立して存在していると仮定すれば、対地電圧を、対地までの距離で除したもの(上記で言う所の380V/m)が電界強度になるという理解で問題ないのでしょうか? また、電気鉄道(DC1500V)の場合、架線(トロリー線)とレールとの間に1500[V]の電位差があるため、トロリー高さが5[m]と仮定すれば電界強度は1500/5=300[V]になると考えられます。 >送配電線の近くに蛍光灯を持参すれば、電源がなくても発光する現象をよく耳にします。 3相送配電線における、周辺の電磁界が理論的にゼロでも、バランスのズレによって、ある程度の電界が発生しているという理解でよいのでしょうか? ●3相の配電で1線だけが独立してあった場合はその様になると思います。 3相(a, b, c) のうちの1相(a ) の対地容量を仮に 10C としたとき, 1mの位置までの静電容量は 1C、 1m から地面までの容量は 9C になるので 電圧配分は E x 1C/(9C+1C) = E/10 で良かったと思います。(殆どのものが C と L と R に 近似可能ですが、 空気の抵抗を無限大、 L は無く C だけと仮定。インピーダンスは 1/ωC を使用) ●相配電線の近くで蛍光灯が点灯。。。 これは特に山岳にある比較的低い高圧鉄塔のそばに行ったときにその現象が見れると聞きました。 それは3相の3線がうまく捻架 されてない場合、バランスが崩れているためのリーク的なもので家庭で点灯するようにはっきり明るくつくとは限らず、グロー放電的につくようです。鉄塔下の自分が立っている高さによっても点灯の具合が微妙に違ってくるようです。(棒状の蛍光灯の一端を握って上に掲げれば分かりやすいと思います。) 電界内に入った物質は人間を含め全て電気回路に等化されて考えられ、蛍光灯もその一部となった為の現象と思います。 250KV以上級になるとズレの影響はかなりあるとおもいます。最近はケーブル送電の方も技術が高くなり、その方が総合的に効率が良いかもしれないですね。
お礼
大変よくわかりました。 ありがとうございます!
お礼
大変参考になりました。 早速のご回答ありがとうございます。 貴重な資料も教えていただきまして ありがとうございます。
補足
質問者です。 早速の標記の内容、大変よく理解できました。 改めて感謝申し上げます。 電気施設技術基準で規制されている3kV/mが どのような場合に、逸脱(違反)してしまうのか 興味があり、このような質問をさせていただいております。 そこでもう1点、追加でご教示いただければと思います。 ご回答の主旨から、例えば 配電線が1線だけ独立して存在していると仮定すれば、 対地電圧を、対地までの距離で除したもの(上記で言う所の380V/m) が電界強度になるという理解で問題ないのでしょうか? また、電気鉄道(DC1500V)の場合、 架線(トロリー線)とレールとの間に1500[V]の 電位差があるため、トロリー高さが5[m]と仮定すれば 電界強度は1500/5=300[V]になると考えられます。 送配電線の近くに蛍光灯を持参すれば、 電源がなくても発光する現象をよく耳にします。 3相送配電線における、周辺の電磁界が理論的にゼロでも、 バランスのズレによって、ある程度の電界が 発生しているという理解でよいのでしょうか? 恐れ入りますが、ご教示いただけますと幸いです。