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電柱で工事する人の資格について
- 電柱で工事する人の資格について調べてみました。
- 電柱での作業は電力、通信線、その他に関わるものがありますが、それぞれに必要な資格が異なるようです。
- 一般用電気工作物ではない電力に関する作業や通信線の取り付けには、それぞれの分野の資格が必要となるようです。
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某電力会社の配電線工事の請負会社を経営しています。 そのような車両を高所作業車と呼びます。 特に電気工事で使用される配電用の高所作業車はバケットの最大地上高は15mに達し、故に高所作業車のオペレーターは技能講習を受け、その終了証を携帯して作業に従事します。 また配電用の高所作業車にはバケット部分に最大吊り上げ加重が490Kgのウインチがあり、そこにサブブームを取付しての簡易クレーンにて変圧器や開閉器等の重量物を一気に柱上まで吊り上げる事ができます。 そのために法令では特に必要とされているものではありませんが、安全対策と知識を得る事を目的として、オペレーターには玉掛けと巻上機の資格は大抵は必須とされています。 確かに電力会社の配電線は一般用電気工作物ではなく事業用電気工作物ですが、電気工事士の資格も無い者は電気工事に携われるだけの知識もない者として見られます。 よって最低でも第二種電気工事士の資格を有する作業員に柱上作業での電線接続などの作業が任されます。 それと配電線工事は高圧線と低圧線を扱いますので、電気工事の現場にて作業に従事する者全員が、事業所から指定された教習機関にて特別高圧、高圧、低圧の電気取扱業務の講習を受ける事が義務付けられます。 配電線工事は非常に高度な知識と技術を要しますので、電力会社によって多少の差はあるでしょうが、高圧活線作業、高圧間接活線作業等の技能訓練や資格なども必要とされます。 これは労働安全衛生法における危険有害作業に該当する事から、発注者側、受注者側双方に安全管理における絶対的な取り決めが発生するからです。 そのように電力会社の配電線工事は、高所で高電圧の活線を扱う業種です。 このような常に死と隣り合わせで作業を行うような業種は世の中でも非常に稀です。 だからこそ作業員には高度な知識と技術が求められます。 現場での安全対策もとても厳重に行いますし、当然安全管理も非常に厳しく行います。 なので配電線工事の現場では滅多に重大災害は起きませんが、それでも全国で年間に10名程度、くしくも命を落としてしまう作業員もおります。 通信線関係は判りません。
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- chie65536(@chie65535)
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(1)は、当サイトの他の質問 http://okwave.jp/qa/q3202346.html を見ると、電力用電柱には ・第一種電気工事士 ・高所作業車(10メートル以上) ・玉掛け技能講習 などの資格が必要のようです。 高所作業車を自分で操作しないなら(バケットに単に乗ってるだけなら)、第一種電気工事士だけで良いように思います。 (2)は、高所作業車を自分で操作しないなら、電気通信設備工事担任者の国家資格さえあれば良いように思います。 (3)は、資格は特に何も要らないと思います。自宅の敷地内に無線機用のアンテナタワーを自分で建てましたが、タワー上で作業する際、事前に電気通信管理局に問い合わせた所「無線従事者免許さえあれば大丈夫」って言われました(設備が無線設備だったので)
- jaham
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基本的には、工事の指揮監督をする者が資格を持っていれば実際に作業する者が資格を持っていなくてもかまいません 高所作業車を操作するには、そのための講習を受け終了試験に合格し証明書を持っていることが必要です 電線の接続等は、発注者の指定です(作業の品質を確保するための) ほとんどが 安全対策のための資格で 一部が作業の品質を維持するための資格です 法令等で要求されるのは作業の安全対策の資格です
お礼
回答ありがとうございます。 一般用電気工作物の工事には電気工事士という資格を設けながら、より高度な知識と技能が求められるはずの事業用電気工作物の工事には資格が設けられていないというあたりがいまいちしっくり来ないのですね。 しかし現場で働く人達は実際は最低でも第二種電気工事士以上の資格を持つ上に講習や技能訓練等を通して高度な知識と技術を維持している。それだったら別に資格を設ける必要もない、と考えることにしました。 高所作業車、玉掛け、巻上機などの用語は初めて見ます。別途調べてみます。 どうもありがとうございました。