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マンガに卒業証明書が男子からもらうことについて

 日本語を勉強中の中国人です。たかぎなおこさんのマンガを読んでおります。そのなかに、学校の学生たちは卒業証明書をもらうシーンがありました。学生たちはみんな席についており、名前を呼ばれることを待っています。クラスごとに男子生徒から名前を呼ばれているようです。つまり、男子全員が卒業証明書をもらってから、女子全員の番になります。日本の皆様に確認させていただきたいのですが、これは本当のことでしょうか。もしそうでしたら、私は「これは、日本は男性社会である表れ」ととらえてよろしいでしょうか。  また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • amaguappa
  • ベストアンサー率36% (140/385)
回答No.5

ご参考に。http://okwave.jp/qa/q63846.html 最近は日本でも男女混合名簿も増えたようですが、慣習的にはながらく男女別に名簿を作っており、行事にもそれを利用してきています。こんにちも幼稚園から高校まで、多くの教育現場で慣習として続いており、男子のグループが先に置かれているのも事実でしょう。 さて、日本の管理教育制度は明治時代に西欧に学んだものですが、それ以前の時代にも日本なりの教育制度をととのえていました。というのも、歴史的に日本は荘園制度に支えられた貴族政治と武家政治によって中世の国家を構築しましたので、エリートの養成および、経済の循環を支える裕福中間層にある大きな農家や商家の教育が、めんめんと行われてきたのです。すると、男子教育と女子教育はおのずと役割が違っていました。これは結局は現代の企業戦士と妻か、事業経営者と妻といった形において、気質として引き継がれているような気がします。さて、この土台があって、移入してきた近代西欧の学校制度はと言いますと、けっこう日本と方向性が似ていたのです。しかも学童期の子供について、日本よりも厳格に男女分けをしていました。西欧は古くからの日本よりも、はるかに男性優位の風土を持っているのです。日本がこじんまりとした生産共同体の社会であるのに比べ、戦闘と交易で金銭や労働資源を蓄えてきた歴史があるからでしょう。ともかく、日本が長く持っていた教育風土を近代合理主義的に改変したところ、日本は役割分担意識のうえにあるゆるやかな男女区別をとくに変革する必要に迫られませんでした。日本はもともと、武家でも公家でも、女子に相続権がありましたので、女子の地位がことさら低いという観念もなかったのです。そして文盲率も西欧よりはるかに抑えられていました。さらに付け加えるべきは、世界的に見ても無教育な児童を男女混ぜて野放しにしておくと早い段階で性交してしまうのですが、そして、女性蔑視の温床となってしまうのですが、日本という国はそのような社会的暗部を抱えることなくあゆんできました。異民族の異言語が接しあって揉まれてきたような大陸の統治不安定な地域は、そうした暗部に陥りがちなのです。こういう温度差が、日本と西欧諸国、また日本と大陸のあいだにあって、一見おなじような男女別の制度とみえるものでも、中身や背景は少し違っていると言えるでしょうね。学校の名簿を男女混合にしようという動きは、教育界の新左翼的な独特の文化によるところも大きいはずで、日本の西欧化と新左翼と伝統的なものとは、ねじれをおこしているのです。男性優位社会への反動という切り口からでは見通せないでしょうし、慣習的な男女区別や名簿の順序が男性優位社会の反映だとも単純にいえるものではないでしょう。

awayuki_cn
質問者

お礼

 ご親切に教えていただきありがとうございます。参考質問もとても参考になりました。

その他の回答 (5)

  • booter
  • ベストアンサー率34% (269/769)
回答No.6

こんにちは。 卒業証書を男女の順で貰うことは本当です。 おおよその学校でこのようにやっているでしょう。 しかし、それが即、「これは、日本は男性社会である表れ」と捉えるのは少し正確に考える必要があります。 いずれの社会も ┣━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━━━┫ A                B                  C A:完全女性優位の社会(男性蔑視を許容・遂行) B:男女平等 C:完全男性優位の社会(女性蔑視を許容・遂行) という数直線上に点を打つことが出来るとした場合、 現代の日本が完全なCである事はありえません。 かと言って完全にBであることもありません。 世界におけるおおよその国は、このBとCの間に点を打つことが出来ると思います。 日本は、女性の社会的進出が進んでいる北欧に比べれば男性社会よりだと思いますが、 女性が自動車を運転できないイスラム社会よりは女性の権利が保障されている社会でしょう。 現在ではこの男性・女性の社会的保障性差について、性差によって権利通儀の格差が発生しないように注意を払っているのが日本における現状です。名簿の男子が先、女子が後、というのは昔からの慣習でやっているだけなので、それが社会的な保障や権利へと結びつくわけではありません。順番によって得られる権利が違うということになれば、日本において大問題になるでしょう。ですが現行そのようなことはありません。この意味において、日本の女性は権利通儀的、法的に守られています。

awayuki_cn
質問者

お礼

 ご丁寧に教えていただきありがとうございました。参考になりました。

回答No.4

日本が男性社会という話題はよく出ますが、西欧社会が レディーファーストとかフェミニズムに力を入れるのは、 基本的に西欧社会が男性社会だからです。 逆に日本社会は古代は、通い婚~母系社会であり、 今でも妻がサイフのひもを握っている事からも分かるように、 女性に主導権実権があり、男性は“マツリゴト”の範囲で のみ威張っているだけです。 それは、今でも九州に色濃く残っているように、女性が 実権を握っていて、男性をたてる事により、イザという時に 否応なく死地に赴かざるを得なくしているのです。 名前を先に呼ばれたからといって何の益があるのでしょう? 「ブタもおだてりゃ木にのぼる」です。

awayuki_cn
質問者

お礼

 早速のご回答ありがとうございます。いろいろ参考になりました。女性がイザという時に否応なく死地に赴かざるを得なくするのは大変ですね。私は臆病者で死が怖くてできないような気がします^^。名前を先に呼ばれた益とは、もういらいら待たなくて、先に卒業証書を手に入れることができるという極単純なものではないでしょうか^^;。

  • hekiyu
  • ベストアンサー率32% (7193/21843)
回答No.3

”これは本当のことでしょうか”     ↑ かつては、それが一般的でしたが、現在では だいぶ変わっています。 男女が交互にやる場合もありますし、女子から 先に、という学校もあります。 「これは、日本は男性社会である表れ」    ↑ そうだと思います。 日本は、男系の母性社会です。

awayuki_cn
質問者

お礼

 早速のご回答ありがとうございます。いろいろ参考になりました。「男系の母性社会」という言葉ははじめて聞きました。興味を持っており、別の質問で聞かせていただきます。そちらでもご意見いただけたら嬉しく思います。

noname#180711
noname#180711
回答No.2

>これは本当のことでしょうか。  本当のことです。 >もしそうでしたら、私は「これは、日本は男性社会である表れ」ととらえてよろしいでしょうか。  いえ、それほど大きな問題ではないと思います。男女を分けて接しているだけです。男子と女子を名簿で分けているので、混ぜたくないだけだと思います。女子から呼んでも、反対はありません。  それと今回は日本語のミスが多いです。特にタイトルが。  「漫画で、卒業証明書を、男子から順番にもらうことについて」  これでどうにか意味が分かるかな。あるいは、シンプルに  「卒業証書の授与の順番について」

awayuki_cn
質問者

お礼

 早速のご回答ありがとうございます。私の考えすぎかもしれませんね。いろいろ参考になりました。質問文の添削にも感謝いたします。これから気をつけます。今回は私の本当の日本語レベルです。もっとがんばります。

noname#181644
noname#181644
回答No.1

国会議員の男女比率を見ても分かる通り、仕事=男、というのが根強いですが、昨今はだいぶ変わってきています。女性の社会進出も随分進んでいますが、まだ、仕事においては男性が優位であり、家庭においては、女性が優位というのが通念的ではあるようです。 卒業証書の順番は、別にどっちが先でもいいですし、日本では、「とり」と言いまして、一番最後が栄誉であるという文化もあります。男子が先に貰えば、女子が最後にもらうということですよね。 いずれにせよ、そんなことは社会の偏りを示しているという指標にはなりにくいのではないでしょうか。

awayuki_cn
質問者

お礼

 早速のご回答ありがとうございます。さきにもらう人は得だと単純に考えただけです。いろいろ参考になりました。

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