• ベストアンサー

燃料電池自動車で発生する熱エネルギーの処理について

燃料電池自動車について。水素タンクを積み込み様々なユニットで電気エネルギーとして利用することは理解できますが、熱が発生すると思いますが、機構的にどう処理するのでしょうかご教示ください 冷暖房ですか?そのような熱交換ユニットはないと思うのですが?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • aburakuni
  • ベストアンサー率30% (470/1562)
回答No.4

燃料電池車は21世紀に入って開発に拍車がかかり、以下の様なタイプが追及されました。 1)メタノールを燃料とするタイプ、天然ガスからメタノールを作れるので、主に欧州のメーカーで研究された。水素を取り出す改質器の温度は300℃程度。 2)ガソリンを燃料とするタイプ、ガソリン供給インフラがそのまま使用できるので、米国で研究された。水素を取り出す改質器の温度は850℃程度。 3)水素そのものを燃料とするタイプ、主に日本で研究された。供給インフラと貯蔵方法に課題あり。 以上でしたが、トヨタはエクソンモービルが仲立ちして、GMと2)についても共同研究していました。 結局ホンダとの実用車先陣争いが在り、トヨタ・ホンダが水素自動車の「完成」を宣言したために、燃料自動車は「実用化」しましたが、普及は棚上げにされて現在に至っています。 他のタイプで開発されていたら、仰る様な問題があったでしょうし、環境問題的には水素を得る事で温度と二酸化炭素が発生しています。 家庭用燃料電池に関しては、その燃料はガスや灯油ですが、改質器の熱は温水を作ることで効率が高くなっています。 水素燃料自動車は改質器が無い事で、発生熱以外の問題も回避できる事になりましたが、逆に1)や2)のタイプの持っていた普及へのハードルの低さが無いと言う問題を抱えています。 そのハードルとは、水素供給インフラ・自動車の超高圧タンクの危険性と経済性両立・水素自体のエネルギー密度の低さ。

nic83039
質問者

お礼

ご丁寧に説明してくださり有難うございます。改質器を搭載した燃料電池自動車の発想は10年前で、現在は(既に改質を終えた)水素タンクを搭載することになるので、FCスタックの温度は80度ぐらいに抑えられるようですね。EVと異なり振動は無いものの再び熱エネルギーが80度とは言え発生するため、ラジエーターが再び必要になるようですね。ガソリン車と異なり、低い温度域での熱交換となるため、ラジエーターはむしろ大型化するようですね。有難うございました。

その他の回答 (3)

  • jkpawapuro
  • ベストアンサー率26% (812/3032)
回答No.3

燃料電池の熱効率はざっくり70%台、モーター効率が85%~90% おおざっぱに考えると、出力の半分の排熱が出ます。 ガソリンエンジンが32%、つまり出力の倍の排熱が出ます。 つまり排熱の量がガソリンエンジンの4分の1になります。 しかも、電池とモーターの位置はばらばらで構いません。 これだったら空冷(つまり空気の通り道を通すだけ)で十分でしょう。 もちろん暖房用に熱を取るのにも利用すると思いますが、寒冷地だと暖房が効くのには相当時間がかかるでしょうね。 冷房は水素タンクから冷熱が取れるので、非常に効率的だと思います。

nic83039
質問者

お礼

早速ご回答いただきありがとうございます。空冷で済む廃熱ということは20度前後なのでしょうか?燃料電池車の構成部品にラジエーターが出てこないのですが、そこまでの必要がないということですね。ありがとうございました。

  • dragon-man
  • ベストアンサー率19% (2701/13654)
回答No.2

その程度なら放熱は普通の車よりはるかに容易だし、冬の暖房にも使える。前の回答者さんも言っておられる圧縮水素の放出ででまれる冷気は冷房に使える。その際の熱交換は今のエアコンと同じでしょう。使わないなら暖気も冷気も捨てればいい。熱交換の必要はないでしょう。暖房も冷房も出来ない電気自動車にはないメリットですね。暖冷房が出来ない(やったら航続距離が短くなる)電気自動車は実用性の点で疑問ですが、燃料電池車なら問題ありませんね。

nic83039
質問者

お礼

ありがとうございます。小生PHEVに乗っていますが、暖房の効きが悪いので、シートヒーターが前席にはついていますが、電気でそこを使ってしまうということだったんですね。やはり燃料電池自動車ですね。ありがとうございました。

  • seble
  • ベストアンサー率27% (4041/14682)
回答No.1

燃料電池そのものは発熱するのかな?どうだっけ? 仮にするにしても、たぶん、自動車を走らす程度だとさほどの熱は発生しないように思います。適当な放熱フィン程度で充分なのかと。 また、水素ボンベを使う場合、高圧で充填するでしょうからそれを放出した場合、気化熱として周囲から熱を奪います。 (つまり冷える、エアコンと同じ) プラマイで均衡に近いのでは?

nic83039
質問者

お礼

ありがとうございます。水素ボンベからの気化熱=冷えるということが利用できるということは知りませんでした。熱エネルギーだと冷房には使えそうですが、冬の暖房時に冷却が起こることは燃料電池自動車のある意味欠点といえるかもしれませんね(電気を余分に使うという意味で)ありがとうございました。

関連するQ&A

  • 燃料電池車の動力源について

    水素燃料自動車は水素エンジン、電気自動車はモーターですよね。 燃料電池車は水素と酸素からエネルギーを得て、何をつかって動力を生み出しているのですか?

  • 燃料電池ハイブリッド車と燃料電池自動車の違いがわかりません

    燃料電池ハイブリッド車と燃料電池自動車の違いがわかりません 教えてください!! そしてもう1つ 燃料電池車において、水素が有力視されていますが 直接水素を入れるの方法ではなく ガソリンを利用して水素を取り出すとあったのですが、 ガソリンから水素を作り出すのでしょうか? それとも、なんかの物質からガソリンのエネルギーを利用して 水素を取り出すのでしょうか? 燃料電池自動車はどのくらいまで開発ができてるのでしょうか? トヨタではかなり進んでるらしいのですが・・・

  • 燃料電池自動車

    燃料電池自動車が2015年、量産販売に向けて動き出しているとのことですが、実際はあと三年で販売可能なんですかね? 今の電気自動車のように、徐々に普及してくるとは思うのですが、まだまだ越えなくてはならない壁が多々あると感じました。 燃料電池自動車って自宅での充填は不可能ですよね? そうすると電気自動車以上に水素ステーション等のインフラ整備が重要になってくるだろうし、超高圧の水素を扱うわけですから、電気スタンドより当然コストが掛かってくると思います。 確かに2015年販売に向けて動いているかもしれませんが、車体価格、水素ステーションの数、燃料費などのことを考えたら、今の電気自動車のような手軽さを全く感じないし、なんとなくですが個人的にはあと10年くらいはかかるんじゃないかなぁ?と感じました。 実際のところどうなんですかね。 詳しい方教えてください。

  • 水素燃料電池自動車

    水素燃料電池自動車、たとえば、トヨタFCHV-advは、水素充填圧力70 MPa、水素タンク容量156 Lで航続距離830 kmとの記事がありました。フル充填で830 km走るとガス欠になる訳ですが、水素燃料電池自動車のガス欠とはどういう状態なのでしょう。水素を消費すればタンクの圧力は低下していきますが、タンク内の水素を使い切ったときがガス欠でしょうか。それとも、タンク圧力がある圧力まで低下すると発電しなくなるのでしょうか。教えてください。よろしくお願いします。

  • 燃料電池について

    燃料電池について 水素と酸素が化学反応を起こす事によって、「水」と電気が発生 する燃料電池 について質問です。   ・ポータブル機器に燃料電池を搭載した場合、「水」の排出は  どの様に考えているのでしょうか?  →自動車であれば、マフラー等から「水」を地上に排出すれば   問題無いですが・・・ 「水」の処理と言う観点から、ポータブル機器向け燃料電池は、 使い勝手が悪そうな気がします。 お手数ですが、教えて下さい。

  • 燃料電池についてです。

    水素エンジンは,水素を燃やしてエネルギーを得ていますね。 燃料電池は,水素と酸素を,ただ触れさせるだけで電気を取り出すことができるのでしょうか? つまり,水素と酸素を混合させただけで,電気が生じるのでしょうか? いくつかのサイトを見たのですが,いまひとつわかりませんでした。 燃料電池のしくみをご存じの方がいらっしゃいましたら,どうぞ宜しくお願い致します。 中学生でもわかるように説明していただけると幸いです。

  • 自動車の燃料電池の将来性について教えて下さい

    燃料電池の将来性について教えて下さい。 自動車に燃料電池を使おうとしても、リチウムの絶対量が少ないため実用的ではないとの事を以前どこかで見聞きしたのですが事実でしょうか? ホンダの水素燃料や、三菱の電気エネルギー自動車のCMを見て疑問に思いました。 次世代で主流になる可能性の高い燃料は何でしょうか? ガソリンからどうシフトしていきそうなのか教えて下さい。 (技術的な問題だけでなく、利権など経済的な背景もあると思いますが) こんなキーワードで調べてみなさいという回答でも結構ですので、宜しくお願いします。

  • 燃料電池の効率について

    燃料電池って、水素と酸素を燃料にするのですが、 その水素と酸素はどうやってつくりますか? 私の想像ですが、水素は水の電気分解、酸素は空中からでしょうか? 質問の要点は、こうして作った水素と酸素を燃料にして発電しても、燃料を作るときに必要なエネルギーが大きかったら、本末転倒の気がするのです。 燃料電池搭載の自動車など開発中だと思いますが、燃料が高かったらエコにならないですよね。 まあCO2が出ないので環境性能は期待できると思いますが、エネルギー効率自体は、全体で見るとどのくらいあるのですか? また大規模の燃料電池発電所みたいなのは、将来できますか?

  • 燃料電池(自動車)

    HONDAのFCXクラリティは燃料電池で駆動しています。 水素と酸素を反応させて電気を起こすというのは分かっています。水の電気分解の応用で電気分解の逆の工程を行っているというものですよね。 ここで、質問があるのですが…水素と酸素を反応させて、エネルギーとなる電気を生み出し、最終的に水が発生します。この水をさらに電気分解して酸素と水素にまた分解して電気を得るというようなことはできるのでしょうか? 単純に考えるとできるような感じがするのですが…そうすれば、半永久的に駆動できますよね(たぶん) どうでしょうか? それを車の内部だけで行っていけるのでしょうか?

  • 燃料電池自動車の排水は汚い?

    燃料電池自動車を動かすにあたって、水素と酸素の結合によって水ができますよね? その水は工場廃水のように汚いものなのか(化学物質とかが混じっていて、街で走らせるには水処理が必要?)、それとも飲料水のようにキレイなものなのか、どちらでしょうか? 今後、燃料電池自動車が広まると、また新しい環境問題が発生してしまうのかなと、ふと疑問に思い質問させて頂きました。