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第二次大戦の日本の戦術
世界一といわれる兵士を持ち、精強な搭乗員を持っていた日本。 しかし、戦術、将官がダメだったように思います いしはらかんじが目指したように中国と連携して、ソ連を牽制しつつ、主戦力を南方へ 水雷畑の南雲など使わずに航空専門の人間を機動艦隊司令にすればミッドウェーでも勝てていた 臆病な水雷艇、戦艦の将官の教育をしっかり行う 油だけ使い、何もしていない新造戦艦(大和武蔵陸奥長門)をフルに活用する いくら物量のアメリカと言っても、パールハーバーや、ミッドウェーなどの前線基地を落としていればどうにかなっていたと思います この戦術ではどうなったと思いますか?
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戦術レベルがいくら優れていようと戦略がダメなら勝てる戦も勝てないというのが常識ですが。 中国との連携などという夢物語が出来ようがどうしようが、太平洋戦争をパールハーバーの奇襲攻撃という形でアメリカに宣戦してしまった時点で、まずアメリカのの停戦交渉という道が閉ざされてしまっています。 日本がアメリカに戦争で勝利する条件は唯一「緒戦でアメリカ国民に厭戦気分にさせて停戦交渉」しかなく、時間が経てば経つほど戦力差は開くばかりなので、個々の戦闘で戦術的勝利を重ねることができたとしても、いずれは完膚なきまでに叩きのめされるのがオチです。
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- phantom1
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戦術が多少良くても、戦略が誤っているので挽回できなかったと思います。 所詮、戦略的失敗を戦術的成功の積み上げで覆す事はできないのです。 当時の日本と米国の戦略的環境における決定的な差は、以下の通りです。 ○日本は、米国の首都ワシントンDCを占領できる国力が無い。 ○米国は、日本の首都東京を占領できる国力がある。 これだけでも、米国に勝てない十分な理由になります。 米国にしてみれば、時間をかけて横綱相撲を取っていれば、確実に勝てる戦争だったわけですし、緒戦で大損害を被ったとしても、十分回復できる国力もあったのです。 こう言うと、後年のベトナム戦争では、ベトナム民主共和国(北ベトナム)は米国と戦争して勝ったではないか?との疑問が湧くかと思いますが、北ベトナムには、ソ連や中国という、強力な支援国があった事を忘れてはいけません。第二次世界大戦当時、米国の戦争継続意思を怯ませるほど強力な日本の同盟国はありませんでした。ドイツとは、余りにも地理的に隔絶され、殆ど連携できませんでしたし、ソ連との間に中立条約はありましたが、相互依存度は極めて低く、利害の面で関係は冷え切っていました。 中華民国政府との連携は、はっきり言って論外でしょう。無理です。 仮に蒋介石と何らかの合意が出来たとしても、国民党政府はそれほど強い権力基盤をもっていませんし、反日感情が盛り上がっている国民を、対日協調の方向へ誘導できるとは思えません。共産党勢力を勢い付かせないためにも、日本という共通の敵が必要であり、そこに向かって収斂することで、危ういバランスを保っていたのが、当時の中国の国内事情でもあるのです。 ついでに言うと、1943年末に開かれたテヘラン会談の段階で、米国としては、日本には無条件降伏以外を認めない方針が決まっており、英国、ソ連もこれを了承していたようです。
- makocyan
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>世界一といわれる兵士を持ち、精強な搭乗員を持っていた日本。 →緒戦はね。ただし、効率的な搭乗員の養成システムを持っていなかったし、機体の防弾・防火システム、それから墜落した機体の搭乗員の捜索救難システムも不十分でした。いくら才能にあふれた搭乗員であっても一旦被弾したらおしまいでは実戦経験が積めない。これではどうやっても熟練搭乗員は大量には出来上がりませんから、あっという間に不足しますよね。 >いしはらかんじが目指したように中国と連携して、ソ連を牽制しつつ、主戦力を南方へ →内戦状態の彼らとどう連携したものでしょうか。そもそも契約の概念がない民族なので、下手に約束なんてできないですよ。(今でもあんまり変わらない) >水雷畑の南雲など使わずに航空専門の人間を機動艦隊司令にすればミッドウェーでも勝てていた →航空戦の指揮は事実上「航空の神様」のゲンダ氏がとっていたはずなんですよね。それから、当時の空母機動部隊の攻撃用航空機は97式艦攻、99式艦爆ですが、800kg爆弾じゃ行動中の艦船にはあたらないし、命中率の高い250kg爆弾は致命傷を与えられないのはわかっていました。大型艦を攻撃可能で致命傷を与えうる唯一の手段は、当時の最先端兵器である魚雷だけだったんです。しかもその魚雷は取扱いが非常に難しいときている。そうであるならば、魚雷(航空魚雷と艦載魚雷の違いはあるけれど)の扱いに慣れた水雷畑の南雲を頭にもっていったのは、あながち間違いとは言い切れないかもしれません。 >臆病な水雷艇、戦艦の将官の教育をしっかり行う →この当時すでに水雷艇は最前線の兵器じゃないですよ。水雷艇指揮官の戦意不足が問題になったのは日露戦争時代のお話では。 >油だけ使い、何もしていない新造戦艦(大和武蔵陸奥長門)をフルに活用する →使いたくてもフルに使うだけの油がないんです。それに、おいそれと建造できない戦艦をむやみに使って失うわけにもいかないし。他の方も指摘しているフリートビーイングですね。 >物量のアメリカと言っても、パールハーバーや、ミッドウェーなどの前線基地を落としていればどうにかなっていたと思います →保有する船腹量が圧倒的に不足していましたからねえ。仮に根拠地を落としても維持できるだけの食糧、弾薬、燃料を供給できない。それに、アメリカが勝っていたのは物量だけじゃないですよ。ご存知レーダーに置ける電子技術、通信技術、人造ゴムや油脂関係の化学技術、弾や装甲の冶金技術、公差にあらわされる精密加工技術など、あらゆる分野で日本は圧倒的に劣っていました。これに加えてロジスティクスでは比較にならないほど劣っていたわけですから、小手先ではどうにもならなかったと思いますよ。
- eroero1919
- ベストアンサー率27% (3007/11113)
>中国と連携して、ソ連を牽制しつつ、 それはねぇ、現代でいうと習近平の中国と連携して北朝鮮を牽制する、みたいなもんですよ。国民同意が得られません。当時の新聞にはね、こんなふうに書いてあるのです、「礼儀知らずの中国人に礼儀というものを教えてやろう」って。最近のネット右翼といっていることが同じですよね。 >水雷畑の南雲など使わずに航空専門の人間を機動艦隊司令にすればミッドウェーでも勝てていた 前半部分にもツッコミどころはあるのですが、それははしょるとして仮にミッドウェーで勝てていたとしてもね、どのみちいつかどこかで負けていました。だって、開戦後に日本が完成させた空母(改装空母を除く)は雲龍型空母4隻と大鳳、信濃の6隻。一方アメリカは、1944年までに就役させた分でもエセックス級空母が14隻。エセックス級全体では戦後も含めて20隻が就役。他に軽空母が9隻。護衛空母が数えられないくらい。ちなみに日本は雲龍型空母が完成したときはもう載せる飛行機がほとんどありませんでした。 >臆病な水雷艇、戦艦の将官の教育をしっかり行う >油だけ使い、何もしていない新造戦艦(大和武蔵陸奥長門)をフルに活用する 艦隊現存主義(フリート・イズ・ビーイング)といいまして、軍艦というのは「存在する」ことに意義があるのです。古くは白村江の戦いからサラミスの海戦、レパントの海戦、アルマダの海戦、日本海海戦のように海戦というのは海戦に勝った方が戦争そのものに勝つことに直結します。海戦に負けると、負けた側の軍艦がなくなるので負けた側は補給線を維持できなくなります。そうなると戦争は継続できなくなるのです。 だから戦艦というのは、必ず勝てそうな場面でない限り投入しないのが原則です。だからドイツ海軍もイタリア海軍も滅多なことでは出撃しませんでしたし、あの伝統あるイギリス海軍でさえ新鋭戦艦はビスマルクが出撃したような場面でなければ軽率に投入せず、一番こき使ったのは第一次大戦以来のおばあちゃん艦であったウォースパイトでした。 戦術でどうなるレベルではなかったのですよ、あの戦争は。そして戦略レベルで見ると絶望するしかなくなります。
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ではなぜ大和を特攻に? 必ず勝てそうにない場面で金剛型やを派遣して、沈んでいます アメリカの新鋭戦艦に金剛型で勝てるわけないじゃないですかw 大和だったら勝てていたかもしれません つまり金剛型の沈没は無駄だった これに続き扶桑型も沈んでいき、そもそも戦艦が少なくなり艦隊を維持できなくなっている
- PENPENMAKKY
- ベストアンサー率17% (344/1984)
米内光政の立場で書きますね yamadaichirou君、そんな作戦では直ぐに戦争が終わってしまうではないか! 対米戦のお陰で我らが海軍の戦う理由と場所ができたのだぞ 対米戦を終わらしてしまったら臨時戦費をまた陸軍に持っていかれてしまうではないか! 君は何を考えているのだ? 海軍の戦費はかかるのだから臨時予算の割合を陸軍3、海軍7になるような作戦を考えたまえ! 石原莞爾の名前を出すという事は陸軍非主流派の親派なのかね? 我らが海軍を裏切るという事はそれなりの人事を受け入れるという事だな? 明日にでも辞令を出すから君は軍令部から出て行け!!! こんな目に遭うと思われますが… 南雲はミッドウェイ作戦を立案してませんよ 作戦を立案したのは航空畑の山本五十六と源田実です 赤城を米軍の魚雷攻撃から守ったのは南雲中将です。新米だった青木艦長から指揮権を一時的に奪い操艦して魚雷を全弾回避しました。空母が被弾した後、水雷戦隊で米空母への夜襲も計画しましたが山本が撤退命令を出したから中止したのです。 負けが決まったのに無駄な攻撃を行って空母を失った山口とかいう提督は人気らしいですが…
補足
南雲が爆撃用の爆弾を魚雷に変えろといって混乱したのではなかったんですか?
- shirouuda
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45年には、100隻の空母でアメリカ軍はやってきますが、どのように戦うのでしょうかねえ。 45年までにアメリカを降伏させる手段などありませんし。 そもそも、中国と連携するには、中国から撤退せねばならないし、らにそれができたらアメリカと戦う理由はないし。 さらに、石原はダメ。石原は戦闘指揮者であって、戦争を理解はできていないし。戦争は政治の継続。だから、軍人は外交官と綿密な打ち合わせを行い、主権者の許可をもらって行うモノ。石原はそれが分かっていない。だから、石原のせいで、世界を敵に回して国連を脱退する羽目に陥った。石原の戦争は、審判の準備ができていないのにいきなり殴りかかるボクシングみたいなもの。それで相手を殴り倒しても、チャンピオンだとは誰も認めてくれない。
補足
石原はダメだったとしても、多くの中国に戦力を割いていたのは事実です
お礼
しかも、前線基地は補給基地でもある 前線基地の補給機能を破壊すれば、なかなか太平洋なんて横断できるもんじゃない
補足
アメリカ海軍の駆逐艦は勇敢に日本艦隊に近づき魚雷を打ちまくっています しかし、日本の駆逐艦は射程の長い魚雷があるといって遠くから撃ちました まあ当然アメリカの魚雷は当たり、日本の魚雷は当たらなかったw