• ベストアンサー

「~にくい」と「~がたい」の違い

「~にくい」と「~がたい」は共に動詞の連用形に付いて、「言いにくい」「言いがたい」「理解しにくい」「理解しがたい」のように、派生語を作ることが出来ます。そして、表す意味もかなり近いようです。一方、「分かりにくい」は言いますが、「わかりがたい」はどうも落ち着かないような気がします。「~がたい」のほうが堅いと言うことは知っていますけど。両者の違いを、分かりやすく説明していただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • nwsaburoo
  • ベストアンサー率65% (15/23)
回答No.2

こんにちは。 日本語教師です。昔書いたものから。 [V-にくい] 「V-やすい」の反対の意味を表します。 [1]人の意志的な動作で  ある物・人が「~するのは難しい、大変だ」という性質を持っているという意味です。  他動詞の「Nを」が「Nが」となる例が多くあります。その他に、道具の「Nで」、  場所の「Nに」なども、「Nが」になります。  「その人にとっては」という場合、「(人)に」で表します。  否定的評価で、「そういう性質を持っていることは良くない」という話し手の評価 があります。      この本は小学生には読みにくい。(人ガ本ヲ読む→本ガ人ニ読みにくい)      この早口言葉はそんなに言いにくくない。      別れの言葉は書きにくかった。      あの先生の説明はわかりにくい。      この靴はどうも歩きにくいです。(その靴デ歩く)      右利き用のはさみは、左利きの人には切りにくい。(はさみデ切る)      東京はすっかり住みにくくなってしまった。(東京ニ住む)      その温泉はずいぶん行きにくい所にあった。(所ニ行く)      この問題はあの人には相談しにくい。      あの先生はどうも相談に行きにくい。      なんだかやりにくいなあ。  [2]非意志的な動詞で  「かんたんにはそうならない、そうなることがあまりない、という性質を持って いることを表します。それが良いことか困ったことかは、文脈によります。      体が丈夫で、病気になりにくい。      この絵の具は変色しにくい。      私は、風邪を引きにくい体質です。      この服は汚れが落ちにくいね。      地震の後は電話がつながりにくくなります。      この辞書は厚すぎて、カバンに入りにくい。      燃えにくい物を入れないでください。      消防士は燃えにくい服を着る。      倒れにくい建物   腐りにくい食べ物   割れにくいガラス      とれにくい汚れ   混ざりにくい絵の具   流れにくいトイレ      折れにくい枝(木に登るのにはいい/たきぎにするには不適当) [V-がたい]  「かたい」は「-やすい」の「易」の反対の「難い」です。音変化を 起こして「-がたい」となっています。そうすることが困難であり、ほとんど できないことを表します。精神的なことに関する動詞が多いです。硬い文体で 使われます。過去にはなりますが、否定の形「×V-がたくない」はありません。      台風の進路予想は、何とも言いがたい。       現状のままでは、この地域は発展しがたい。      天才の頭脳の働きは、凡人には想像しがたい。      彼の行為は許し難かった。 この他に次のような動詞とよく使われます。名詞修飾の形で例を出します。      忘れがたい(思い出)  信じがたい(話)  得がたい(人物)      近寄りがたい(人) 動かしがたい(証拠) 耐えがたい(苦しみ) saburoo

その他の回答 (1)

回答No.1

~にくい 客観的に見て説明にするのに複雑な事。 ~がたい 自分自身が納得できない様子。

関連するQ&A

  • 「~し」と「~して」の違い。

    「~し、」と「~して、」の違いを教えて下さい。 外国の友達から次のような内容のメールをもらいました。 「去年から家庭教師を雇って、毎週日本語を勉強して、今年からあなたとメールのやり取りをしています。」 そこで、「去年から家庭教師を雇って毎週日本語を勉強し、今年からあなたとメールのやり取りを始めました。」と訂正してあげました。 (この文章も何だか変なのですが・・・) するとその友達から『「勉強して、・・・。」と「勉強し、・・・。」の違いを教えて欲しい」』と言われました。 私なりに考えてみた結果、 「~て、~て」では、同じような表現の繰り返しになってしまい、幼稚な 感じになってしまうので避けたほうが良い。 むしろ、「~て、~て」と繰り返すよりも「雇って、」の句点を取ったほうがスッキリする。 「勉強して、」と「勉強し、」を文法的に説明すると、 「勉強して、」; 動詞「勉強する」の連用形+「て」。 「勉強し、」 ; 動詞「勉強する」の連用中止形。 で、良いのでしょうか? 意味にはほとんど違いは無く、中止形の方が書きことば的だと思うのですが、どうなのでしょうか? 一生懸命日本語を勉強している人に(私よりも目上の方です)対して、 「幼稚な文です。」と言ったら気分を害されてしまうでしょうか? 長文になってしまい申し訳ありません。 ぜひ、ご意見をお聞かせください。宜しくお願いします。

  • 可能動詞

    五段語幹+「eる」、・一段語幹+「られる」の可能動詞は意志動詞にしかつかないですよね。 動詞の連用形+「~得る」の可能表現では無意思動詞からでも作れます。これは起こる可能性をあらわす、と辞書に載っていました。 それでは意思動詞についた場合、「eる」も「(連用)得る」も文体の違いだけでまったく同じ意味でしょうか。 「~し得る」の使い方もよくわかっていない気がします。少し説明していただけるとうれしいです。 よろしくお願いします。

  • 「昨日書いた日記」と「昨日書きました日記」はどう違うのか?

    日本語を勉強してる者です。 日本語文法についての質問です。 (1)「昨日書いた日記」を文法上で考えると (1)昨日+動詞「書く」の連用形「書い」+助動詞「た」の連体形「た」+体言「日記」   (2)「昨日書きました日記」を文法上で考えると (2)昨日+動詞「書く」の連用形「書き」+丁寧の助動詞「ます」の連用形「まし」+助動詞「た」の連体形「た」+体言「日記」 上記のように両者とも文法上は成立すると思うのですが 「昨日書いた日記」は自然な表現なのですが 「昨日書きました日記」は不自然な表現になってしまいます。 なぜ(2)の「昨日書きました日記」は不自然になるのか文法上の説明できる方お願いいたします。

  • 動詞の活用形についてと国語の質問

    動詞の活用形がまったく意味がわかりません。 どれが未然とかどれが連用とかどうやったら区別がつくのかを詳しく教えてください。 あと尊敬語と謙譲語の違いを教えてください。 よろしくお願いします

  • 「輝かして」と「輝かせて」の違いとは?

    「輝かして」と「輝かせて」という言葉の使い方には、文法的にどのような違いがあるのでしょうか? パーツとしては、動詞「輝かす」と助詞「て」になると思い、辞書で調べてみたのですが、大辞林の例文には「目を輝かして話を聞く」とあります。「輝かせて」という使い方は、文法的に間違いなのでしょうか? 「輝かせて」は分解すると、動詞「輝かす」+助動詞「せる」+助詞「て」になるのかなと考えてみたのですが、それですと「輝かす」と「せる」の使役の意味が重複するので、文法的に正しいのかどうか気になります。文法的に正しいと言えなくても、それはそれで現代語として一般的な言い方、という言葉も世の中にはありますが、「輝かせて」もその部類なのでしょうか? それとも、「輝かせて」はただ単に発音的に「輝かして」の慣用的な言い方であったりしますか? 日常生活ではどちらを使っても意味が通じるのであまり問題ないと思いますが、仕事等でなるべく正しい日本語で文書にしたいとき、用法の正確性を理解して使いたいので質問しました。 ご存知の方いらっしゃいましたら、ぜひ教えていただきたいです。よろしくお願いいたします。

  • スペイン語とポルトガル語 最も大きな違いや難しいと感じたことは何ですか

    スペイン語とポルトガル語についての質問です。 最近ポルトガル語(ブラジル)を始めました。 教材は日本語で書かれたものを使用していますが、もともとスペイン語を習っているので、 比較しながら学んでます。 こちらのカテでも両者の違いについての質問がありますが、 回答に書かれている内容は実際にやってみて理解できました。 文法も動詞の活用の仕方も今の段階ではかなり似ているように感じますので とてもすんなり入っていけました。 まだ入門レベルですので、両者は方言の違い程度にしか感じません。 そこで、スペイン語・ポルトガル語の学習を中級以上(一通りの文法と、多少の会話が出来る方)と思われる方、 実際にスペイン語・ポルトガル語を使っている方に質問ですが、 具体的に両者の最も大きな違いや最も難しいと感じたことは何か、 回答者さまが感じたこと・思ったことを教えていただけませんか。

  • 「パーセント」「パーセンタイル」の違い、を教えてー

    ・パーセント(percent、%) ・パーセンタイル(percentile) の違いが理解できません ・結局、同じことを意味するような気もするのですが、分かり易く言うと両者の違いは何になるのでしょうか?

  • 文法書を探しています。

    韓国語文法に対し全体を見渡せるような解説を探しています。 何冊かの文法書を読みました、例えば、これは動詞の連体形ですと書かれており、活用の仕方が書かれています。これでは他に何型があるのか分からないのです。 私の求めているのは、韓国語の動詞には、何型と何型と何型がありますと言う説明なのです。動詞に限らず、他の品詞、文章論についても同じことが言えます。 別の言語である日本語を例に出してもあまり意味はありませんが、日本語の文法書には、「口語の動詞には未然形、連用形、終止形、連体形、命令形があります。文語の動詞には已然形、連用形、-----」がありますと全体像が画かれているでしょう。 素人でも購買可能な本がありませんでしょうか。

  • 以下の日本古典文章の訳しかたを説明してください。

    以下の日本古典文章の訳しかたを説明してください。 『子というものなくてありなむ』 (子供というものはないほうがよい。) 「子というもの」は分かります。そのままですよね。 「なくて」→ク活用形容詞「なし」の連用形+接続助詞「て」 で間違いないですか? 「あり」→ラ変動詞「あり」の連用形ですよね? 「な」→確述の助動詞「ぬ」の未然形ですか・・・? 「む」→適当の助動詞「む」の終止形ですか・・・? また、「子というものは無い・・・良い」までは分かるのです。 「子というものはなくて・・・なむ」からの訳出として考えれば理解できます。 しかしどうして「無くてありなむ」が「無い方がよい」になるのですか? この場合の「あり」はどういう意味なのですか?

  • 接尾語の「去る」として存在しますか?

    日本語を学んでいます。 「去る」について、辞書に「(サ変動詞の連用形に付いて)すっかり…する。 「無視し―・る」」とあります。 「崩れ去る」は「すっかり崩れる」という意味ですか?そうなら、「サ変動詞の連用形に付いて」の話は間違いありますね。どう解釈しますか? 不自然な言い回しがあったら、それも指摘してください。